(前回からの続き)
すこし前にマジ軽ロボをママチャリに移植したけれど、やはりLEDも含めた内部回路を変更した方は暗くて、かなりの速度を出さないと実用的な明るさになってくれない。しかし、夜間にスピードを出すというのは危険を伴うので、別のマジ軽ロボに取り替える事にした。
また、豆電球ライトを置き換えた方はライト本体を発電部に取り付けた為、走行中の振動に共振して「ゴゴゴゴゴ...」という音が出てしまい、妻が「走ると五月蝿い」と言うので、ライト本体を二つ共カゴの下に移す。
マジ軽ロボ本体の両側には白い樹脂の窓があり、その内側には赤色LEDがあって点滅するようになっている。タイヤを挟んだ両側にマジ軽ロボを取り付けるので、タイヤに面した側のLEDは余り意味が無い。どうせなら、そのLEDを後ろの尾灯(テールランプ)代わりにすれば安全性が高まるので、その改造も一緒に行う。
まず、本体を分解する。
フォトトランジスタ(中央の丸い透明な部品)は、周囲が暗くなったらライトを点ける為のものだが、昼間ライトが点いていても構わないし、このトランジスタが光を取り込む穴を尾灯の配線に使うので、思い切って取り外す。また、尾灯にする側の赤色LEDも取り外して赤・黒の電線をハンダ付けする。
元通りに組み立て、尾灯用の配線を穴から引き出す。内部に雨や虫が入らないように、グルーガンを使って穴を塞ぐ。
取り外したLEDを尾灯用の配線にハンダ付けする。LEDには極性があるので、間違えないように注意する。
このままでは雨でショートしたりしかねないので、こちらもグルーガンで簡単な防水とする。
このままでも良いだろうが、念の為にゴム状の熱収縮チューブを被せて保護する。
ライターの遠火でチューブを縮めればOKだ。
さて、次はライトをカゴに固定する金具を用意する。ホームセンターでユニクロメッキされた汎用プレートとネジ・ナットを購入。全部で258円だった。
# アマチュア無銭家には辛い出費だ...。
金具でカゴの下側にライト本体を固定する。
尾灯用の配線はハンドルの動きを妨げない位置に固定し、赤色LEDは後ろから良く見えるように後ろのカゴの下にタイラップで固定した。
後は光軸を調整すれば完成である。
念の為に暗くなってから自宅周辺を走ってみたら、以前よりもだいぶ明るくなった。ライトが二つあるから、万が一片方が壊れても真っ暗にはならない。
今ではホームセンターなどで、ライトの部分だけをLEDに交換するタイプや、発電ダイナモと一体となったタイプなどが売られているから、入手するのは結構簡単になってきた。
最近のママチャリはライトがLEDの物も増えているみたいだが、この自転車のように豆電球を使うライトはLEDにするだけでもかなり明るくなるかも知れないので、まだ豆電球タイプをお使いの場合は試しにLEDタイプに替えてみると良いと思う。
(完)
この記事へのコメント
たくや
Rifle
まぁ、相手は自転車ですから、素人でも何とかなります。(笑)