RandallのギターアンプV2XMの修理(その3)

(前回からの続き)  とりあえずアースは「この線だろう」と見当を付けて記号に置き換えていき、全体の配線を書き込んだら一応回路図の土台は作成完了となる。 ただ、完了とは言っても配線が終わっただけで、とてもじゃないけど回路図としては使えない。しかも、配線が本当に正しいのかどうかまではチェックしておらず、とりあえず手書きの紙から入力しただけだから、多分間違いは一杯あると思う。(汗)  これをまともな回路図に仕上げていくのだけれど、「あーぁ、しまったなー」と。  と言うのはぁ、何も考えずにただ紙に書かれた部品と配線をそのまま入力したのだけれど、左上がスピーカ・言い換えるとこの回路の出力で、右下がインプット・ジャック・即ち回路の入力になっている。通常の回路図は左上が入力・右下が出力として描くのが基本だから、真逆なんだよねー。(滝汗)  回路の配線を変えてしまわないように、機能単位で回路をまとめておいて、その単位毎に場所を移動して通常の回路図にしてゆく。 ところが、配線を確認していると「あれ?何でオペアンプの出力が何処にも行ってないん?」とか「おわっ、トランジスタの出力がいきなりアースに落ちとるやん!」など、あちこちに配線の書き間違いが出て来る。勿論見つけたら直ぐ修正するんだけれど、修正箇所が結構沢山あって回路図の整形がなかなか進まない。  規模の小さな基板なら大した作業じゃない。けれど、コンデンサと抵抗だけでも合計二百個近くの点数がある基板の回路図を起こすのは本当に久し振りだし、「…

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