生存確認

 中国武漢コロナウィルス蔓延で、NEC退職者懇談会(以下、懇談会)は2017年9月の開催以降ずーっとを見送っていたのだけれど、その間も散発的にメールでやりとりしていた。  M君はメールが「宛先不明」で戻ってくるのがきっかけで、突然死で亡くなってしまった事を知った。  でも、H君は宛先不明にはならないものの、数年間全く返信が無い。「こりゃ、いっぺん現地調査せんといかんかな?」  思い立ったが吉日、27日昼食を食べ終わったら直ぐ代車エッセに乗って出発する。エッセを使うのには理由があって、H君の自宅へ入る路地はとても細いのだ。  木曽川橋を渡って堤防上の県道184を進む。通常なら一宮市・羽島市などを通り抜けて県道23(清流サルスベリ街道)へ行くのが一般的なルートだが、市街地を通るので交差点が多く、距離の割に時間を稼いでしまうのが難点。  その点、県道184はやや遠回りにはなるのだけれど、信号がとても少ないし交通量も多くないので走り易い。走っているうちに県道166と番号が変わり、木曽川大堰が見えてくる。  ナビなどのルートだと、県道1号で長良川を渡って県道23へ誘導するのが一般的だが、あえて木曽川大堰を渡って愛知県側の県道512を進む。距離はやや長くなるけれど、時間的にはかなり早いのである。  そのまま走っているとT字路となるので、県道8号で東海大橋を渡る。長良川を渡ったら直ぐ県道23に入る。  ここからはしばらく道なりに進み、国営木曽三川公園の角を西へと進む。揖斐川を渡ったら国道…

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アリアプロ2・RS-X70のレストア(その2)

(前回からの続き)  いよいよ回路の方に取り掛かる。 ツマミ類とナットを外す。 外したツマミは石鹸で丸洗いしてコンパウンドで磨いたら、まあまぁ奇麗になった。 先に出力ジャックを抜き取る。 配線が多く纏わり付いている。 回路部全体を引き摺り出す。 スイッチ類全ての金属部にアース配線が施されている。 当時の高級機だから、細かい部分まで気を使ってあるのだと思う。 # まーぁ、普通ここまでやらんから、一寸凄いわぁ。 デジタルテスターで、外した回路の配線全てを検査したが、配線は全く問題無い。となると、接触不良が疑われるのは、ブーストモードセレクター(プリアンプ切替スイッチ)だ。 端子側を見ると、両端の爪を倒して固定してあるだけだ。 この爪をラジオペンチで起こすだけで、簡単に分解できた。 真ん中に挟まれている摺動子の裏側も接点になっている。 接点は一見奇麗に見えるが、高倍率ルーペで見ると接点の表面が荒れてあちこちが錆びている。 接点全てをNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。これで接触不良は解消される筈。 磨いたら組み立てるのだけれど、爪の部分はとても固くてペンチだけでは曲げられない。色々考えた末に、マイナスのビットを大型プライヤーで挟んで爪をこじ開ける事に。 何とか元通り固定できた。 ボリュームポットも分解して内部をNevrDullで磨くが、一つだけ内部に亀裂が入っていた。 動作は問題無いので、交換せずそのまま使う。 良い機会なので、ブースト(プリア…

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アリアプロ2・RS-X70のレストア(その1)

 先月手に入れたAriaPro2のスルーネック・モデルRS-X70は、電気系統に接触不良があるみたいで音が出ない。金属部は錆が多く、全体的に薄汚れているので、素人の拙者が出来る範囲でオーバーホールする。 錆びた弦を外し、ブリッジとテールピースを外す。 ボディ側を見ると、収まっていた部分には導電材が塗ってあり、アースを取る配線もある。 随分と手の込んだ事がしてあるなぁ。  金属部を磨くのにコンパウンドをよく使うのだけれど、生憎艶出し用の微粒子液体タイプしかない。これを使って磨くととても時間が掛かるので、ペースト状のコンパウンドをホームセンターで仕入れてきた。 テールピースの右半分を磨いたら、こんな感じになった。なお、金色は塗装なので、コンパウンドで磨くと取れて銀色の下地が出る。 スタッドボルトも、磨くとそこそこ奇麗になる。材質は真鍮らしい。左が磨く前、右が磨いた後だ。  ブリッジは、ネジの先端が加締められている為、これ以上分解できない。 仕方ないので、指が届く範囲を磨く事にする。加締められた先端部の右半分が磨く前、左半分が磨いた後である。 スタッドボルトも磨く。こちらも材質は真鍮のようだ。左が磨く前、右が磨いた後。 ペグ(糸巻とも言うらしい)も全て取り外す。 コンパウンドで磨くと多少奇麗になる。左が磨く前、右が磨いた後である。 金色塗装の下のメッキが痛んでいる上に、メッキ前の下地が平滑ではない為、どれだけ磨いてもピカピカにはならない。古いメッキを剥がして地金をピカピカに磨…

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360モデナで能生へ

 19日、ロッソコルサ(伊那市)のツーリングで新潟県の能生へ。子供は都合が悪くて参加出来ず、拙者だけ参加した。  朝5時半に起床、朝食代わりに買ってあった栄養ゼリーを食べる。現地の天候をネットで調べたら、昼までは晴れてそうだが、午後は雷雨。毎回2時前には走り出しているので、食べている間は降られずに済みそうだ。  自宅を6時に出発する。雲が少し多いけれど天気は良いが、珍しく気温は低めでエアコン無しでも問題ないほど。県道183を進むが、交通量は非常に少ない。犬山市街も交通量は少なく、県道461・県道49と進むに連れてやや車の量が増えるが、大した事は無い。小牧東ICから中央道に入る。  中央道は何故だか分からないがワンボックス車が多い。しかも、皆申し合わせたかのように白いボディで、リアハッチのガラスにスモークフィルムを張っている。何で???  ワンボックスの大軍を抜き、土岐JCTを超えた辺りから交通量が少しずつ増えてくる。対向車線では覆面パトが赤色回転灯を回しながら追い掛けっこ(?)をやってるのを何度も見たが、こちらの走行車線では不思議と見かけない。太陽の位置がまだ低くて一寸眩しい。恵那山トンネルを抜けても天候は変わらないが、エアコン無しでは暑くて走っていられない。  飯田ICを過ぎると交通量がかなり多くなるが、土曜日の割には車の量は多くない。中央道リニューアル工事は8月20日まで休止中なので、渋滞を気にする必要が無いのが有難い。電光表示板に事故渋滞の情報が出ているけれど、首都圏の話な…

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デスクトップからノートへ

 1年半ほど前、PC故障をきっかけに仕事用のメインPCを現在のミニタワーに替えた。 その後何度か大きなトラブルはあったものの、その都度何とか直して使い続けていた。  そのまま使い続けても良いのだけれど、仕事の都合で長時間電源を入れっ放しで消費電力が以前から気になっていたのと、数か月に一度の頻度でトラブルが起きて大騒ぎするのが一寸嫌になっていた。  そんな時、何となくオークションを眺めていたら、良さそうなノートPCを発見!殆ど競る事なく落札。数日後自宅に届いた。 開梱すると内部もしっかりしている。 出品者が業者で、クレームが出ないようしっかりと梱包したんだろうね。  購入したのはLenovoのL13というモデル。 CPUは11世代i7、メモリ16GB、SSD512GB、13.3型フルHD(1920×1080)というスペックだ。  通常ならこのスペックだと10万越えとなるが、今回の落札額は5万円に届かない。その理由は簡単で、外装に割れている部分があるのだ。 動作には全く影響しないので、これはお買い得だった。  早速メインPCを入れ替える。  具体的には、まずノートPCを改めてクリーン・インストールし、必要なソフトを順次インストールしてゆく。メールやデジカメ画像などのデータをミニタワーからノートPCに移動させれば移行は完了である。  使ってみると、キーボードの面積が小さくなったので机の上が少し広く使えるようになり、ミニタワーの「ファー」という冷却ファンの音も無くなって…

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