ヤマハSL-800のレストア作業(その6:EMGピックアップ)

(前回からの続き) 実は、旧モデルのEMGピックアップが安価に売り出されていたのを偶々見かけ、買ってしまっていたのである。(汗) EMG81TWとEMG81のセットだ。新品だとフロントとリアの二個で3万円以上もするのだけれど、入手した旧モデルは半額以下で、専用ケーブルやタップスイッチ付の25kΩボリュームポットも付属してきた。 尚、元々は別のギターに取り付ける積もりで手に入れているので、RGX用ピックアップ取り付けが最終目的である事には変わりない。あくまでも「出る音の一時的な確認の為」である。 EMGはアクティブ(要するに電源が必要)タイプのピックアップの代名詞的な存在で、その音には以前から興味があった。 電源が必要という問題はあるものの、通常のパッシブタイプと比べてノイズが極端に少なく、出てくる音も素直と言われている。 音を歪ませる場合はギターから来た音声信号を過剰増幅させるのが一般的なので、ノイズが一寸多いだけでもかなり酷いノイズとなってしまう。 拙者の場合、ギターの音を歪ませるような使い方は少ないのだけれど、ノイズが少なく音が素直というのは実に好ましく思えるのである。 ただ、実際に音を出してみないと本当の所は分からない。 近年のEMGは配線ハンダ付けが不要になってきている。入手した二つもピックアップの裏側に配線用のコネクターがある。 付属してきた専用ケーブルもコネクターが付いている。 なお、このケーブルは旧モデル用なので、反対側は普通…

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ヤマハSL-800のレストア作業(その5:ブリッジとピックアップの交換)

(前回からの続き) フロントとリアのピックアップ音量差が大き過ぎて、どうも使い難い。フロント側はコイル内部に問題を抱えているようだ。 まともには使えない状態だし、オリジナルのピックアップでもないので、入れ替える事に。 まず、弦を外す。 裏側から配線の繋がっているボリュームポットも外す。なお、トーンポットへは配線していないのでそのままにしておく。 エスカッションを外せばピックアップを外せる。 用意したのは、同じYAMAHA のRGX用ピックアップ。格安で売られていた中古を入手した。 それから、本来はゴールドのピックアップカバーが付いているので、社外品の安いカバーを用意した。なお、ピックアップはモデルによってサイズが違うので、カバー購入時は注意が必要である。 RGX用のエスカッションは、微妙にネジ穴の位置が違うので、そのままでは使えない。 なので、今までのエスカッションを外して利用する。 RGX用ピックアップはネジ3つで固定されていたが、2つ用のネジ穴もあるので、そのまま取り付けられた。 さて、ここまでは良かったのだが、RGXはストラトタイプという事をすっかり忘れていた。 ストラトタイプ前提の配線なので、レスポールだと線の長さが足りなくて、ボリュームポットの位置まで届かない。 四芯シールド線は以前の作業で使い切ってしまったので、手持ちが無い。 ウーム・・・とりあえずピックアップ交換作業は中断だなー。(汗) 弦を外した序に、以…

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TT250Rレイド

以前から探していたオフロードバイクを、オークションで仕入れた。車体の他に段ボール二つ分のパーツも付属してきた。 画像では奇麗に見えるが、塗装はかなり古びているし、デカール類も色が薄くなったり欠けたりしている。 ヤマハのTT250R Raid(レイド)である。左側リアタイヤ近くのサイドカバーの膨らみは3Lの小物入れで、その中にETC機器が収められている。 ヘッドライトは60/55Wで、オフロードとしては大型だ。 リアトップケース用の黒い取付ベースは前所有者が取り付けた社外品。まだ届いたばかりなので、ナンバーは無い。 この車体は1995年マイナーチェンジ後のモデルで、初代からの大まかな変更点は ・エンジン低速域特性見直し(低速トルク不足を改善、出力スペックは不変) ・ステップ近辺にフレーム塗装の傷みを防ぐアルミプロテクター装着 ・ヘルメットホルダーをピン回転式に変更 の三点である。 ブレーキは、前後共ディスクである。 セロー225のリアと比べると、ディスク径が大きい。 タンクは16Lもあるので、近場の日帰りツーリングなら給油不要。 メータはデジタル表示だが、表示は速度と走行距離だけ。時計も付くのは1996年のマイナーチェンジから。 メーター部右上の小さなLEDは、前所有者が取り付けたETC機器の動作表示。 前所有者は林道走行に使っていたそうだが、エンジン回りは案外奇麗だ。キャブ上部の黒い丸はチョークレバーである。 エンジン前方にあ…

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剪定

自宅には東西に細長いウナギの寝床のような庭があり、狭いのに木がやたら多く植えられている。 この庭は、亡き父が教員仲間の農業高校長に設計を依頼、その校長の馴染みの庭木業者と共に造ったもの。完成した当初はなかなか良い感じだった。 しかし、年数が経つと植えられた木々がドンドン大きくなって庭木のバランスが崩れ、何だか訳の分からないジャングルのような状態になってしまった。 木々の成長を計算せずに完成時の見栄えだけを考えて数多くの木を植えたからだと思う。如何にも教員のやりそうな設計である。だって、教員は教えたらお終い、その後なんてお構いなしだからねぇ。(滝汗) 木は大きくなると枝も太くなってきて剪定が大変!になってくる。 しかも、木と木の間隔が異様に狭い為、脚立を入れられない場所も多く、高い位置の枝を払いたくても脚立が入らないし手も届かないなんて事が頻繁に起きる。 「このままだと本当にジャングルになっちゃうぞ」と思い、3年前に地元の業者さんにお願いして大きくなった木々をチェーンソーで徹底的に切り詰めて貰った。 しかし、一旦太くなった木は成長が異様に早くて、半分は元の木阿弥状態になりつつある。 その中で、唯一大幅な選定をしてこなかったのが、枝垂れ槐(エンジュ)である。 画像右側の金木犀は、あまりにも大きくなり過ぎたので、とりあえず東半分だけを大幅にカットしてある。 複数の業者さんから「この枝垂れ槐は内側が痛んでいるから台風で折れるかも知れんし、強く剪定すると枯れるかもね」と毎…

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タイヤ交換したのは良いけど・・・(その1)

普段使いのFELT50は1年半前にシートとグリップを交換してからはずーっと乗りっ放しだった。 タイヤに溝はまだ少しあるのだけれど、側面に亀裂が入ったり白い化粧プリント?が剥がれてきたりしてきた為、タイヤを交換する事に。古いので、チューブとリムテープも同時に交換。子供が良く利用する自転車屋さんに持ち込んで交換して貰った。 購入時のタイヤは700 x 23Cだったが、レースに出る訳じゃないし直ぐタイヤが減ってしまうので、28Cに替えたら23Cよりは遥かに走り易くなった。 耐久性は大幅に向上したけれど、舗装の痛んだ凸凹な田舎道を走るから、23Cほどではないにしても路面を拾い易いし、路面の穴をうっかり通過すると衝撃は結構大きい。 だから、タイヤ銘柄は自転車屋さんにお任せで、サイズだけワンサイズアップの32を指定した。 CSTというタイヤメーカーは初めて見たので調べてみたら、台湾のメーカーで生産は中国らしい。 早速自転車にフロント側から組み付け・・・られない?! ブレーキシューが太くなったタイヤ側面に当たって入らないのである。 仕方ないので、シューを外してからタイヤを組付け、再びシューを取り付けた。フロント側はこれでOKだ。 リア側も同様にシューを外さないと入らなかったけれど、何とか組付けたら・・・ありゃ?動かんじゃん!(汗) 良く見ると、センターに取り付けてあるサイドスタンドの取付金具がタイヤに食い込んでいる。 これではタイヤは回らない。とりあえず外した。…

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