テスタロッサの前オーナが使っていたレーダー探知機を今日分解した。機種はユピテルのE-910だ。
先ずは外装のプラスチック類を外す。
レーダーはマイクロ波で波長が短いから、ラジオのようなアンテナでは無く、画像にあるような金属の塊になった導波管を使う。導波管を開けると、内部が見える。導波管中央部が受信して反応する部分だと思うが、確証は無い。A(^^;
反応する部分を取り出すと、長さは5mm弱しかない。
基板裏側には銅板が貼られている。高周波回路で周囲の回路との干渉を避けるためだろう。
銅板を外す。導波管の受信部に収まっていた小さな部品は基板裏側に貫通するような状態で収められていることが判る。
利用できそうな部品は画像の通り。LEDは光量がやや少なく、高輝度タイプではなさそうだ。今は高輝度タイプしか売られていないので、かなり前に造られたもののようだ。
スルーホールの基板なので、半田がホールの奥まで入り込んでいるとIC用半田ゴテと手動吸い取り器では部品の足に密着した半田を取り除くのが難しくて、随分と梃子摺った。(^^;
スピーカは背面に磁石を背負ってるのが普通なんだけど、これは直径18mmと小型なためか、コイル外周をぐるりと取り巻くような形の磁石が使われている。このような形式のスピーカを見たのは初めてだ。
分解して見ると、その製品が作られた時期の大量生産に向けた設計や構造が判って、実に面白い。でも、こういうことをしている人って国内にどれ位居るんでしょうかねぇ...?(^^;
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