ソーラー式LEDイルミネーションライトの修理(その1)

 10ヶ月ほど前に2つ購入して使っていたKEYNICEのソーラーLEDイルミネーションライトは、1つが晩夏の台風の後に点灯しなくなってしまった。 KEYNICE ソーラー イルミネーションライト ソーラーライト 屋外 ハロウィン装飾 ガーデンライト 200LED 全長20M 電球間隔10cm クリスマス 学園祭 LED飾りライト 8パターン点灯モード IP65防水 ウオームホワイト出版社/メーカー: KEYNICEメディア: 【期間限定】KEYNICE ソーラー イルミネーションライト ハロウィン装飾 ソーラーライト 屋外 200LED 全長20M ストリングライト 電球間隔10cm クリスマス 学園祭 LED飾りライト 8パターン点灯モード IP65防水 ウオームホワイトショップ: MOONSHOT 楽天市場店価格: 1,999 円 「中の充電池が駄目になった?でも、それにしては一寸劣化が早過ぎるよなぁ?」とりあえず分解して調べることに。  本体とLEDケーブルは一体型で屋外の天井に設置してあるため、そのままでは調べる事が出来ない。仕方なく配線を本体近くの位置で切断し、110型ギボシを付けて接続できるようにした。  本体は裏側にネジが見えている。 ネジ4本を外せば簡単に蓋が外れる。 中に入っている電池は単三型のニッケル水素電池で、容量は1200mAh。同サイズのエネループは1900mAhだから、容量はかなり控え目である。 外観に問題はないので、試しに充電して…

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コルグM50の簡単なオーバーホール(その1)

 数年前に中古で仕入れて来たKorgのシンセサイザーM50は子供に言わせると「高音部が劣化して丸くなっている。」 実際に聞いてみると、確かに高音成分が物足りなくて、なんとなくモコモコとした感じ。また、ボタンの反応がどれも悪くなっている、とも。  この個体は裏側に凹みや擦り傷があちこちにあり、結構酷使されていたと思われる。製造から10年しか経過していないが、音声信号経路にある電解コンデンサはそれなりに劣化している筈。部品を調べて取り寄せ、修理に取り掛かる。  裏のネジ全てを外して裏蓋を外すと基板が見えてくる。 アナログ回路は出力ジャックのある部分に集中している。 古い電解コンデンサを外しにかかるが、普段使っている20Wの半田コテではどこのハンダも溶けない。アースの銅箔パターンが広いから熱容量が大きいというだけでは無さそう。ひょっとしたら鉛フリーのハンダを使っているのかも知れない。  溶けないでは作業できないので、滅多に使わない60Wのコテ(左側の赤い方)を出してきた。 60Wだと流石に溶けたけれど、それでも一寸時間がかかる。  オーディオ用(金色)は汎用(黒)よりも体積が一回り大きい。 狭い場所に沢山詰め込むのには苦労する。 高さが高くなると、あちこちに閊えて蓋が閉まらなくなったりする場合もある。 幸い、今回はギリギリ収まる高さだった。  一通り交換したら、アナログ回路の作業はお終いである。 アナログ回路から線が伸びている先を追うと、電圧変換回路らしき基板があった。…

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跳ね上げ式オーバーサングラスの簡単な修理

 2年半ほど前に購入して使い続けている跳ね上げ式のオーバーサングラスは、摩耗が進んだのか跳ね上げても落ちて来るようになった。 跳ね上げても、直ぐにこの状態になってしまうのである。  非常に使い難いので、分解して見ることに。  ネジ2本を抜くとサングラスの部分が外れる。 サングラスを支える部分は嵌め合いになっていて、指先で引っ張ったら外せた。 角を見ると、落ちないように支えている小さな突起が摩耗し、支え切れなくなったようだ。 白くなっているのは、擦れて粉になった樹脂がくっついている為だ。 反対側の角を見ると、元々から突起は無かったようだ。 突起を高くすれば良いので、プラリペアを両側に盛った。 そのままでは突起が高過ぎて跳ね上げられないので、カッターナイフでほんの少しずつ削って形を整える。 削り過ぎると初めからやり直しになるので、慎重に作業する。 元通りに組み立てて跳ね上げて見る。 本来の位置で止まるようになった。これで完成だ。  今まで使ってみた経験から、プラリペアはそこそこの強度があるとは思う。しかし、摩擦を伴う場所ではどの程度耐えられるのかは判らない。しばらく使ってみて様子を見よう。 HIIRAGI(ヒイラギ) 跳ね上げ式 オーバーサングラス 偏光 レンズ 収納ケースセット出版社/メーカー: トレードンメディア: その他

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来年用の手帳は

 毎年この時期、B6サイズで来年用の手帳を買っている。 就職して以来同じサイズ・同じ内容の手帳を買い続けている。  新卒でNECに就職した時、生命保険会社のセールスレディーが休憩時間中に配っていた手帳がこのサイズだった。  会社から支給された手帳は掌サイズで、背広の内ポケットに入るから持ち運びには便利だが、客先でのメモや一時間単位の作業スケジュールなどは小さ過ぎて殆ど書き込めない。だから、会社支給の手帳は大まかなスケジュールとか休暇の予定などを、B6サイズの手帳には仕事の細かな内容や客と打ち合わせた合意項目などを書き込んでいた。  法律上の任期制約で市役所を退職して以後、特定の組織に属したことは無い。だから、会議・打ち合わせや出張なども無くなって書き込む内容も無いのだが、その代わり小遣い帳のように日々使ったお金や、「ジュリエッタ:オイル交換」「バイク:ウインカーステー修理」など、一寸した記録などを書き込むようになった。だから掌サイズの小さな手帳では不足なのである。  今まで使ってきた手帳の中身は、月間スケジュールは縦に日付が並んでいるタイプ。 本体は一週間が左側に縦に並び、右側がメモ欄となっている。 ちなみに、数年前から、どの手帳も月間スケジュールがブロックタイプになってしまい、罫線タイプの選択肢が殆ど無くなってきていて、残念に感じている。ブロックタイプだと書き込める量が少なくて物足りないのである。  本屋に出向いて来年用の手帳を探していて、黒や濃い赤ばかりの中で変…

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ローランドD-20の簡単なオーバーホール

 随分前の記事でも少し触れたけれど、子供が使っているローランドのLA音源搭載シンセサイザーD-20は「高音が抜けないし、低音もモコモコする」と言う。 この機種は1988年発売で30年経過しており、電解コンデンサーはかなり劣化している筈なので交換が必要だ。随分と時間が経ってしまったけれど、部品が揃ったので作業を始める。  ネジを外して裏蓋を外すと、内部の基板が見えてくる。 左が出力用アナログ回路の乗っている基板、右に電源回路の基板がある。  出力用アナログ回路は基板の右下だけで、他は全てデジタル回路。中央にはMPUらしきICも見える。 音源や各種制御は全てこの基板上に実装されているようだ。アナログ回路に使われている電解コンデンサは当時の汎用品だ。 今回用意したのは全てオーディオ用。いつも部品を仕入れている名古屋・アメ横ではなかなか売られていないので、今回も通販に頼った。 古い両面基板なので、半田ゴテを当て過ぎるとランド(銅箔の配線)が剥がれてしまう。だから手早く交換しなければならず、作業中は緊張した。 全て交換した後に高倍率ルーペでチェックすると、一か所だけランドが無くなっている!ではないか。 # びっくりこいたんで、画像を取り忘れてます。(汗) 部分的に剥がれているので、何らかの原因でランド保護の為に覆っているソルダーレジスト層に傷が入り、そこから酸化して半田ゴテの加熱で剥がれたらしい。しかも、チップトランジスタの足も一緒に取れてしまっていた。ひょっとしたら、トランジスタの…

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