電池テスターを買った

 一寸前の話になるのだけれど、ローランドのラインミキサーM-160・BOSSのギターモニターTM-7・dbxのコンプレッサーmc-6他のオーバーホール作業用の部品を取り寄せる際、電池テスターも一緒に取り寄せた。 裏側に説明があるけれど、全て英語。 機種名は「BT-168D」というらしい。 裏面には何やら表らしき刻印がある。 拡大して見ると、電池電圧の目安だった。でも、3Vは測れんぞ?(笑) 開けてみたら、内部に小さな基板が一枚あるだけだ。 基板の裏側は液晶パネルの接点のみだ。 手近にある単一電池を測ってみたら、誤差は-3%ほど。一般家庭向けの測定器としては十分な精度である。 しかし、動作時の電流は3mAしかない。 デジタルテスターの測定レンジを切り替えて測定したけれど、やはり3mA前後しか流れていない。 念の為に、他の単一電池でも測る。電流は2mAだ。 測定レンジを切り替えたら一寸増えたけれど、やっぱり電流は3mA程度しか流れていない。 大雑把に計算してみると、測定用の内部抵抗は400Ω前後らしい。  単一電池は電流を必要とする機材に使われる事が多いので、測定抵抗が400Ωというのは高過ぎると思う。  (LEDでなくて)豆電球の懐中電灯だと150mA以上流れるし、トランジスタ式ポケットAMラジオを静かな屋外で聞ける程度の小音量で使うと15mA程度流れる。  だから、せめて20mA程度を流して計測する為の負荷抵抗は75Ω程度でない…

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TLR200&スーパーシェルパで加子母へ

 23日、道の駅加子母(岐阜県中津川市)でクシタニコーヒーブレイクミーティングがあるので、オフロードバイク2台で出掛けた。昼までに戻る積りなので、朝早めに出発する事に。  朝8時過ぎ、拙者はTLR200、子供はスーパーシェルパに乗って自宅を出発。近くのスタンドで給油してから県道183を少し走る。各務原大橋を渡って伊木山通りを抜け、国道21に入ると、流石に交通量は多い。  有料道路でないのに何故か「鵜沼IC」という名前の交差点を過ぎると、交通量は激減。ちなみに、国道21はこの交差点から更に先へと進むと木曽川沿いの道になっていた。けれど、そちらの道は現在は県道207となっていて、木曽川から離れてトンネルの多い新しい道の方が国道21となっている。  そのまま進むと国道248にぶつかるので、右折して国道248へと進む。新しく整備されたこの道は道幅が広く、片側2車線な為か交通量が多い。 # というより、国道以外は道が細いんだよね。 少し走ると国道41にぶつかるので、左折して国道41へ。  JR中川辺駅を過ぎて国道418が分岐する交差点を過ぎると交通量はグッと減り、交差点も少なくなって快適に進むようになる。交差点は殆ど無いし、交通の流れも良いので、走っていて気持ち良い。  だけど、TLR200はしゃがんだ状態でシートに座るようなライディング・ポジションだし、シートは必要最低限の厚さしかない為、時間が経つに連れてお尻が痛くなってくる。快適に進むのは嬉しいけれど、お尻が痛いと気持ち良さが大幅に目…

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dbx mc-6のオーバーホール(その1)

 昨年末に中古で購入してあったDBX社のコンプレッサーmc-6は、購入直後に色々触ったけれど、その後はほぼ放置状態となっていた。 発売当時リアルで見ていたけれど、当時はコンプレッサーの重要性を理解しておらず「へぇー、小さいの出したんだぁ」という程度の認識しか無かった。 # 当時は未熟だったな...あ!今も、か。(^^;)...(--;)  ネット上の情報に依ると、ラックマウントタイプdbx160シリーズを小型化した物で、今でも160シリーズと同様に愛用者は多いらしい。  この機種は1999年に製造終了しており、最終生産品ですら23年経過している事になる。全体的にうっすらとタバコ臭がする事もあり「オーバーホールすっか!」  底面を見るとネジ穴が3か所ある。 シリアル番号のシールを見ると1998年8月製造らしい。  ネジを外し、ツマミを外すと上側が外れる。 LED表示基板はコネクタ接続なので、簡単に外せる。 埃などがボリュームに入り込むのを防ぐスポンジは、劣化してボロボロ。 これでは埃除けどころか埃製造機だ。(汗)スポンジを撤去したが、ボリューム表面はまだネトネトしている。 スポンジ下には電解コンデンサが隠れていた。「ゲッ、ここの分は発注してないじゃん」と焦ったが、幸い手持ちの部品で間に合いそうなので一安心。  ボリュームを外したら、どれもW100kΩだった。 メーカ名「ALPHA」の刻印が側面に入っている。 分解したら、内部にスポンジの粉が入り込んでいた。…

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BOSS TM-7のオーバーホール

 今年1月、BOSSのギターモニターTM-7を格安で入手した。 格安の理由は「動作確認できる環境が無い為ジャンク扱い」だった。この手の製品は汎用品で作られている事が多いので「なーに、動かんかったら自分で直せばエエやん」と思ったのである。  このTM-7は発売当時「カラオケ製作機」なんて言われていたりした。その理由は「センターキャンセル機能」があるから。ボーカルやリードギターは音の定位がセンターになっている事が殆どなので、そのセンターの音声成分だけを取り除けばカラオケみたいになる、という訳である。  実際には、ギターであってもディレイやコーラスなどで左右に音を振り分けてある事もあったりするので、完全には消えない事もあるけれど、カラオケ気分で使う分には気にならない。 # この辺は、使う人によって感覚が違ってくるかも。  ギターは本体右側面のジャックに、ヘッドフォンは左側面のジャックに接続して使うんだけど、上側面にはエフェクターへのセンド・リターン端子があり、しかもリターン側はステレオ対応、ライン入力も勿論ステレオ対応になっている。 発売当時をリアルタイムで経験しているから「古い機材」という意識は全く無いのだけれど、1994年発売だから28年も前。 # 歳食ったなー(^^;)...(--;)。 内部はそれなりに劣化している筈だから、他の機材修理の序でに必要な電解コンデンサ類を発注しておいた。  部品が届いたら、オーバーホール作業を開始する。  まず、ネジは上側面と底面にあるので、…

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キックアームとシフトペダルを交換

 先日キックアームが折れてしまったので、ネット上で部品を取り寄せた。 画像上が折れた古いアーム、下が取り寄せた新品だ。比べてみると、古いアームは塗装の色も薄くなっているのが分かる。  40年近く前のバイクだし、人間の全体重を掛ける部品だから、折れても仕方ないのかも知れない。けれど、オフロードバイクでキックアームが折れたという話はTLR以外では殆ど聞いた事が無い。トライアル車は軽量化を最重要視するので、無理して部品を軽量化していたのかも??  新しいアームは、そのまま取り付けるだけでOKだ。 なお、アームを固定するボルトは、アームと一緒に取り寄せた「高強度ボルト(強度10.9)」である。この箇所はライダーが全体重を掛けて踏み込むから、ホームセンターで売られているボルト(大半が強度4.8)だと折れてしまう可能性があるから注意が必要だ。  アームと同時に、ダイレクトシフトアップペダルも取り寄せた。 ノーマルはリンク付きのペダルである。 ペダルのリンク部は、入手した時点で既に変な形に曲がっていた。 本来なら「コ」の字型になっている筈のペダルリンクが曲がってしまっている。一応普通にシフトチェンジできるけれど、正常な形ではない為に分解する時にすんなりとは抜けず、かなり面倒なのだ。また、スタンディング走行中にうっかりペダルに足が触ってギアチェンジしてしまうと危ないという事もあり、あえてステップから足を外して少し前方に動かさないとシフトチェンジできないペダルに入れ替える。新旧を比較すると、こん…

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