三台目の日立パディスコTRK-8180

 日立のラジカセ・パディスコTRK-8180のオーバーホールは、その後も時々作業していた。作業そのものはほぼ終わっているのだけれど、時々音が出ない事がある。接点類は皆分解清掃したので、少なくとも接触不良ではない。となると、回路側に問題があるという事になるが、回路図が無いと正直言ってお手上げ(!)なので、そのまま放置していた。  1年数か月後に「電源が入ってラジオは聞こえるけど、動作が何だかおかしい」と言う同一機種のジャンク品がネット上で売りに出されているのを偶然見つけ「これと比べれば直せるかも?」と思って入手。  手元に届いて確認したら、高音域はかなり丸くなっているものの、カセットテープ関係以外は一応正常に動く。「これなら大丈夫」と思っていた。  ところが、数日後改めて電源を入れるとウンともスンとも言わないではないか。「ゲッ、どうしちゃった?」とあちこち動かしていたら、電源が入るようになった。  「何だ、電源スイッチの接触不良か」と思ったのも束の間、AMラジオは正常だがFMラジオのステレオにすると音が途切れる時がある。スイッチ切替時に音が途切れるのならスイッチの接触不良だが、急に音が出なくなったりするのでスイッチが原因とは言い切れない。しかも、症状がしばらく出ない時もあるので、原因が掴めない。「うーん、こりゃー参ったなー」と、また放置していた。  先日、放置されているTRK-8180とTRK-8280の2台を見て「もう一台あれば判るんかも?」なんて考えながらネット上を彷徨って…

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ヤマハのギターアンプF100-212のオーバーホール(その2)

(前回からの続き)  他の修理待ち機材の調査を待っていると時間がどんどん過ぎてしまうので、とりあえず手持ちの電解コンデンサが使える所は作業を進める事にする。先ずはパワーアンプ部から。 古いコンデンサを取り除くんだけれど、小さなコンデンサの中で何故かこれだけがボンドで固定されている。 テスト段階で共振が発生するような事があったのだろうか???  手持ちので交換できたのは左上の三つだけだった。 なお、交換したコンデンサの元の耐圧は160Vだったが、今回は費用節約&部品在庫数削減の為に50Vの物を使用した。  高耐圧品を使うのは、多分tanδの値が低い(==内部電力損失が少ない)からだろう。 # 「=」でなくて「==」と書いちゃうあたりが「相変わらずUnix屋やなー」と。 このアンプの出力は100Wだから、一寸した損失でもフルテン(==ボリューム最大)となれば音量の差となって響いてくる筈。だから、部品選定もシビアになっているのだと思う。  でも、拙者がこのアンプをフルテンで使う事は無いだろうし、高耐圧品は最小発注単位が5本とか20本というのが多いので、あえてオーディオグレード汎用品を使う事にしたのである。拙者が作るようなお手軽回路だと高耐圧品は使わないし、サイズも大きくなるので使い辛いのだ。  勿論、回路に供給される電源電圧に対して余裕のある耐圧にしてあるのは言うまでもない。  次はメインの基板だ。220μFのコンデンサを外したら、二つ共液漏れを下…

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ロッソコルサ新年会(その4)

(前回からの続き) 押川大滝のそばにある、トイレ兼休憩所の駐車場にジュリエッタを停める。 案内板の方へ歩くと、直ぐ滝に到着。 滝の上から見下ろす感じで見る。岩の上を直接歩くので、十分な注意が必要だ。 滝壺は深そうだ。 滝のすぐ上流は浅瀬になっている。 更に上流を見ると小さな滝らしきものが見える。 帰宅してから調べたら、滝の落差は8mで、滝壺近くにも行ける遊歩道が直ぐ近くに掛かる橋の袂にあるらしい。  撮影し終えたら走り出す。  やや長いトンネルを抜けて進むと岩村の街となり、交通量が少し増える。国道363を少し走って県道33に入る。  この時期だと県道405との交差を過ぎてかなり先へ進んだ所で寒天作りをしているのだが、今回はいつもと場所が違って県道405との交差の周辺で作られていた。何故だろうねぇ???  道の駅おばあちゃん市・山岡を過ぎて坂道を下り、県道20へと進む。  瑞浪の街が近い為か、交通量はそこそこある。途中で県道66に入るが、こちらも同じような交通量だ。陶史の森近くまで来たら県道69・新土岐川橋と進んで国道21に入る。  道の駅志野・織部の角を曲がってゴルフ場の合間を抜ける道を進み、再び国道21に入る。御嵩の街中になるので交通量はかなり多く、西に進むに連れて交通量はどんどん増える。可児川手前から渋滞気味となり、トロトロとしか進めない。橋が片側一車線なので、どうしても橋の前後は渋滞になってしまうのだ。  橋を渡って少し進むと片側二車線になって流れが良…

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ロッソコルサ新年会(その3)

(前回からの続き)  朝7時半過ぎに目を覚ます。外は既に明るくて、障子に日光が当たっている。窓を開けて外を見たら、タイ家庭料理屋さんが出来ていた。 PCでメールをチェックしたらバッグへ仕舞い、洗顔用具なども片付けて荷造りする。  9時過ぎに一階へ降りて宿代を支払う。しばし宿のご主人と雑談し、10時過ぎに出発する。  ジュリエッタに乗り込んで国道153を進む。今回、あえて県道18を走らなかったのは、路面凍結の恐れがあったから。写真を撮影するなら県道18の方が良い。けれど、谷間の道で路面に太陽光が当たらない区間が多いし、気温が低くて危ないと考えたのである。  急ぐ必要は無いのでのんびり走るが、先頭を走る軽トラは制限速度50km/hの道を35km/h弱で走ってて「いくら何でも一寸のんびり過ぎんか?」幸い、3分ほどで右折して行った。周囲は大半が雪で真っ白、陽が当たると一寸眩しいほどだ。  しばらく進んで、脇道に入ってジュリエッタを停め、フィルムで撮影する。 ここは以前にもモノクロフィルムで撮影しているけれど、カラーでは一度も撮影していないので、今回撮影の為に立ち寄ったのである。どうという事はない景色だが、何となく撮影したくなるんだよなー。  数枚撮影したら、再び走り出す。  駒ケ根市街に入ると交通量が増えるけれど、片側二車線の区間が結構長いので渋滞する事は無い。市街地を抜けると交通量は大幅に減って車数台が一列に走るような状態となる。  中川村を抜ける頃になると残雪は…

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ロッソコルサ新年会(その2)

(前回からの続き)  お酒を飲んでからお風呂に入るのは危ないので、先にお風呂へ。宿のお風呂は熱めだ。汗を流してサッパリする。  お風呂を出たらPCでメールをチェック。相変わらずゴミメールが多い。Thunderbirdのスパムフィルターは結構優秀だが、それでも擦り抜けて来るのが毎日数通ある。  時々確認している海外のサイトや国内のサイトを一通り巡回している最中にスマホが鳴る。K社長から「今から出発しますので、そろそろ出発の準備を」と言う連絡だった。今日の宴会場所は宿から遠い為、車に便乗させて貰うのである。  でも、宿は路地を少し入った所にあり、宿の前まで迎えに来て貰うと太い道路へ出るのが一寸面倒。だから太い市道に出て拾って貰うのだ。  PCを片付けて上着を着たら、宿を出てJR伊那北駅へと歩き出す。踏切に差し掛かったら、ちょうど列車が発車するところだった。  JRの線路を渡って駅の前に着いたらまたスマホが鳴る。「着いたよ!」振り返るとハザードを出しているボックス車が停まったので、直ぐに乗り込んで出発。  市道二条線を北上、県道88・県道87と進み、伊那ICを通り過ぎて少し進んだら、今日の宴会場所に到着。 八番館・信大前店である。 店内は椅子席とお座敷があり、我々はお座敷へ。  予定通り19時に宴会が始まり、「乾杯!」  メニューを見ると、焼き肉だけでなくラーメンやチャーハンなど普通の品々も並んでいる。飲み屋と言うよりは食堂が飲み屋を兼ねているみたいだ。運ばれてくる…

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