RADOの簡単な分解清掃

 現在のメインとして使っている手巻き式のRADO(ラドー)・Shambord(シャンポール)は、入手した時から内面の曇りが気になっていた。 更に、SLK200のオイル交換に行った時にもこの時計で行ったのだけれど、朝寒くてコートを着たまま乗っていたせいか、途中で休憩した時に時計を見たら内側が真っ白に曇ってしまっていた。しかも、それまでは1日数秒程度の割合で進んでいたのが、その翌日から一日10秒以上遅れるようになってしまった。(汗)  「ははーん、こりゃ内部に入った水蒸気が抵抗になっちゃってるな」と思い、こじあけ(画僧左にある工具の名前だよん)で裏蓋を開け、天気の良い日に丸一日室内で乾燥させた。 よく見ると、ムーブメントは単に入れてあるだけで何処にも固定されていないし、リューズを抜かなくてもムーブメント事外せるではないか。「じゃぁ」と、時計本体をひっくり返してムーブメントを取り出す。 ダイアル(文字盤)や針と共に分離出来た。ダイヤルにはあちこち傷があり、周囲も塗装が部分的に痛んでいるけれど、古い割には傷みは少ない。  本体前面のガラスの内側は、肉眼で見ると少し曇っている程度。 見る限りでは大した事ないと思うレベルだけれど、外側から見るとこれでもかなり曇っているように見える。メガネ拭きで拭いたら奇麗になった。 側面を見ると、リューズが当たる部分が黒ずんでいる。 NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で軽く磨いたら奇麗になったが、画像では違いが殆ど判らない。(汗) ムーブメントを慎…

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遅いけど庭木の剪定

 我が家の敷地の南側に、ウナギの寝床のような東西に細長い庭がある。亡き父が教員時代の知り合いだった農業高校の校長に頼んで庭を設計して貰ったのだが、庭の面積に対して木の数がやたらと多い。  庭を造成した直後の状態で完成するように設計してあったらしく、25年以上経って木が大きくなってくると枝同士がぶつかってしまって収拾がつかない。だから、ここ数年は強く剪定して、これ以上大きくならないようにしている。  例年木々の葉が落ちた11月中旬の天気の良い日に一気に庭木を剪定し、手のかかる松2本だけ高齢な庭師さんにお願いしていた。  ところが、その庭師さんは秋から入院してしまい、他の庭師さんも高齢で次々と廃業してしまったので、今年からは松も自分で選定する事になった。  今年は11月末に松の剪定から取り掛かった。初めての剪定で慣れない事もあって、毎日数時間ずつ作業しても、松1本に一週間ほどかかってしまった。お陰で庭木の剪定が全て後ろにずれこんでしまい、例年よりも時間が掛かってしまったのだけれど、気温が高い状態が続いた為、枝垂槐(シダレエンジュ)だけは葉が落ちないままだった。  枝垂槐の両側には木が迫っているので、葉が落ちないと何がどうなっているのかさっぱりわからない。  ネットで調べてみたら、枝垂槐は芽吹き前の2月から3月に剪定するのが良いらしい。しかし、例年初冬に剪定しているけれど気の大きさは年を追う毎に大きくなっているし、今まで問題が起きた事も無い。先週から徐々に葉が落ち始めて枝が見える…

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安定化電源の修理(その1)

 子供が我が家にまた変な物(?)を持ち込んで来た。メトロニクスのデュアルトラッキング直流定電圧電源SPEC 6455Aである。 岩通のオシロと同じ様に、学校の廃棄物置き場に置いてあった物だそう。「そこそこ奇麗だから直せるかと思って拾ってきた」と。見た目からして恐らく昭和の時代の製品だろう。とりあえず、筐体の中を確認する事に。  本体側面に10円玉がちょうど入りそうなマイナスの口が2個あり、そこにコインを突っ込んで回したら側面が簡単に外せた。 メンテナンス前提で設計されている事が分かる。反対側の側面も同じで、簡単に外せた。 内部を詳細に見たけれど、肉眼では問題になりそうな部分は見つからなかった。  固定されているブロックコンデンサは容量の刻印が見えないので、外して確認する。 思いのほか容量は少ない。  制御回路らしき基板は、コネクタに差し込むような形になっている。 これも修理前提の設計だからこそ、である。  この基板も、肉眼では不具合を起こしていそうな部分は見つからない。使われているトランジスタの中に2SC1815があるから、昭和50年から60年辺りの製品であろう事が推測できる。  使用頻度によって大きく変わってくるし、電解コンデンサは頭が膨らんだりはしていないけれど、製造時期からすると全部交換する方が良さそうだ。  真空管やブラウン管を使う回路と違って動作電圧は高くないが、電力を扱う回路も気が抜けないので、何もわからない状態なのにうっかりテスターで触ったりするのは…

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またまたSLK200のオイル交換

 昨年11月に替えたけれど、交換時期を少し過ぎてしまったので、ロッソコルサ(伊那市)に20日オイル交換へ急遽行く事に。(汗)  20日6時半過ぎに自宅を出発する。明るくなり始めているけれど、それでもまだ暗い。 県道183は既に朝の出勤ラッシュが始まっていて交通量が多く、いつも以上に時間が掛かてしまう。  県道64から国道41に入ると、こちらも交通量がとても多い。トラックと乗用車が半々だ。  県道349・県道84・国道21からゴルフ場の間を抜ける道へ進もうと思ったが、その方向は工業団地が複数あって通勤らしき車が大量にそっち方向へ曲がっていくので、あえて国道21をそのまま進む。すると、案の定ガラガラ。土岐市街に入ると交通量が一気に増加、県道69を走っていたらトイレに行きたくなったので、久し振りに陶史の森の脇を掠めて道の駅土岐美濃焼街道どんぶり会館に入る。 朝早い為か、トイレを利用する人以外はおらず、駐車スペースに車が入って来ても直ぐに出て行ってしまう。用を済ませたら直ぐに走り出す。  県道66・県道20・県道33・国道363と進んでも交通量は多いまま。月曜は何処へ行っても混雑するんだなー。お陰でいつもよりかなり時間が掛かったが、国道257へと進むと流石に交通量が減って行く。山間部へと進む道だから当然か。  国道153に入ってしばらくしたら再びトイレに行きたくなり、道の駅信州平谷に入る。 温泉施設側に車は殆ど居ない。 斜面に少し雪が残っている。 今年は冷え込まないからか、降っても…

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キッチンタイマーの修理

 夕食の少し前、突然台所から「ピーピーピー」という音が鳴り響く。「え?火災報知器...にしては音が違うし小さいよなぁ?」台所に行って音源を探したら、何とキッチンタイマーだった。(笑) オーム電機製の古いタイマーで、CR2032ボタン電池を使うタイプである。妻曰く「そういえば、それって最近調子が悪いのよ」と。  早速分解する。裏側にあるネジ4本を外すと、こんな感じ。 基板を固定しているネジを外すと、バラバラになる。 基板の表側は、導電ゴムが接触するスイッチ部分が酸化して変色している。 NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で接点全てを奇麗に磨く。  しかし、何故突然鳴ったのか?...原因は導電ゴム側にあった。一部が劣化して形が崩れ、少し伸びたような状態になっていた。1mm弱の歪みなので画像では分らないと思うけれど、左下のゴムはかなり変形している。 どのボタンもゴム表面が酸化して凸凹になっているので、歪みが大きい部分はカッターナイフで薄く切り取り、更にNevrDullで表面を磨く。後は元通りに組み立て、新しい電池を入れれば作業は完了である。  人気の無い部屋から突然音が鳴るというのは結構ビックリする。夕方で少し明るい時間だったから良かったけれど、これが夜だったら...かなり怖かっただろうなーって。(^^;)

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