サブウーファーAST-SW100の修理(その2:回路のオーバーホール)

(前回からの続き)  前回からだいぶ時間が経っちゃったけれど、分解に取り掛かる。  前面にネジなどは一切ないが、裏面を見るとネジだらけだ。筐体の構造を見た感じからして、周囲にあるネジが裏の板を止めていると考えられるので、周囲のネジのみ外したら、やっぱり外せた。 スピーカへと伸びている配線があるので、引っ張らないように注意が必要だ。 内部はこんな感じ。 スピーカの配線はコネクタ接続になっているので取り外すと筐体と裏板が分離できる。筐体側を見ると、スピーカは2基あり、間にバスレフポート(低音域の通過口)が設置されている。 パワーアンプの回路基板は裏板に固定されている。 電力増幅回路で放熱を考慮した部品配置になっている為か、部品の実装密度はやや低い。 電源回路に使われている電解コンデンサは8200μFが二つで、ヤマハがELNAに特注した物のようだ。 ネット上で探したら、ほぼ同じ規格のコンデンサは米Cornell Dubilierが製造していると分かった。しかし、1個千円近くと簡単に手を出せる金額ではないので、今回は交換を見送った。  それ以外の電解コンデンサは、全てオーディオグレードに交換した。 回路規模の割には、交換したコンデンサの数が結構多い。 序にあちこち見たけれど、他の部品に異常は無さそうなので、基板のオーバーホール作業はこれで完了だ。2台同時に作業して、かかった時間は1時間半ほどだった。  次はいよいよスピーカの方だなぁ。(汗)  (続く)

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治療不可!ロジクールのマウス

 妻が使っているパソコン用マウスは「(中央にある)ホイールを動かしても云う事をきかなくなった」という。また「左ボタンの反応が一寸鈍い時がある」とも。 ロジクールのワイヤレスマウスM171である。随分前、中古で仕入れてきたPCにおまけで付属してきた物で、少なくとも3年ほど前からずーっと使っている。  まずは裏蓋を開けて電池を取り出したが、ネジらしきものは見当たらない。 摩擦を減らすテフロン樹脂(上側にある二つの黒い丸の部分)の下にもネジは隠れていないので、樹脂の嵌め合いのみで組み立ててあるみたい。でも、どうやっても外れないので、仕方なくペーパーナイフを隙間に突っ込んで無理矢理抉じ開けた。 上側の蓋に樹脂の爪があったようだが、折れてしまっている。(赤い丸で囲った部分三箇所) 本体側の対応する位置を見ると、折れた足のような物が刺さったままだ。(赤い丸で囲った部分三箇所) 拡大して見ると、接着されているようにも見える。  本題のローラーホイールは埃が溜まっている。 小さなネジを外して基板を外す。 完全に分解すると、こんな感じ。 ローラーを外してエンコーダの部分を見ると、コストダウンの為か一般的な光学ロータリー式ではなくて接点式、しかも鉛フリーハンダでハンダ付けされているので、手持ちの工具では取り外せない。仕方ないので、届く範囲はNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨き上げ、届かない部分はエレクトロニック・クリーナーで洗浄した。  マウスボタンも同じく取り外せないので、残念だ…

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遅い剪定

 自宅には、小さいながらも一応庭がある。ただ、面積はかなり小さくて、東西に細長いウナギの寝床のような形をしている。  この庭は、自宅を建て替えた翌年、亡き父の教員仲間で農業高校の校長を務めていたT先生に父が依頼して拵えた。だからなのか、庭の面積に対して木の本数がやたらと多い。他の家と比べて四倍ほどの木があり、毎年冬にお願いしていた庭師さんから「この庭は気が多過ぎてウマが入らず大変や」と言われ続けていた。  その庭師さんが持病で入院してしまい、他に腕の良い庭師さんが見つからないし、庭師さんへの支払いも馬鹿にならない額なので、 # 木が多い為、通常より割高なのよ。 数年前から自分で全て剪定するようになった。  本来ならば木に合わせて選定の時期を選ぶべきだけど、そもそもどういう木が庭にあるのかも知らない状態でスタートしているので(汗)、とりあえず花の咲く木は花が落ちてから、それ以外は葉が落ちた冬に剪定している。  いつもなら12月末には選定し終わってるのだけれど、昨年は12月中旬まで葉が付いたままの木が多く、年末に雪が降ったり雨が降り続いたりした事もあって、数本が未剪定のままとなっていた。ずーっと気にしていたのだけれど、ようやく天気の良い日を狙って作業する事に。  枝はただ切れば良い訳では無く、翌年枝が新しく出た時の形を考えながら切り落としてゆく。庭の中で一番面倒なのが枝垂れ槐(えんじゅ)である。 12月下旬まで葉が落ちなかった為、今回の剪定は年を越してからとなった。この木は切り…

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またまた・・・えーっ!\(^^;)/(その2)

(前回からの続き)  発注したスチール棚は、発注から11日後にようやく届いた。 細長い段ボール箱に入っていたのは、セットになったカラーアングルだった。 安いから仕方ないのかも知れないけれど、アングルの塗装があちこち剥げている。 見た感じでは、焼付塗装ではなくて、塗料を上から吹いただけのようだ。これでは一寸した事で剥げてもおかしくない。焼付塗装などの方が良いけれど、それだと金額は跳ね上がってしまうだろう。しかし、新品なのに塗装剥げって・・・ねぇ。(滝汗)  コーナープレートに塗装剥げは無かったけれど、パンチャーで打ち抜いた後バリ取りをせずに塗装されている。 塗装で隠れてるけれど角は鋭利だから、手を切ってしまったりしないよう注意が必要だ。  添付の棚板はパーティクルボードだった。  組み立ては、コーナープレートを先に取り付けると後々の作業が少し楽になる。 アングルで枠を組んだら、 アングルで接続すれば棚の形になる。 この時、ナットは初めからしっかり締め込まずに、ある程度緩く締めておく。そうすれば、直角に調整しながら増し締めするだけで済む。  キャスターは別途ホームセンターで仕入れてきた。右側のアングルキャップは付属してきた物。 下側にキャスターを取り付ける。 最後に傷防止用のアングルキャップを上側に被せて完成である。作業時間は拙者一人で一時間ほどだった。  そのままだと本が倒れて落ちてしまうので、手元にあったアングルを取り付け、足りない分はビニル紐で代用する。 …

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またまた・・・えーっ!\(^^;)/(その1)

 自分が使っている部屋は、修理待ちで分解したままの機材とか、梱包用にとってある段ボール箱やエアーキャップ(通称:プチプチ)とか、とりあえず置いてあるエレキギターなどがあって、人一人が通る程度の隙間が獣(けもの)道の如く部屋中に伸びているという状態である。  先日、エフェクターROD-10のメンテナンスが終わり、僅かながらも場所が出来たので、別の場所に置いてあった機材を持ち上げて動かそうとしたら、上着の裾が机の角に置いてあったハンダごての箱に軽く当たった。  すると、そこからハンダのリールが床に落ちて「ゴトンッ!」「しまった、落としちゃった」と思ったがそれでは終わらず「ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ...ガシャン!」「えーっ!\(^^;)/」  本棚の近くに内部が壊れたガリレオ式温度計が置いてあったのだが、その温度計にリールが体当たりして割ってしまったのである。ちなみに、リールが落ちてから温度計が割れるまでの時間は1秒弱。  石油系の強烈な臭いが部屋に充満する。臭いで頭が痛くなりそう。 # 中の液体については、国民生活センターから注意喚起されている。 慌ててボロタオル数枚を持ってきて、床に広がった液体を拭き取る。見た目以上に液体の量が多く、色んな物が床に直接置いてあるので拭き取るのが大変だ。あちこちへ物をどかしながら拭いて回る。一通り拭き終わったら、ビニル袋にボロタオルや割れた温度計を入れる。温度計は極薄いヒビが入っていた根元から割れたようだ。 本棚の下にも拡がっていそうなの…

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