えっ、また消える??

 先日直したデジタル温度計(株式会社ソアーのTX-100)は、妻が「お風呂場で使っていたら、また消えちゃった」と言って持ってきた。 ところが、5分ほどすると復活する。 どうも湯気で表示が消えちゃうみたいだ。  僅かな水分で配線の何処かがショートして表示が出なくなるというのは直ぐ分かるのだが、問題は何処がショートしているのか???である。「怪しいのは、ハンダの残渣だな。」  湿度が高いと、ハンダ付けで残った残渣(フラックス)に含まれる成分と相まって絶縁抵抗値が低くなってしまう事があるのだ。  精密ドライバーのマイナスと古歯ブラシで徹底的に残渣を取り除く。 15倍のルーペで基板の配線をなめるように見回したが、どこにも残っていない。「これで良いだろう。」  元通り組み立てて、試しに隙間から息を吹きかけてみたら...「ありゃーぁ、消えちゃうじゃん。(滝汗)」原因は残渣だけではないようだが、ハンダパターン面での配線間の距離は結構あって、湯気程度の水分ではショートしない筈。だけど、何故かショートしてしまう...「じゃぁ、物理的に防水すれば良いんじゃ?」  グルーガンを出して来て、ハンダ付けの個所全てをグルーで覆う。 液晶側もぐるりとグルーを流し込んだ。 そのお陰で、グルーが邪魔して組み立ててもきちんと閉まらなくなってしまった。 まぁ、動作には影響しないので気にしない気にしない。(笑)  改めてあちこちの方向から息を吹きかけてみたが、表示が消える事は無く、普通に動いている…

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360モデナで富士スピードウェイへ

 22日、ロッソコルサ(伊那市)の今年初のツーリングで富士スピードウェイへ。子供の911と共に参加した。  朝5時に起床、朝食代わりに買ってあった市販のパンを食べる。子供は起きたばかりで食べられない為、何も食べず。  911はガソリン残量が少ないので、まず子供が朝5時半過ぎに出発。その10分近く後に拙者は360モデナで出発する。県道183を走っていたら、子供の911が追い付いて来た。朝早いけれど案外交通量がある。太陽の位置が低くて眩しい。犬山市街に入るとやや交通量が増えるけれど、渋滞するほどにはならない。県道461・県道49と進んで、小牧東ICから中央道に入る。  まだ6時半前なのに車の量は結構多い。遅い車を抜かしつつ進む。対向車線に覆面パトが居るのを数回見かけたが、こちらの車線には何故か居ない。対向車線の方が交通量が多いからかも知れないナ。  土岐JCTから車が流れ込んで来て一時的にゴチャゴチャになるけれど、中津川ICを過ぎると交通量が減って走り易くなる。 恵那山トンネルを抜けると、雲の量が徐々に多くなって来る。子供の911が小黒川PAに吸い込まれていくので、後に続いて入る。 駐車場はガラガラだ。 ここでトイレ休憩。子供は食堂で朝食にソースカツのミニ丼を食べる。食べ終わったら走り出す。  交通量は多くないので順調且つ快適に進む。伊北ICを過ぎて少し進んだ辺りから交通量がグングン増え、岡谷JCTで更に交通量が増える。一寸走り難い中を進んで、集合場所の諏訪湖SAに到着。その…

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デジタル温度計の再修理

 2月に修理したデジタル温度計(株式会社ソアーのTX-100)は、妻が「また動かなくなった」と。 「どれどれ?」電池を入れ替えてみたが、表示は何も出ない。早速分解する事に。  念の為に液晶の部分も分解した。 だけど、問題になりそうな部分は見当たらない。念の為に接点をNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いた。  基板の部品面を倍率の高いルーペで良く良く観察してみたら、温度を検出するサーミスタの配線が切れかかっているように見えたので、こちらも念の為に一旦配線を外して被覆を切り直し、再度ハンダ付けした。 これ以外に不具合が出そうな部分は無いので、元通り組み立てた。すると、正常に動いた。 今回の不具合は配線が断線しかかっていたのが原因だったようだ。  修理前は「直せるんかな?」と思ったが、何とか直せた。これで当分は大丈夫な筈。目出度しメデタシ、である。

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BOSS MA-5マイクロモニターのオーバーホール

 中古で手に入れたBOSSのマイクロモニターMA-5は中途半端に部品交換した状態のままだったが、先日部品をまとめて発注したので作業に取り掛かる。 現状で確認している不具合は、トーンポットがグルグル回ってしまうのと、高音域が出ずに籠ってしまう事の2点である。  まず、トーンポットを交換する。 中央が元々付いていたボリュームポット、右端が新たに用意したポットである。16㎜ΦのA50KΩで、どちらも汎用品である。  用意したポットは軸が長い。 古い方は3mm軸が短い。 動作に支障は無いけれど、見た目が不揃いで良くない。なので、3mm切り詰める。万力で固定して、 小さな金属のこぎりで切った。 このままだとつまみを押し込む時バリが噛み込んでしまうので、切った先端に鑢を軽く当てて角を丸めておいた。 これで長さが揃った。 次は端子の形状を揃える。まず、長さを合わせる為に配線を通す部分をカットする。 そのままでは太過ぎて基板の穴に通らないので、同じようなサイズになるまで鑢で削る。 更に、少し飛び出している回り止めは不要なので、ラジオペンチで折り取る。 これでOKの筈だけど、端子が一寸太いので、基板側の穴を少し拡げた。 未交換だった電解コンデンサも全て交換した。  グルグル回ってしまうトーンポットを分解してみた。 摺動体が軸から外れちゃってる。(滝汗)どうやったら、こんな状態になるんだろう???  高音域が出なかったのは、このポットの軸が外れてトーンを絞った…

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電話子機の電池交換

 二階で使っている電話の子機は、妻が先日通話中に10分ほど経ったら突然切れてしまったという。 パナソニックのVL-W606という機種で、2007年頃に販売された物である。最初は「あれっ、もう故障か?」と思ったが、購入してから16年間一度も電池交換していない事を思い出し「ひょっとして充電池が劣化したん?」  本体裏側に電池が入っているので確認すると、純正充電池KX-FAN51が入っている。 取り出して確認すると、膨らんだりはしていないがテスターを当てても電圧は1.7Vほどしかない。  念の為に10分ほど充電してみたら、一応電圧は3.4V近くまで上がった。しかし、一寸消費電流の多いLEDを負荷代わりにつないでみたら、直ぐ電圧が落ちてLEDが消えてしまった。「あぁ、こりゃ電池がダメになってるわ。」  純正品は家電店などで2500円前後で売られている。けれど、単なるニッケル水素電池なので、そんなに高い物をわざわざ買わなくても、と感じてしまう。念の為にネットを漁って見たら、案の定互換性のある充電池が売られていたので、早速取り寄せた。 封筒はデカいが、中身は小さなものだ。 純正品と比べて見ると、当然の事ながらサイズや形状は同じ。因みに、お値段は送料込みで7百円弱だった。 容量は、純正品が650mAhなのに対して、互換品は800mAhになっている。一見かなり差があるように見えるけれど、本当に800mAhあるのかどうか分からないし、実用上は殆ど差は出ないだろう。  新しい充電池をセットして蓋…

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