三台目の日立パディスコTRK-8180
日立のラジカセ・パディスコTRK-8180のオーバーホールは、その後も時々作業していた。作業そのものはほぼ終わっているのだけれど、時々音が出ない事がある。接点類は皆分解清掃したので、少なくとも接触不良ではない。となると、回路側に問題があるという事になるが、回路図が無いと正直言ってお手上げ(!)なので、そのまま放置していた。
1年数か月後に「電源が入ってラジオは聞こえるけど、動作が何だかおかしい」と言う同一機種のジャンク品がネット上で売りに出されているのを偶然見つけ「これと比べれば直せるかも?」と思って入手。
手元に届いて確認したら、高音域はかなり丸くなっているものの、カセットテープ関係以外は一応正常に動く。「これなら大丈夫」と思っていた。
ところが、数日後改めて電源を入れるとウンともスンとも言わないではないか。「ゲッ、どうしちゃった?」とあちこち動かしていたら、電源が入るようになった。
「何だ、電源スイッチの接触不良か」と思ったのも束の間、AMラジオは正常だがFMラジオのステレオにすると音が途切れる時がある。スイッチ切替時に音が途切れるのならスイッチの接触不良だが、急に音が出なくなったりするのでスイッチが原因とは言い切れない。しかも、症状がしばらく出ない時もあるので、原因が掴めない。「うーん、こりゃー参ったなー」と、また放置していた。
先日、放置されているTRK-8180とTRK-8280の2台を見て「もう一台あれば判るんかも?」なんて考えながらネット上を彷徨って…