ヤマハSL-800のレストア作業(その9:ムムム・・・)

(前回からの続き) RGX用ハムバッカーを取り付ける。 配線の長さが足りないので、分解して配線を入れ替える事に。 布テープを剥がし、コイルを固定しているネジも外す。 ピックアップ・ベースにアース線がハンダ付けされている。これは20Wクラスのハンダゴテでは外せないので、60Wのコテを使って外す。 配線を切り離して引っ張り出してみると、各コイルからの線によって色分けされていた。 新たに四芯シールド線と繋ぐ。 シールド線は元の通りにベースにハンダ付けしておく。配線を隙間に押し込んで邪魔にならないようにしてから、元通り布テープを巻いて作業は完了である。 こうやって書くとスンナリ作業は終わったように見えるかも知れない。 けれど、実際には布テープを剥がす時に「ビリッ」と部分的に破れてしまったり、コイル側の線が短くてハンダ付けに難儀したりで、随分と時間が掛かってしまった。(汗) 「さーぁ、これで取付だーぁ」と思いながらも、念の為にピックアップをテスターでチェックする。 リアピックアップは正常、フロントピックアップは・・・「(。´・ω・)ん?」 もう一度フロントピックアップを分解してコイルを分離させ、配線に異常が無いか確かめる。 この状態でテスターを当てても無限大のまま。要するにコイルとして機能していない。(滝汗) 髪の毛よりも細いコイル線を辿っても切れているようなヶ所は無い。という事は、コイル内部のどこかで断線している事になる。 そう言え…

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