懐かしのラジカセ:日立パディスコTRK-8280

 自分の部屋で作業している時などはFMラジオを掛けている事が多かったが、随分前にラジオが壊れて使えなくなった。勿論分解して直そうとしたのだけれど、大半の回路が収まっているICが駄目になっていて、しかもとっくに廃番で入手できず、修理不能だった。以後、今に至るまでラジオの類は無い状態になっている。  半年ほど前、たまたまネット上で見かけた画像にラジカセが写っていた。高校時代に親に買って貰い、10年ほど前に完全に壊れてしまうまで使い続けていた機種、日立パディスコのTRK-8180だ。「あぁー...これ、永い事使っていたんだよなー。懐かしいなぁ。」その時は特に何も考えなかった。 PERDISCO(パディスコ): 「パーソナル・ディスク・コンサート」というキーワードを元に日立で考えられた造語だそうな。  数か月後、ネット上で検索していたら懐かしいラジカセがたまたま引っかかってきた。ソニーのCFS-99だ。当時、ラジカセの中でもトップクラスの高価格、皆あこがれの機種だったんだよなー。  「当時のラジカセって、今でも手に入るんかな?」ネットを一寸漁ってみたら、色んな機種がオークションや中古ショップに出ているではないか。ただ、オーバーホール済みだと当時の新品の価格とほぼ同じだし、ジャンクでも人気のあった機種は数万の値札が付いている。「うわぁ!そんなに高いんだぁ。でも...やっぱ欲しい。」(笑)  ネット上を漁る事一ヶ月以上、「おぉ!これは!!」と思い、オークションで無事落札!(嬉)数日後、我が家に無事…

続きを読む

ペンタックス・デジタルスポットメーターの修理

 普段メインで使っている露出計はミノルタのフラッシュメーターⅥである。 後継機はケンコーから「KFM-2200」が発売されている。 Kenko フラッシュメーター KFM-2200 入射式/反射式露出計 KFM-2200出版社/メーカー: ケンコー(Kenko)発売日: 2013/04/26メディア: Camera ケンコー・トキナー KenkoTokina フラッシュメーター KFM-2200[KFM2200]ショップ: 楽天ビック(ビックカメラ×楽天)価格: 54,850 円 この機種を使い続ける理由は以前の記事で触れた通り。  だが、普段はスポット測光しか使わないし、撮影時は帽子を被っている為、「やっぱり一寸使い難いんだよねー。」でも、以前使っていたペンタックス・デジタルスポットメーターは、何をやっても変な値を出すようになってしまい、手放してしまった。 # 今から思えば、自分で直せば良かったんだよなーって。(汗) 「ウーム...もう一度ペンタックスを探すか。」  ところが、ネットで探し回ってみて唖然!「オワッ...嘘だろ?」  以前中古を手に入れた時は1万5千円程度だったのに、オークションでは美品だと4万から5万位。ここ5年程で倍以上のお値段になってしまっている。幾ら何でも、この金額では手を出せない。  「うーん、参ったなぁ」と思いながらも更に探してみたら、「動作未確認ジャンク」で1万6千円強で売りに出されているのを見つけた。「ジャンク」だけど、外観は…

続きを読む

腕時計のベルト交換

 随分前に中古で手に入れたラドーのクォーツ腕時計は革バンドが痛んでいたので、ステンレス製のメタルベルトに替えてあり、普段は子供がサブ時計として使っている。 このベルトは安物なので重量がかなりあり、腕にしていると常時「ずっしり」という感じがあって、あまり嬉しくないという。「へぇー、そんなに重いのか。どれどれ」とバンドを外して 重さを量る。 「うわぁ、70g以上もあるのか。そりゃー重いわ。」(笑)  以前使っていたPaneraiフェラーリモデルは120gほどあったから、それよりは少し軽い。けれど、腕時計としては「かなりのヘビー級」になるのは間違いない。でも、軽い革ベルトやウレタンベルトは痛むのが早い。  ネット上で色々漁り、「これなら良さそう」というのを取り寄せた。 同じステンレス製だけどメッシュタイプで厚さも薄く、かなり軽い。 気になるお値段は、送料込みで800円弱だった。こちらも量ってみると 32gほど。 今までのベルトの半分以下の重さしかない。  バネ棒を入れて時計に嵌めれば作業完了である。 早速子供に使って貰ったら「時計しているのを忘れる位に軽い」と。目出度しメデタシ、である。(笑)

続きを読む

グヤトーンFLIP200Fのオーバーホール(その2:とりあえず直った)

(前回からの続き)  「ブーーーーっ」という音がするのは、どこかの配線が浮いているか、電解コンデンサのプラスとマイナスを間違えているか、という事が考えられる。「(。´・ω・)ん?ということは、付け替えたコンデンサの極性を間違えてるんかい!?」回路図を見ながらチェックしたら、やっぱり一ヶ所極性を間違えていた。(滝汗)プラスとマイナスを入れ替えた序に、横に寝かせておいた。 もう一個も横にしたいのだけれど、外すとなるとハンダこての熱を加える事に成るので宜しくない。だから、あえてこのままにしておく。でも、基板を外す時に邪魔になるんだよなー、このコンデンサが。(汗)  基板を取り付けようとしたら、LEDの配線がはらりと落ちた。「え?」外して見たら、経年劣化で線が折れていた。 「他のLEDも同じなんじゃ?」と思い、フロントパネルを外してチェックする。 チャネル表示LEDは2個共駄目になっていたけれど、電源LEDだけ問題無し...と思ったらハンダの部分から配線がポッキリ。(汗) この部分は樹脂の固定金具が殆ど劣化しておらず、そのまま外せた。 LEDを配線し直して パネルに元通りに取り付ける。 チャネル表示LEDは2個共LEDを取り替えたし、樹脂製の固定金具が劣化で割れてしまっていたので、ホットボンド(グルー)で固定した。 他にも配線を追っていくと、真空管に繋がる配線が複数個所導通が無いので、配線をやり直した。 基板部を筐体に取り付け、ボリュームのノブを付けようとしたら、ノブのキャッ…

続きを読む

クォーツ時計の電池交換

 母の使っている指針式クォーツ時計・セイコーScriptが動かなくなった。電池が切れたようだ。 この時計は亡き父が、昭和末期に地元の駅前にあった「ウォッチマン」(懐かしい名前!)で買って使っていた物。母が使っていた腕時計が壊れて部品在庫が無く修理不能となり、このメンズ腕時計のベルトを付け替えて母がそのまま使っている。  以前は外出時に必ず腕にはめて行ったけれど、今年に入ってからは中国武漢ウィルス(新型コロナウィルス)の関係もあって外出の機会は大幅に減ってあまり使わなくなった。二週間ほど使わないままになっていて、久し振りに使おうとしたら止まっていたんだそうな。  電池の種類が判らないので、まずは裏蓋を開けてみる。この時計はこじ開けで簡単に裏蓋が開いた。 使われているボタン電池は、この手の時計に広く使われているSR621だ。幸い、自宅近くの百円ショップに在庫があったので買ってきた。 古い電池を外して 新しい電池を入れる。 後は元通り裏蓋を閉めて時刻を合わせたら作業完了である。古い電池はテープでくるんでショートしないようにしておく。  時計の電池交換はお店にお願いすると千円程度かかるけれど、今どきの時計は安くなっているので下手すりゃ新品の時計が買えてお釣り迄出てしまいかねない。  こじ開けなどの工具も、以前は入手が難しかったけれど、今は百円ショップでも扱うようになってきたので、自分で作業すれば安上がりだ。  ただ、時計屋さんで交換した電池が液漏れしたという経験は一度も無いが、…

続きを読む