何やってんだか・・・

 自宅にかなり大きくて重い荷物が届いた。二人がかりで二階に運び入れてから開梱する。 がっちり梱包されていたので、開梱だけで一時間近く掛かってしまった。  で、出て来たのはヤマハのギターアンプ、F100-212である。 6年ほど前に同じ機種をオーバーホールしたのだけれど、当時はアンプが数台あったし、真空管アンプに心が傾いていたし、資金面で行き詰っていた事もあって、泣く泣く手放してしまった。  その後アンプは色々替えて使ってきたけれど、ナンダカンダと言いながらもついついF100-212と比べてしまう。要するに、拙者の耳はF100-212が「ギターアンプ・サウンドの標準原器」になっているのである。  今RandallのV2XMを修理中なのだけれど、修理中だから当然音を出す事は出来ない。他にもローランドMA-5があるのだけれど、用途がモニターなのでトーンコントロールはハイカットのみ。それに、スピーカ口径も小さいので、音を確認する為のギターアンプとしては少々物足りない。  でも、まともに使えるトランジスタ・アンプはMA-5しかないので、ずーっと使い続けていた。  先日、久し振りにギターアンプ用のトーンスタック(トーンコントロール回路)をブレッドボード上に組み、定数を変えて遊んでいたテストしていたんだけど、低音域のツマミを動かしてもMA-5だと変化が良く分からない。  勿論、低音の音量が変化しているのは判るんだけど、小さい穴から外を見ているような感じでどうもしっくり来ない気がしてい…

続きを読む

911を入院させる

 ポルシェ911カレラ4は、このところナビの調子が良くないんだそうだ。具体的には、実在する地名や建物を検索してもヒットしないんだとか。そんな状態なのでナビとしてはとても使い辛く、結局はスマホでgoogle等のナビアプリを使うような有様。これじゃぁナビの意味ないやんけ。(汗)  困った子供がネットを調べて、パイオニアの「ディスプレイオーディオ」という製品を拾ってきた。これはHDMI経由でスマホの画面や音声を表示出力させる機器で、一言で言えばスマホ画面を表示するだけの機材だ。  ナビだと機材が古くなってきて買い替えるとなると入れ替えが大変だけど、この機材はスマホの画面を表示しているだけなので機材を更新する必要は無い。  それから、911は長身の子供が乗っているのだけれど、座席を体型に合わせて調整するとステアリングハンドルがかなり遠いと以前からこぼしていた。 因みに、拙者は手も足も短いので気にした事は無い。 # 良いんだか悪いんだか分からんけど。(滝汗)  世界的に見ても多くの民族にとってはハンドル位置がやや遠いようで、海外ではハンドルを手前に引き出すパーツが出ていて、国内でも扱っている業者があったので取り寄せた。 ハンドルを外してこの部品を挟み込むようになっている。 ハンドルにはエアバッグが取り付けられているので、素人が取り付けるのは難しい。そこで、ナビ取り換えも含めてロッソコルサにお願いする事に。  「どうせ行くなら」と、事前にネットで店舗在庫がある事を確認して、帰りに土岐…

続きを読む

RandallのギターアンプV2XMの修理(その3)

(前回からの続き)  とりあえずアースは「この線だろう」と見当を付けて記号に置き換えていき、全体の配線を書き込んだら一応回路図の土台は作成完了となる。 ただ、完了とは言っても配線が終わっただけで、とてもじゃないけど回路図としては使えない。しかも、配線が本当に正しいのかどうかまではチェックしておらず、とりあえず手書きの紙から入力しただけだから、多分間違いは一杯あると思う。(汗)  これをまともな回路図に仕上げていくのだけれど、「あーぁ、しまったなー」と。  と言うのはぁ、何も考えずにただ紙に書かれた部品と配線をそのまま入力したのだけれど、左上がスピーカ・言い換えるとこの回路の出力で、右下がインプット・ジャック・即ち回路の入力になっている。通常の回路図は左上が入力・右下が出力として描くのが基本だから、真逆なんだよねー。(滝汗)  回路の配線を変えてしまわないように、機能単位で回路をまとめておいて、その単位毎に場所を移動して通常の回路図にしてゆく。 ところが、配線を確認していると「あれ?何でオペアンプの出力が何処にも行ってないん?」とか「おわっ、トランジスタの出力がいきなりアースに落ちとるやん!」など、あちこちに配線の書き間違いが出て来る。勿論見つけたら直ぐ修正するんだけれど、修正箇所が結構沢山あって回路図の整形がなかなか進まない。  規模の小さな基板なら大した作業じゃない。けれど、コンデンサと抵抗だけでも合計二百個近くの点数がある基板の回路図を起こすのは本当に久し振りだし、「…

続きを読む

大阪へ

 昨日所用で大阪へ日帰りで出掛けた。  朝自宅まで車で迎えに来て貰い、総勢5名で走り出す。一宮木曽川ICから東海北陸道に入る。前日夕方から雨が断続的に降っていて、時折小雨が降る。いつもなら大渋滞する一宮JCTは天候が良くないせいか渋滞する事なくすんなりと通り、名神道へ。  養老SAを過ぎると山間部に入るが、この辺りから雨が降り続くようになる。標高がやや高い上に伊吹山地と養老山地の切れ目になっていて日本海側から風雨が入り込み易い地形だから、「あ、やっぱり雨か」と言う感じ。  栗東周辺まで来ると流石に交通量が多くなるけれど、雨天のお陰か遅い車が居ても抜くのには苦労しない。多賀SAに入って一寸休憩する。 大阪に近い為か、駐車スペースはそこそこ埋まっている。 同乗者の皆さんはここで結構色んな物を購入されていた。買い物が済んだら走り出す・・・あれ?ナビが動いてない???ナビの画面を触ると下の方がかなり熱い。熱暴走で動かないみたいだ。ナビが無いと行先が分からん。(汗)  急遽湖東三山PAに入ってエンジンを止め、改めてエンジンを起動するがナビは相変わらず動かない。  仕方ないのでスマホで行先を検索し、道順を案内させてナビの代わりに使う事にし、再び走り出す。  瀬田東JCTで京滋バイパスへと進む。相変わらず雨は降ったり止んだりだが、強く降る事はない。大都市圏だけあって交通量はそれなりに多い。久御山JCTで第二京阪道へと進むと、こちらもやっぱり交通量はそこそこ多い。  流れに沿って…

続きを読む

RandallのギターアンプV2XMの修理(その2)

(前回からの続き)  プリント出力した基板図への書き込みを基に実体配線図を起こすんだけど、これが面倒なのなんのって。(滝汗)紙が3枚に分かれているから一枚ずつ書いてゆくんだけれど、紙をまたぐ配線なんぞはトレースしていても「あれ?これってどこに繋がってるん???」となってしまい、異様なほど時間が掛かる。  また、部品を全て手書きで書いていたのだけれど、見落として抜けたりする事が多くて「ありゃりゃっ、この配線を接続する部品が無いやん!」となる事もしばしば。  「こりゃー敵わん」と、久し振りにフィルム用ライトボックスを引っ張り出して来た。 ここに基板をプリント出力した紙を載せる。 その上に白い紙を載せる。 ライトボックスの電源を入れて底面から照らし、基板上の部品を上に載せた紙に書き写す。 ただ、いつも裏紙(片面使用済みの紙)を使っているので、裏側には何かしら印刷されている為、なかなか見難くて作業は結構厄介だ。(汗) # まぁ、アマチュア無銭家の宿命みたいなもんだわさ。(滝汗) 部品を写し書いたら、配線を書き込む。 これを元にして、回路図CAD(使ってるのはBsch3v)に部品を書き込んでゆく。 これを全て入力したら配線をして回路図にすれば良いのだけれど、部品点数が結構多いので入力もそれなりに大変だ。  それに、どれがアース(回路図上の略語だとGND)なのかを回路図をある程度入力した段階で見極めて記号に置き換えておかないと、後々の作業がかなり面倒になってしまう。こりゃー時間…

続きを読む