カワサキ・スーパーシェルパ

 昨年末の投稿でも触れたけれど、コロナ蔓延の影響もあってカワサキER-6nはここ2年間乗る機会が殆ど無かったが、車検はきっちり2年毎に来るので費用だけが嵩む状態になっていた。 このバイクは、クシタニのコーヒーブレイクミーティングや各メーカのバイク試乗会などへ行く時など、遠方へ出かける時に使い、自宅から近い場所ならTLR200に乗る。でも、気候的にバイクに乗り易くなった10月に入ってもコロナ蔓延が続いてて、なかなか遠方まで走る機会が無い。  昨年夏頃までは手放すなんて考えもしなかった。けれど、10年近く前のバイクであり、しかも人気車種ではない為、手放す時期を遅らせれば遅らせるほど買取額が落ちてしまう。  TLR200一台で全て賄うという事も考えてはいたものの、トライアル車は乗車姿勢がかなり窮屈なので長距離には向かない。実際に高山市内まで片道150kmを往復した時の印象から「一般道なら一寸苦しい程度だけど、高速道は一応走れるだろうけど怖いだろうなー」と。でも、田舎住まい故一寸遠くへ行こうとすれば高速道の利用は避けられない。  以前乗っていたKL250Rやセロー225WEの感触から「オフロード車(正確にはオン&オフ車)なら、余裕はないけれど高速でも大丈夫」と考え、色々と物色し始めた。  ところが、コロナ蔓延の影響は中古バイクの分野にも及んでいて、数年前と比べると異様に高い金額になっている。  例えば、昨年カルペデイムで試乗させて貰ったエストレヤは、かなり酷い状態の車両でも40万以…

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やっちまったぁ!(その2:フジカGS645Professional)

  ローライコード3一台だけだと、モノクロとカラーポジの併用は難しいし、ハッセルブラッド503CWと併用するとなると重量面や機材面で色々な制約が出て来る。 # ハッセルブラッドってデカくて重いのよ...A(^^;)。 じっくり腰を据えて撮影する風景写真には交換レンズもあるハッセルブラッドの方が良いのだが、直感で撮影するスナップ撮影には一寸使い難い。だからローライコード3を手に入れたのだけれど、使っているうちに「モノクロとカラーの両方で撮影したいよなー」と、段々と欲が出てきた。  金銭的都合で手放してしまったけれどフォーマットが同じRolleiflex2.8Fをもう一度手に入れようかと思ったけれど、レンズが実用に耐える程度に綺麗な物は凄いお値段。同じフォーマットのNew Mamiya6はレンズ交換ができる事もあって、更に高いお値段が付いている事も多い。「じゃぁ、フォーマットが違うけど、Makina67は?」と思ったら、こちらも同様なお値段。流石に手を出すのは躊躇われる。  でっ、金銭的になんとなりそうな物を探して行き当たったのが、富士写真フィルム(現:富士フィルム)の中判カメラGS645Professionalである。 信州行きの直前に手に入れた。このカメラを手に入れるのは、今回で4度目だ。 # 一体何やってるんだか...(--;)。  蛇腹内蔵でレンズ部が畳める構造なので、ローライコード3(画像右側)よりも少しスリムだ。 レンズを引き出して撮影状態にすると、ローライコード3とほ…

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TLR200のピックアップコイル点検

 随分と時間が経ってしまったけれど、昨年末に部品が揃ったので、エンジンが止まってしまう赤TLR200の作業をする事に。今回用意した部品は以下の4点である。 品番品名価格(円) 91302107010ガスケット,L.クランクケースカバー671 91303KK3830Oリング 35×3214 15421107000スクリーン,オイルフイルター495 15426107000スプリング,オイルフィルタースクリーン258 左側クランクケースのガスケット類を全部交換するので、オイル漏れは止まる筈。  まず、パルスジェネレータ(「ピックアップコイル」とも言う)を調べる。スプロケットカバーを外すと、配線が見えてくる。矢印で指している黒い部品がパルスジェネレータである。 この部品の接点はタンク下にあるので、シートとタンクを外して調べる。 サービスマニュアルを見ながらCDIに繋がる配線を辿って、デジタルテスターで緑と青のカプラー間の抵抗を測る。 マニュアルでは「抵抗値:391.2 - 478.1Ω」となっているので、範囲内だ。パルスジェネレータ本体に問題は無さそうだ。  因みに、本来ならサービスマニュアルで指定されているアナログテスター(三和SP-10Dまたは興和TH-5H)で計測すべきなんだけど、抵抗値の測定なら殆ど変わらない。  いよいよ左クランクケースカバーを開けるが、その前にエンジンオイルを抜く。  スキッドプレートを外し、車体下にオイル受けを置いてスクリーン…

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台所の時計変更

 台所で使っていたデジタル時計は、何も触っていないのに勝手に時間が変わってしまうようになった。 「何で?」とりあえず分解して見たが、問題になりそうな所は見当たらない。  「おかしいなぁ」と思いながら元通りに組み立てて電池を入れ、時間を合わせた。元の場所に戻そうとして持ち上げたら、液晶の表示が一瞬消えて「エ?」と思ったが、数秒後に「12:00」の表示が出て動き始めた。電池ボックスは問題無いし、配線も問題無い筈。「どーして??」と思いながら再分解、そのまま電池を入れて様子を見る。  机上で電池を入れると、液晶の表示が「12:00」になって「:」が点滅し、そのまま放置しておくと「12:01」「12:02」と普通に動く。  ところが、30分ほど経ってから見ると、表示は「12:02」になっている。「へ?電池だとマズイのか??」ACアダプターを引っ張り出してきて、基板に直接繋ぐ。再度時間を合わせて放置しておいた。  1時間後に見ると表示は「12:08」。合わせた時刻とは無関係な時間になっている。放置している間は誰も机に近づいてすらいないから、振動などで接点が動く事は考え難い。改めて分解、基板をじっくりと観察するが、問題になりそうな所は無い。どうやら時計本体がおかしくなっているみたいだ。  時計としてはまともに使えない状態なので、これにてお役御免!とした。 # お疲れ様でした。(^^ )  台所に時計の無い状態が数日続いたら、思った通り家族から「時計が無いと不便」という声が上がった。「新…

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やっちまったぁ!(その1:ローライフレックス2.8B)

 ローライコード3を購入してしばらくは、主にローライフレックス2.8Fをモノクロ、ローライコード3をカラーポジで使っていた。  その後、ハッセルブラッドのレンズ修理でまとまったお金が必要になってしまい、泣く泣くローライフレックス2.8Fなどを一気に手放した。しかし、ローライコード3だけで撮影に出ると「あっ、ここモノクロで撮りたい!」と思ってもフィルムを使い切るまでは変えられず、残念に思う事が度々あった。  「じゃぁ、ハッセルブラッドも持って行けば良いじゃん」と言われてしまいそうだが、 # いや...その...まぁ、その通りですけど...。A(^^;) 中判一眼レフのハッセルブラッド503CWは大きくて重たいのだ。 スナップ撮影で使っているエツミの小さな肩掛けカメラバッグだと、503CWの一台で一杯になってしまう。LoweProのバッグなら両方収まるけれど、このバッグはスナップ撮影に持ち出すには大き過ぎるし、2台入れるとかなりの重さになるので、歩き回るような場所だと撮影意欲が薄れてしまう(?)という問題もある。  更に付け加えると、1/30秒前後のシャッター速度を良く使うのだけれど、503CWはシャッターショックが大きいので三脚が必要となる。でも、気軽なスナップ撮影にわざわざ大きな三脚を持ち歩きたくない。 # 我儘な奴だなー。(^^;)>  「やっぱりローライフレックス2.8Fを手放したのは失敗だったかなぁ」と考えていたら、別途紹介予定の富士GS645Professiona…

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