PROCO RAT2の修理(その1)

12年ほど前にジャンク品で手に入れたPROCOのディストーション・ペダルRAT2は、思い出した時に一寸作業したりしていたのだけれど、ここ数年は放置状態になっていた。 入手時に欠品となっていたフットスイッチとボリュームのツマミは、手持ちの部品を取り付けてある。 入手直後に一旦分解して中を確認したら、基板上には欠品が無かった。 だから「なーに、簡単に直せるでしょ」と考えて「まぁそのうちに、ね」と放置していたら12年も経ってしまっていた。(滝汗) 先日たまたま取り出した時に「あ・・・これって放置したままだっけなー」と気が付いた。 改めて分解する。裏側にネジがある。 黒いネジが筐体を固定しているのだが、下二つはネジ山を舐めてしまっているようで、回しても手応えが無い。(汗) 金色のネジは電池室の蓋用である。 ジャックのナットは本来とは違う物に取り替えられている。DCジャックはナットすらない。 更に、ボリュームポットも3つともナットが無い。 筐体を持ち上げると基板が見えて来る。ボリュームポットの刻印で調べてみると1992年製造らしい。 筐体内側に製造番号らしきシールが貼られている。けれど、製造番号は「RT」で始まる番号の筈なので、この番号は製造番号ではないようだ。 ボリュームポットにも何やらシールが貼られている。 基板を取り出す。 部品面に欠品は無い。因みに、フットスイッチは手持ちの物をいい加減に(汗)取り付けてある。 使われているIC…

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