ヤマハSL-800のレストア作業(その7:またしても・・・)
(前回からの続き)
手書きで配線図を書き、何度もチェックして間違いが無さそうなので、配線に取り掛かる。
以前の作業では省略したピックアップ切替スイッチのアース配線を、今回はきちんとやる事にする。
スイッチ本体に直接ハンダ付けする為、普段使っている20Wのハンダゴテでは熱量が足りないので、久し振りに60Wのコテを使った。
ピックアップのプラス側電源のケーブルは何故か長さが短いので、手持ちの配線で継ぎ足す。
このままではショートの危険があるので、熱収縮チューブで絶縁する。
ピックアップ切替スイッチ・フロントとリアピックアップの配線をギター本体の穴に通す。
ここでまたもや問題発生!ピックアップ配線の長さが足りないのである。
今迄全く気が付いていなかったのだけれど、どうやらこのEMGもストラトタイプのギターで使われていたらしい。
「うーん、またか・・・仕方ない、配線を延長しよ。」配線を外している最中に、突然「ペキッ!」という音が。
「えっ、何の音?」あちこち見まわしてみると、フロントピックアップのエスカッションが割れている。
外した時に裏側に浅い傷のようなものがあるのは分かっていたが、まさかそこで折れてしまうとは・・・まぁ、古いギターだから仕方ないかなぁ。(溜息)
エスカッションはメーカーによって微妙にサイズが違うので、必ずしも同じサイズの物があるとは限らない。今回はプラリペアで修復して再利用する。
割れた箇所の裏側をV字状に削っておく。
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