オークションで昨年12月に落札したこのTL125は一応走行可能な状態ではあったものの、とにかく安かっただけあってあちこちがメンテナンスが必要な状態だった。
この3ヵ月半は毎週のように修理や調整を行い、「後はタペットの調整が終われば一通りのメンテナンスは完了だな」と思っていたところへ、先日の事故で老人の運転するトヨタ車に追突されてしまった。
事故調査に来た警察官によると「追突時の速度は30km/h程度」だそうで、そんなに速い速度ではなかったようだが、スイングアームは曲がり、車体も少し捩れたように歪んだ。
保険屋さんが来宅し、車体の損傷具合を確認した際「古いバイクなので部品を取り寄せて修理するとなると、ひょっとしたら市場実勢価格を上回ってしまうかも知れませんね。それに修理に必要な部品が揃わない可能性もあるので、金額による賠償になるかも知れません」と話していた。
本日保険屋から来た書類を見ると、「賠償金による弁済」という旨の記述になっている。要するに「修理すると高く付くから現金で払います」ということだ。
1983年発売の古いバイクなので、今回の修理に必要な部品はメーカ側で既に在庫払底となっている物も多い。中古の部品を探して直すにも、一体どれだけの時間が掛かるのか分からない。色々と考えた末に「廃車する」ことにした。
手元に来てから未だ3ヶ月半しか経っていないし、あちこち自分で手をかけて直してきたので非常に残念だが、仕方が無い。(溜息)
これで再びオフロードバイクが無い状態に戻ることになる。早速後釜を探さなきゃね。
この記事へのコメント
tama@カブ主
こんなとき、お金じゃなくて「同程度のバイク(車)」を現物支給させるなんて示談はないのかしらん。
Rifle
仰る通りで、買い直すには到底足りない金額しか出ませんでした。
でも、「原状回復」を要求して裁判なんかを起こしたら、そっちの費用がよほど高く付くんで、その辺も踏まえて保険会社は算出しているんでしょう。
ほんと、現物支給にして欲しいですよねぇ。
Take-Zee
お金には代えられないものです。
Rifle
本当に残念です。
でも、保険屋は車両のみしか評価しないので仕方ないと諦めなきゃ仕方ないですね。
右手が治ったら、後継を探す積りです。
のらん
Rifle
こればっかりは仕方ないですわ。(/_;)
今回はこの程度で済みましたが、老人の運転する車はこれからも増えますし、今後も気が抜けないです。
ブルル
TL125が身代わりになってくれたのかも!?
愛着が沸かれていたかと思うと寂しく感じます。
Rifle
随分と手をかけて直したのでもっと長く乗りたかったんですが、TL125は古いバイクだけに部品が無くて直そうにないのが残念です。
ktm
でも、ひどい怪我とかされなくて良かったです。
Rifle
残念ですが仕方ないですねぇ。
転倒を免れたので大怪我にはなりませんでしたけど、未だに右手首は痛んで不自由です。