今年も写真展に出品

  例年通り今年も写真展に出品する為、今日作品を名古屋市中区役所まで車で運んだ。月曜日だから行きも帰りも道は渋滞気味で、しかも道路工事なんぞをやってたりするから、結局往復で2時間もかかってしまった。 この写真展はデジタル不可、フィルム作品のみOKで、デジタルが主流となっている国内では一寸珍しいかも知れない。今回の作品も昨年ハッセルブラッド503CWで撮影した中から選んだ。  出品した写真展の情報は以下の通りデス。 期 日1月31日~2月5日 会 場名古屋市民ギャラリー栄(名古屋市中区役所8F) 開催名第38回 公募/写真展 新美術ぐるっぺ・しゃどう展 お時間のある方は是非ご覧下さい。作品名は「渋峠」「冬に向かって」「雑魚川」の3点です。  帰宅する少し前に電話があり、今年も賞を戴けるらしい。ということは、これで4年連続?(驚)

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BOSE AW-1の部分修理(その5:完成)

(前回からの続き)  AW-1の液晶表示は上面にある。古い機種だけに、液晶を照らす照明などは一切無い。 「細いLEDを付けりゃ良いんじゃない?」と思いながら部品箱を漁ったら、良さそうな白色LEDが見つかった。 約2mAでの点灯時電圧を測ると2.9Vと一寸。 そんなに高い電圧じゃないし、2mA前後と少ない電流なので、基板の電源ラインに接続すればなんとかなりそう。  改めて液晶表示の基板を眺める。 配線を追ってみてGND(グランド)のラインは判ったが、肝心な電源ラインが読めない。そこで、基板から出ている配線コネクタを見ると、一応赤い線はあるにはあるが電源と言う訳ではなさそうだ。 その配線はカセット&ラジオの大きな基板に繋がるので、そちらのコネクタを見てみる。 丸で囲んだ部分がコネクタになるのだが、シルク印刷の文字を見ても電源に相当する部分は無い。  「じゃぁICの電源ピンから追えば良いかも」と思い、再度液晶表示基板のプリントパターン面を眺める。 NECコントローラIC・μPD1708Gのデータシートをネット上で探したら、電源電圧は5V、電源ピンは7番ピンと33番ピンで、33番ピンは内部で7番ピンに接続されていると判った。早速ピンの配線を見ると、どうやらICの下に配線が通っているらしくて7番ピンも33番ピンも配線が見当たらない。ICはグルーのようなもので固定されているので取り外すのは難しそうだ。  このグルーのようなものに切れ込みを入れて電源ピンに配線すれば電源として…

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BOSE AW-1の部分修理(その4)

(前回からの続き)  最後の基板に取り掛かる。筐体の底にあるネジ全てを取り外すと、基板を取り出せる。 電源トランスがあるので、かなり重い。ネジを外すと底板から基板が外せる。 大雑把に配線を追うと、中央は電源回路、右側は中高音域のパワーアンプ回路、左側は低音域のパワーアンプ回路となっているようだ。汎用オペアンプM5128ALは低音域用で使われているので、敢えて交換する必要は無さそう。  筐体側には低音部用スピーカが見える。右側の丸いカバーの部分にスピーカが入っている。 形状からしてスピーカ以外の部品は恐らく無いだろうし、どのようなセッティングでスピーカが調整されているのかは分からないので、わざと分解しないままにしておく。  なお、この低音部のスピーカを取り出してしまい、再び元通りに組み立てて「一応音は出た」などと言う表現で売られているものもあるらしいので、AW-1を購入する際には必ず確認する方が良さそうだ。  他の基板と同じように、この基板も音声信号経路上のコンデンサをオーディオグレードに交換する。 外したコンデンサのESR(Equivalent Series Resistance:等価直列抵抗)を測定したら、どういう訳か抵抗値の高い物が多い。 220μFのコンデンサ2個のみが1Ω前後、それ以外は全て5Ω以上だった。アンプ回路は負荷が高かったのだろうか。  これで一通りコンデンサとオペアンプの交換が終わった。  改めて今回交換した部品に…

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BOSE AW-1の部分修理(その3)

(前回からの続き)  さて、次は一番大きな基板に取り掛かる。 ネジを外して筐体から基板を取り出すと、AMラジオ用のバーアンテナなどが載っている部品面が見えてくる。 配線を傷めないように注意しながら基板を外す。 改めて基板の配線を軽く追って行くと、基板の左側はAMラジオ受信回路、真ん中はカセットテープ制御回路、右側はFMラジオ受信回路となっているようだ。  今回は一応音楽信号経路上のコンデンサは全てオーディオグレードに交換したけれど、我が家ではカセットテープを使う事は無いので、後になって「カセット関係の回路は交換しないという選択肢もあったなぁ」と思ったが、既に交換した物を戻すのも馬鹿馬鹿しいのでそのままにしておくことに。  部品を確認しながら30個以上交換したので3時間ほど掛かった。 # 作業が遅いってぇ話も大いにあるんですけどね、エエ...(^^;)。 交換後の基板は、こんな感じ。 丸で囲んだ部品を交換した。数が多いので面倒だが、同じ部品のオーディオ用に交換するだけなので難しくはない。  前回と同じように外した電解コンデンサのESR(Equivalent Series Resistance:等価直列抵抗)を測定したら、1μFは全て測定範囲外だった。自作の測定器は20Ωまでしか測定できないけれど、そもそも数Ωを大幅に超えてしまうのは異常だから、とっくに交換の時期を迎えていたようだ。  アンテナがだいぶ錆びているので、ついでに磨く。まず、可動…

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BOSE AW-1の部分修理(その2)

(前回からの続き)  修理依頼したAW-1を分解してみたら、なるほど信号ライン上の電解コンデンサーと音質を決めるICだけは全てオーディオ用に取り換えてある。「この程度なら、自分でも出来そうじゃん」と思い、とりあえず必要になりそうな部品を通販で取り寄せた。 いつもなら大須・アメ横へ買い出しに行くんだが、最近は欲しい部品の在庫が必ずしもあるとは限らないのと、有っても値段がやたらと高い物もあるので、「どうせ送料を払うのなら、今後必要な部品も一緒に」と考えた。だから、画像に写っている袋には、今回の作業には使わない物も結構含まれている。  また、何故かWIMAのコンデンサは大須では見かけないし、今後自作回路などで使う事もあるだろうから、やはりまとめて取り寄せた。  部品が集まったら、早速作業を始める。まず、部品点数の一番少ないトーンコントロールの基板を取り出し、ハンダを取り除いて金属カバーを外す。 部品面は部品数が少なくてスッキリしているが、裏面はチップ部品だらけ。 「63 7 29」という印刷は、恐らく「昭和63年7月29日製造」の意味だろう。  オーディオ信号の通る経路にあるコンデンサを片っ端から交換するが、チップ部品を接続した状態でハンダ付けされていたりするので、かなり気を遣う。 ICはハンダ付けする前に、念の為にピン全ての表裏をNeverDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。画像では左2本だけを磨いたところである。 右2本は表面が酸化して白くなっているのに対して、磨い…

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