自転車のバスケットステー交換

 子供が通学で使っている自転車は、前カゴをステーを介してフロント側に取り付けているけれど、重い教科書類を載せて毎日8kmを往復している為か折れてしまった。(黄色の矢印のところ)1年程度で折れてしまうとは少々意外だった。
折れたフロントステー
仕方ないので、部品が届くまでの間学校まで車で送り迎えする。

 ネットで取り寄せた部品が届いたので、早速作業開始。まず、折れたステーを取り外す。
折れたステーを取り外したところ
折れた箇所を見ると、一面に錆びている。
折れた箇所は錆びていた
走行中の振動などでクラックが入り、そこから錆が徐々に進行して折れたようだ。
 折れた時は既に両方とも固定するネジが飛んでしまっていたという。ネジで固定していた部分が両方とも折れているので、ネジを保持できなくなって取れてしまったらしい。
 折れなかった方も、やはりクラックが入って錆びており、しかもだいぶ曲がっている。
折れなかった方のステーも曲がっている
走行中に両方共折れなかったのは不幸中の幸いだった。

 ネットで取り寄せた部品は、メーカは違うが構造は同じなので、製造元は同じかも知れない。
取り寄せた部品
でも、通学で重い荷物を載せるのは半年程度なので、それまで持ってくれれば良い。
 カゴの位置合わせをしてからネジで固定するけれど、そのままだとまたネジが飛んでしまいかねない。そこで固着力が中程度のネジロック材を使う。
今回使ったネジロック材
使い方は簡単で、ネジ山に塗るだけだ。
ネジ山にロック材を塗ったところ
このネジをそのまま締め込む。
ネジロック材付きのねじを締め込む
こうするとネジ山同士が密着して空気が遮断され、ロック材が固まって固定されるようになっている。

 フロントライトの配線を見たら、切れかかっていた。
切れかかっていたフロントライトの配線
折れた時の衝撃で強く引っ張られたようで、内部の線が千切れかかっている。銅線の数本が辛うじて繋がっているけれど、このままではいずれ断線してしまうので配線やり直す。
 外側の樹脂カバーを外して配線を露出させる。
樹脂カバーを外したところ
銅線はかなり錆びていて、表面が黒ずんでいる。線を引き抜くと、酸化の進み具合が良く分かる。
銅線全体が酸化して黒ずんでいる
配線に余裕があるので錆びた部分は切り落とし、新たに被覆を剥き直す。
配線を新たに剥き直したところ
アース線の位置に注意しながら配線を部品に通して
部品に配線を通したところ
樹脂カバーをかぶせればOKである。
完成した配線部
これをハブダイナモの端子に差し込めば完成である。

 これから気温も湿度も上がって錆び易くなるけれど、自転車で通学するのは半年程度だし、荷物の重さも徐々に減っていく筈なので、今年中はこれで持ってくれるだろう。

この記事へのコメント

  • いっぷく

    ネジ留めしていてもとれてしまうことがあるんですね。
    かなり重い荷物なのでしょう。
    通学だけでも重労働ですね。
    2017年05月28日 21:11
  • Rifle

    いっぷくさん
    教科書・参考書・ノート等を一つのバッグに入れるので、ずっしり重いです。
    ハンドルをしっかり持っていないと、その重さでハンドルを取られてしまうそうです。
    子供は自転車通学だからまだ良いですが、バス通学の子は毎日重いバッグを運ぶので大変ですね。
    2017年05月28日 21:55
  • みうさぎ

    見事なお手直しです
    十分もつよ!修理人は職人です
    たっぷり持ち上げました\(^-^)/
    2017年05月29日 14:20
  • Rifle

    みうさぎさん
    あ、有難う御座います。m(_"_)m
    自分で出来るものは何でもやります!でないと、お金が出てっちゃうので。
    (結局そこかい...^^;)
    2017年05月29日 17:25

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