PROCO RAT2の修理(その2)

(前回からの続き) 回路図を起こす為に、まずは基板を撮影する。白黒なのは、単にプリンターのインク節約の為である。(汗) 紙に印刷したら、そこへ部品の値を書き込む。 これを基にして回路図を起こす。 これを見ると「なるほど、フットスイッチの配線が違うわ。」道理で動かない訳だ。(汗) 配線をやり直し、ギターとモニターアンプMA-5に繋いて動作を確認す・・・ありゃりゃ?ノイズしか出ない?! 具体的には、まず動作時に点灯する筈の赤LEDが点かない。そして、ボリュームを上げるとノイズは大きくなるが、ギターの音は出て来ない。 回路オフの状態では普通にギターの音は出るから、配線は間違っていない筈。 ディストーションの回路は過剰増幅した後にダイオードで波形をクリッピングして音を作っている。 ボリュームを上げるとノイズが大きくなるから、過剰増幅の回路は動いているみたいだ。 「という事は・・・へ?インプットジャック?!」導通を調べると、アース側は問題無いが、肝心なホット(音声信号)側が繋がっていない。 インプットジャックのホット側接点をペンチで引っこ抜いて取り出す。 接点を見ると、接触する部分に錆が出ている。これじゃ導通せんわなー。(汗) NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で接点を磨いたら、まぁまぁ奇麗になった。 テストしてみると、ちゃんとディストーションの音が出るようになった。 ここで改めて回路図を見ると、色々と疑問が湧いてくる。 まず…

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