690DukeRで新潟市まで往復

 昼間はまだ気温が高いものの朝晩はかなり涼しくなってきたので、ずっと天気をチェックしていた。28日は中部地区も北陸地区も天気が安定しているので、意を決して新潟へ690DukeRで日帰りで往復した。
 実は、1年半ほど前からある人物と連絡が取れなくなり、一寸心配だった。その人物の自宅の住所はかなり前に教えて貰ってあったので、「連絡が取れないのなら直接足を運んで自分の目で確かめて来よう」と考えていた。しかし、今年の夏も凄まじい暑さだったのでバイクで行くのは難しく、落ち着いた気候になるのを待っていたのだった。

 28日はいつものように朝5時過ぎに目を覚ます。上は長袖シャツにダブルライダーズジャケット、下は革パンツのみ。ウエストバッグに地図・財布・フィルムカメラとデジタルカメラを放り込んで6時に自宅を出発、一宮木曽川ICから東海北陸道に入って北上する。
 時間は早いのに、結構車が沢山走っている。トラック類は少なくて、家族連れらしきセダンが多い。遅い車を抜かしつつ走るが、北に進むに連れて標高も高くなるので、段々と寒くなって行く。美濃ICを越えて美濃トンネルを抜けると更に気温はグッと下がり、革パンツだけだと寒い(>_<;)。日中は日本海側でも25度という予報だったから、わざとスパッツなどのアンダーウェアを穿いて来なかったが「やっぱ穿いて来れば良かったかなー?」と一寸後悔した。まぁ、気温が上がるまでの我慢だから何とか成るさ。
 東海北陸道は白鳥IC以北はほぼ一車線なので、遅い車が居るとお手上げ。行きは鈍い軽トラックに蓋をされてし60km/h前後で延々と走ることを強いられ、少々ゲンナリ。所々で2車線になるので、その度に遅い車を抜いても、必ずその先にまた遅い車が居るので、70km/hという速度ですら維持するのはほぼ不可能。事前の予想通り、小矢部砺波JCTを抜けるまでにかなり時間がかかった。

 北陸道は土曜日だというのに相変わらず交通量は少なく、スムーズ且つ淡々と進む。山間部を抜け、更に陽が高くなって気温が上がってきたので寒さは感じなくなる。助かったぁ。(笑)
 有磯海SAで給油すると、ここまでの燃費は24.7km/L。ほぼいつも通りの数値だ。再び走り出すが、やはり交通量は少ない。朝日ICを過ぎた頃から左方向に日本海が良く見えるようになるが、同時に風も強くなり車体を揺すられる。
 上越JCTを通過し、米山SAで再び給油する。有磯海SAからここまで125km程しかないが、米山SAのスタンドは出光なのでカード割引が使えるのと、この先の距離と給油ポイントの位置関係を考えて早めに給油した。燃費は22.8km/Lと、やや悪い。強風のせいだろうか...
 再び走り出して淡々と進む。長岡JCTに近づくに連れて交通量が少しずつ増えるものの、大半の車は関越道へと進むので、JCTを過ぎると交通量は相変わらず少な目だ。途中、対向車線で事故があったらしくてクチャクチャになった車(原型を留めないほどだったので車種は不明)とフロントを少し破損したプリウス(だったと思う)が見えた。その区間は通行止めになっているようで、対向車線には車の姿が無い。帰る時に通るけど、その頃までには事故処理は終わっているだろう。そのまま進んで10時半過ぎに巻・潟東ICに着く。

 ICからそのまま国道460に入るが、辺りは一面の田圃で人家はとても少ない。「あぁ、新潟はやっぱり米処なんだなぁ」と思う。JR越後線巻駅の直ぐ横を通るが、駅周辺は道が非常に狭い。恐らくは駅が設置された頃のままなのだろう。こういう場所はフィルムカメラを片手に散策すると面白いんだが、今回は日帰りで時間が無いので、後ろ髪を引かれつつも先へと進む。
 県道2に入って北上すると、左方向に角田山(標高481.7m)が常に見えている。1時間程度で山頂に行けて見晴らしが良いらしいが、今回は時間が無いので我慢。少し走るとメイワサンピアが見えてくるので、事前に調べておいた細い道に入って、11時27分、無事目的地に到着。

 事前に知らせずに行ったのでお目当ての人物には会えなかったが、御両親とお話しできた。その人物は現在関東で仕事に就いていて、その仕事を職安で見つけたのが1年半ほど前だったそうな。これは連絡が途絶えた時期と一致する。
 こちら(新潟市)では職が無く、職安で紹介された勤務先は長く勤められそうだという事で、そちらに行ったのだそう。仕事の時間が不規則で、こちらから電話してもなかなか繋がらないそうで、
# ひょっとして、データセンターのような職場なのか?
本人が時々電話してくるが元気にやっているとの事だった。一寸心配だっただけに、その言葉を聴いてようやく安心できた。
 15分ほどお話ししてお暇する。

 県道2に戻ってIC方向へ進むと「上堰潟公園」の看板があるので、そちらへ曲がって駐車場にKTMを停め、公園内を少し歩く。
上堰潟公園・案内看板
上下が黒い革で、しかも雲一つ無い晴天なので暑い。
上堰潟公園
結構広い公園で、多くの人がジョギングや散歩をしていた。
 少しだけ歩いてからバイクに戻り、県道2を進む。竹野町の交差点手前にある道路案内表示を見ると、巻潟東ICへは県道296へ曲がるようになっているので、それに従って県道296へ。交差点を曲がって直ぐの場所でKTMを停めて、周囲の風景を写真に収める。電柱に隠れているのが角田山だ。
新潟市西区竹野町
遠くに見えているのは松ヶ岳かな?
新潟市西区竹野町
この県道は道幅が広い。国道460はとても狭いので、看板でこちらの道へ誘導するのは正解だと思う。ブルボン新潟工場の横を抜け国道116へと進む。この道を走り続ければ、弥彦山ロープウェイとか先日行った魚のアメ横にも行けるが、時間が無いのでガマン。巻中央ICの交差点で国道460に入る。ICの少し手前でKTMを停め、また写真撮影。
新潟市西浦区柿島

新潟市西浦区柿島
本当に田圃が広い。
 すぐ近くのバス停「漆山中」の時刻表を見ると、やはり田舎だけに本数は少ない。
漆山中の時刻表
こちらの地理には詳しくないので良く判らないが、JRの駅の間を走る路線らしい。
バス停の路線図
帰宅してから調べたら、運行は新潟交通観光バス(株)が行っていると判った。
 再び走り出し、そのまま巻・潟東ICから北陸道に入る。12時をだいぶ過ぎている。

 上越JCTを抜け、名立谷浜SAに入って給油する。燃費は23.4km/L。一般道で鈍い車の後ろに付いてかなりの距離走った割には良い数値だと思う。
 再び走り、次は有磯海SAに入って給油する。燃費は24.6km/L。高速道を淡々と走っているので、まぁこんなもんだろうなぁ。因みにここで給油したのは、東海北陸道に入った次の給油ポイントまで150km以上あるのと、ここで満タンにすれば自宅まで無給油で行けそうという計算があったから。このSAは電話ボックスの上にイカが載っている。
有磯海SAにあるイカを乗せた電話ボックス
 再び走り出し、小矢部砺波JCTで東海北陸道へと進むが、早速遅い車に蓋をされてしまい、かなりの距離を65km/h前後で走る羽目に。2車線になった所で一気に抜き去るものの、少し走ると再び前がつっかえてしまう。こんなことを一車線区間の間、何度も繰り返して進む。ひるがの高原に近づくに連れて気温が下がっていくのが判る。
 その後も淡々と進む。美濃ICを過ぎる頃から再び気温が上がり出す。何処にも寄らずにそのまま一宮木曽川ICまで走る。自宅近くのスタンドで給油したら、燃費は28.1km/Lだった。走った区間の後半は下り坂が多いから燃費が伸びたんだろう。自宅には17時15分に到着。本日の走行距離は922kmだった。

 今回は久し振りにバイクで長距離を走った。690DukeRで長距離を走ったのは初めてだ。mixiで「突然エンジンが止まる」トラブルについての書き込みが数多くあって一寸心配だったが、何の問題も無く無事往復できてホッとした。
 やっぱりバイクって良いねー。

この記事へのコメント

  • たま

    日帰り900キロオーバーとはすごい。
    自分の最長記録を調べてみました。
    SR500=577キロ
    XL1200S=543キロ
    T120R=545キロ
    FLHX=580キロ
    まだ600キロの壁が越えられません。
    遠くへ行くことを目的に買ったFLHXも今はなく、なんだかなーと思うのでありんす。
    2013年10月02日 21:56
  • Rifle

    たま さん

    そっ、そんなにすごいですか?そうかなぁ...以前から軽井沢まで往復600km強を日帰りでお茶しに行ったり、10年程前には東海地方のバイク雑誌で長距離特集があったりしたので、長距離に対する感覚が一寸違うのかも知れませんね。(笑)
    ただ、これだけの距離だとバイクの素質がモロに出る部分も有るので、いずれその辺りを纏めて書こうと考えています。
    2013年10月02日 23:09

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