ロッソコルサ新年会(その1:岡谷高架橋と御神渡り)

 24日(土)にテスタロッサを購入したお店「ロッソコルサ」の新年会が行われた。会場はいつもの昭和軒である。スタートは18時だ。  時間はあるから急ぐ必要は無いのだけれど、久し振りにフィルムで撮影したいので、撮影時間を確保する為に午前中に自宅を出発した。今回は中判フィルムカメラを2機種持って行く。 一つは昔から使っているRolleiflex2.8F、もう一つは富士GF670である。  自宅を8時過ぎに出発、県道183・県道461(尾張パークウェイ)・県道49と進んで小牧東ICから中央道に入る。まだ午前中だけど、交通量はかなり多い。トラックなどの業務用車は少ないが乗用車やワンボックスの数がとても多い。土曜日だからだろうか。中津川ICまでは交通量が全く減らず、遅い車を抜くのにも少々梃子摺るほどだった。途中でトイレに行きたくなって、屏風山PAに入る。 10分ほど休憩してから再び走り出す。  交通量が多いので思うようには進まないのだけれど、無理して先を急ぐほどでもないので流れに沿って進む。途中、高森バス停で覆面パトの黒いクラウンに捕まった軽自動車を見かけた。合掌。(-A-)  覆面パトに気を付けながら進み、伊那ICで降りてニシザワ双葉食彩館に寄る。 いつものむぎころがし・高遠まんじゅうの他に、今回は初めて見たそば饅頭も買った。 12時になったので車の中で昼食、自宅から持って来たパンを食べる。 夜タップリ食べるので、昼は軽くしておく。  食べ終わったら走り出す。早速撮影の目的地…

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テスタロッサの思ひ出

 昨年10月、オーバーヒートを起こして松原高原で動かせなくなったテスタロッサは、自力で動けず搬送車で整備工場へ持ち込んだ。 調べて貰ったら、単純なオーバーヒートに留まらず、ヘッド部が熱で歪んでしまっている上に、クーラントに冷却水が大量に混じってしまっている状態と判った。  エンジンを分解してみないと正確な原因は判らないけれど、調べた結果から「多分、エンジン製造時にどこかに小さな鋳巣(巣)が元々あって、長年の使用でエンジン全体が熱くなったり覚めたりを繰り返したことで鋳巣が徐々に亀裂になって行き、それが冷却系統に届いてクーラント(冷却水)がエンジンオイルに交じり出して一気に症状が進み、クーラント漏れで冷却不足になってエンジンヘッドが歪んでしまった」らしい。  通常なら修理を考えるのだが、今回はそう簡単には行かなかった。部品が無いのである。  1986年から3年間生産された中期型なのだが、製造から既に30年以上経ってるから部品在庫は当然無いけれど、フェラーリのクラシケ部門に頼めば部品を再生産してくれるという。だから、部品は手に入れようと思えば入る事は入る。しかしながら費用が問題で、たかがエンジンヘッド1つでも費用は1千万前後になりそうだという。  新車時の状態までフルレストアするのならともかく、修理に莫大な費用を掛けるのは...少なくとも拙者にとっては...現実的ではない。  次に考えるのは「中古部品の流用」だ。しかし、この年代のフェラーリは正式なマイナーチェンジの発表は無くても生産年に…

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サルフェーションの除去回路とナノパルサー

 どの車両にもナノパルサーPG-12Sを取り付けて使って来たけれど、ナノパルサーは既に生産を終了したみたいで入手出来ず、数が足りないのでKL250RとTLR200にはまだ取り付けていない。  実は一年半ほど前、ネット上に出ているサルフェーション除去回路を参考に、手元にある中古部品を使ってブレッドボード上に回路を組んでテストした事がある。オシロスコープで見ると、波形はこんな感じ。 200kHzで3Vほどのパルスを繰り返し発生させている。動作が確認できたので、ユニバーサル基板に組んだ。 ところが、何故かウンともスンとも言わない。(滝汗)色々調べてみたら、どうやら中古のFETが壊れているらしいと判った。このFETは、回路で組んで、使わなくなると取り外して、というのを何度も繰り返していたから、壊れたとしても無理も無い。  「そういえば、本家のナノパルサーってどうなんだろう?」気になって早速車から外してきた。 12Vを超える電源は自宅には無くて18Vソーラーパネルを使った為、ナノパルサーに流れる電流は10mAほどしかない。だから、実際の動作波形とは違うかも知れないけれど、目安にはなる筈。 10kHzの一寸歪な方形波になっている。サルフェーション除去は10kHzから20kHz辺りが一番効果があるらしいから、この波形は十分理にかなっている。  以前乗っていたA170はナノパルサーを取り付けて10年近く乗ったけれど、9年目までバッテリーは全く問題無かった。流石に9年目を過ぎた辺りでエンジ…

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百均の掛け時計

 過ごす時間が一番長い居間には、以前修理した振り子時計がある。 しかし、拙者が普段座る位置だと時計が背中側なので、時刻を見るのには毎回振り返って見上げねばならない。時計は高い位置に掛けてあるので、首をひねって更に見上げると首の側面が少々痛い。「何とかならんかな」と思いながらもそのまま過ごしていた。  先日、百円ショップへ足を運んだら「掛け時計カジュアル」があったので、「これ、使えるかも!?」と思い購入した。 入っていた箱の裏に説明書代わりの記述がある。 しかし、電池がどれ位持つのか、精度はどれ位か等の性能に関する記述は一切無い。 本体裏側に単三電池を入れる場所がある。 自宅にはガスコンロで使えなくなった単一電池がまだ沢山あるので、単一電池が使えるようにする。ストックしてある単一用電池ボックスは2本直列用なので、配線材をハンダ付けして1本で使えるようにする。 電池ボックスをグルーガンで本体に固定する。 見た目は悪いけれど、自宅内で使う物だから問題は無い。 早速居間の柱に掛けてみた。 電池ボックスが黒いせいか、あまり気にならない。自分が座る位置から見ると、こんな感じ。 だいぶ斜めになってしまうけれど、一応時間は分かる。  数日様子を見たけれど、時間が大きく狂うことは無い。数年前までの百円ショップの時計は半日で数時間狂ったりして、とてもじゃないけど使えた物ではなかったが、今売られている物はそこそこの精度がありそう。  これで首の痛いのを我慢しながら見上げる必要は無く…

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グレコのフルアコL-100Nの弦交換とメンテナンス

 先日、数か月振りに「フルアコを触るか」とL-100Nをケースから取り出したら、弦が錆び始めていた。(汗) そう言えば、最近弦を交換した記憶が無い...と思ったら、このブログで弦交換の作業を取り上げていた。丸々3年間も張りっ放しだったのねぇ。(滝汗)早速弦の交換に取り掛かる。  まずフィンガーボード(指板)を見ると、フレットが部分的に錆び始めているような状態になっている。 前回弾いた時には気が付かなかったから、ここ数ヶ月で一気に進行したのかも知れない。  全てのフレットを液体コンパウンドで磨くのだが、これが結構な手間なのだ。画像の右2本が磨く前、左2本が磨いた後である。 フレットが輝くだけでも見た目は随分と良くなる。  以前から気になっていたペグ(マシンヘッド・糸巻き)のツマミの部分的な汚れは、よく見ると金色の塗装が劣化した物のようだ。 チューニングで頻繁に手で触る部分だから周辺部だけが残っている。マイナスドライバーで軽くこそげ落とした後にNeverDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。 側面も同じ様に劣化している。 こちらも同様に磨く。 小さな部分だけれど、手入れすると見た感じもかなり変わる。画像左が作業前、右が作業後だ。 ペグの頭もやはり塗装が劣化してかなり剥げている。 こちらも磨く。 これでヘッドも一寸奇麗になった。  フルアコのブリッジは固定されておらず、うっかり落としてしまうとオクターヴ・チューニングが厄介になる。予め粘着の弱いテープで軽く留めて…

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