ヤマハSL-800のレストア作業(その8:EMGのタップは・・・)

(前回からの続き) 他の回路用のコンデンサ類も含めて、頼んであった部品が届いた。 配線材も不足しているし、ステンレス・ギター弦も在庫一つになっていたので、送料節約も兼ねて併せて取り寄せた。 部品が揃ったので、まずはコネクタ配線の作成から作業する。 EMGで使われているコネクタは「QIコネクタ」とか「2550コネクタ」と呼ばれている物。部品屋さんなどで簡単に手に入る。 ケーブル用コネクタに配線するのだけれど、配線の被覆を固定する部分の幅は2.3mm、配線の電線部を固定する部分の幅は1.6mmと、とても小さい。 手持ちの工具ではカシメる事が出来ないので、細いペンチで被覆部を固定し、電線部はハンダ付けした。 そのままだとバラバラになり易いので、熱収縮チューブでまとめた。 何とも動きの心許無いピックアップ切替スイッチは、再度分解して内部を調整し直した。かっちりした動きになった。 先ずはスイッチの配線から。配線材は4芯シールド線を使う。 必要な長さを測って切り出す。 それぞれの端子に配線する。スイッチの筐体もアース配線をしておく。 音出し確認の為、EMGピックアップを仮設置して、 ボリュームやアウトプットジャックにも仮配線する。 この状態で音を出してみた。 世間の評判通り、ノイズはほぼ皆無だ。流石アクティブピックアップだけの事はある。 Zakk WyldeやMETALLICAのギタリストKirk Hammet…

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