KL250Rのリアキャリア取り付け

入手したKL250Rはリアキャリアが無いので何かと不便。そこで、ネットで探して取り寄せた。1980年代に生産されたバイクなので手に入るかどうか心配だったが、案外簡単に入手できた。 箱から取り出す。 紙一枚の説明書とボルト類が付属している。  KL250Rを引っ張り出す。 サイドスタンドの長さがやや長過ぎなので直立に近い状態になってしまい、反対側に倒してしまいそうで怖い。  まずテールバッグを外すとウィンカーの配線が見えてくる 。更にウィンカー左右・右側のグラブバー・左側のヘルメットホルダーも外す。 リアキャリアを仮止めして位置を細かく調整するのだが、左側ヘルメットホルダーの位置にある穴はボルトが通らない。 よく見ると、塗装の厚みで穴が小さくなっている。仕方ないので、リーマーで穴の位置だけ塗装を少し削った。 削り終わって付属してきたボルトを通して見ると、何とネジ山の長さが足りなくて穴とボルトの先端が面一になってしまう。慌ててホームセンターに行き、5mm長いボルトを調達してきた。 買って来たボルトなら、ネジ山が穴から出て来る。 これでヘルメットホルダーを取り付けられた。 後は各ボルト・ナットを締め付けてきちんと固定すれば作業は完了である。 ついでに、先日入手したGiviトップケースの取付用ベースも取り付けた。 なお、ストップランプの配線は色々と面倒(特に防水処理)なので、今回は見送った。  取り付け用ベースがテールバッグに覆い被さるような恰好になるので、工具などを入…

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液晶モニターディスプレイの簡単な修理

 子供がパソコンに接続して使っている液晶ディスプレイのスイッチが動かないという。三菱製のRDT234WX-E9という機種である。 付属のリモコンで操作できるから酷く困っている訳ではないそうだが、何かの拍子に不便を感じるそう。 随分前にリサイクルショップで購入したので、既に保証期間は過ぎている。「どうせ中古なんだから分解してみるか。」  ディスプレイ裏側にネジが見えている。 ネジを全て外し、樹脂製のツメを折らないよう慎重に筐体を外す。 下側の左右にある黒い棒状の物はスピーカーだ。 とても小さくて、音質云々という以前のレベルの物。せめて背面をバックロードホーンにすれば多少マシな音になると思うが、そうなると全体が大型化してしまうので、実際には難しいだろうなぁ。 スイッチ部にある金属板を外すと基板が見えて来た。 部品面を見ると、タクトスイッチが並んでいる。 ハンダを緩めて取り外す。 汎用品なので交換できるが生憎手持ちの部品が無いので、ジュエリースケール修理の時と同様スイッチを分解して修理する。  蓋の金属板を固定している樹脂の留め具を切り取る。 中身が飛び出さないように注意しながら金属板を外す。 押しボタンを取り除くと金属の接点が見える。 丸い接点を取り出せば分解は完了である。 小さな部品ばかりで一寸した風でも飛んでってしまうので、散らばってしまわないように注意が必要だ。  スイッチ本体側の接点を見ると、少し錆びているように見える。 NeverDull(ネバーダル…

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NEC退職者懇談会・開催が遅れた夏の部

 この懇談会は年4回開催することにしているけれど、言い出しぺの拙者自身が身動きが取れない状態が続いて開催できず、前回から5ヶ月近く経った23日(土)にやっとこさ開催に漕ぎ着けた。暦上では秋に入ってしまったけれど、会としてはまだ「夏」としての開催である。(汗)  ジュリエッタに乗り込んで自宅を10時半過ぎに出発、JR尾張一宮駅よりもやや西にある道で市街地を抜ける。前回は名鉄尾西線の踏切で大渋滞だったから、敢えて別の踏切を選んだのである。お陰ですんなりと踏切を走り抜け、西尾張中央道(県道14)へと進む。  ところが、西尾張中央道は老人マークを付けた車が異様に多く、しかもやたらと遅い。タイミングを狙って抜いて「やれやれ」と思ったら、また前方に異様に遅い老人カーが居るという有様、時間が掛かる割にはちっとも前に進まない。交通量はやや多めだが、今までこんなに遅い巡航速度を長時間強いられた記憶は無い。休日の土曜日で老人が一斉に車に乗って出て来たのだろうか???  集合場所は前回と全く同じ近鉄富吉駅北口、集合時刻の12時10分前としたが、時間が掛かり過ぎて遅刻しそう。「言い出しっぺが遅刻はマズイ」と思いながら先を急いでいたら、運転中にケータイが鳴った。ケータイはウエストバッグに入っていて直ぐには取り出せないから走りながら電話に出る訳には行かず、 偶然通りかかったコンビニの駐車場に車を停めて電話に出た。  電話の主は三河のT氏で「JRの駅に行ったら運転停止中でいつ再開するか分からない状態だったんで、…

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beyerdynamicとSENNHEISERのヘッドフォン修理

 このところ修理ばかりが続いているけれど、今回も修理である。(汗)  子供が使っているbeyerdynamicのDT770Mは「ボリウムのガリが酷くて右側の音が出なかったりする」と言う。 ヘッドフォンで使っている機器はどれもヘッドフォン用ボリウムが付いているからDT770Mのボリウムは滅多に使わないそう。 「ガリが出る位なら取り払ったら?」とも言うので、まずは分解してみることに。  まず、イヤーパッドを取り外す。 ドライバーには保護用らしき薄いスポンジシートがあり、それも外すとドライバーが見えて来る。 ドライバー本体を取り出すと配線が見える。 ボリウムの部分を分解したら小さなスライド式だった。 ボリウムを収めていた樹脂カバーは接着されていたようで分解時にツメが折れてしまったが、まぁ仕方がないな。 ボリウムを外し、配線カバーを切り開いて内部の線を出す。 ドライバーへの配線には、途中にすっぽ抜け防止らしき真鍮製の金具が入っている。 ドライバーから線を外す前に、どの線が何処に繋がっているのかを記録しておく。 止め金具はガッチリ固定されているが、手元に合いそうな部品が無い。これを取り外して流用する。 随分と苦労したが、マイナスドライバーと金槌でなんとか外せた。 だいぶ変形して一ヶ所割れてしまったが、再利用できるように形を整える。 ヘッドフォン本体に線を通してから止め金具を入れてカシメる。 線の色を間違えないようにハンダ付けし直す。 あとは元通り組み立てれば完成である。…

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TAPCOオーディオインターフェースの簡単な修理

 子供がタワー型PCに接続して使っているTAPCOのオーディオインターフェース「link.usb」の調子が悪いという。 普段はPCでリッピングした曲のデータをオーディオインターフェースでアナログ変換してスタジオモニターで鳴らしているけれど、時々ヘッドフォンで使うとボリウムのガリが酷いんだそうな。10年ほど前の製品だから、まぁ仕方あるまいな。 # この手の機材にはありがちな話ですねぇ。 まずは全体を見回す。フロントパネルにツマミが集中していて、ジャック類はリアパネルにまとめられている。 底面は本体を支えるバーがあるだけだ。 筐体を固定するようなネジが見当たらないので、どこかに潜んでいる筈。試しに、側面のラバーを剥がしてみる。 案の定ネジが隠れていた。 ネジを外すと筐体が二つに分かれる。 基板上の目立つICを調べてみた。「TAS1020B」はTIのUSB Streaming Controllerである。 USB関係をまとめて一括制御するチップだね。3.3Vの低電圧仕様になっている。  「AK4528VF」は旭化成の24Bit96kHz Audio CODECである。 ADコンバータとDAコンバータがワンチップになったもので、電源は通常の5V仕様だ。  「TLC2272AC」はTIのCMOSオペアンプである。 このチップも5Vから動作する。  「LMC555」はTIのタイマー用ICである。 定番555のCMOS版で、電源は1.5V以上であれば動くようだ。  「LM26…

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