拙者はギターは殆ど弾けないのだけれど、何故か数本エレキギターを持っている。時々練習と称して(それこそテキトーに)かき鳴らしたりしているので、当然ピックが必要となる。
自宅にあるピックはどれも20代の頃に購入した物ばかりで、その後30年程の間は一度も買い足していない。だから、どれも妙な形に削れてしまっていて、弦に引っかかったりして弾き難いったらありゃりない。(汗)
先日、ベース用の弦を探している最中に、偶然見かけて「こりゃ面白そうだ」とピックを3つ購入した。
左から順番に、V-PicksのV-INSANITY Insanity、GRAVITY GUITAR PICKSのClassic Standard、Pykmax High Performance Guitar Pick である。
V-INSANITY Insanityは厚みが11.85㎜もある。
厚いお陰で非常に持ち易いけれど、弦に対して平行でないとまともな音が出ない。何かの音楽雑誌で「ピッキング矯正に最適」と書かれていたのを読んだことがあるけれど、本当にその通り!という感じ。今まで弦に対してかなり斜めにピッキングしていたのを嫌というほど思い知らされた。こりゃぁ辛いけど面白いわ。(泣&笑)実際に使ってみると「Insanity(狂気)」という名前を付けた理由が解るような気がする。お値段も4千円を超えてて「狂気」以外の何物でもないしねー。
Classic Standardは厚さが6mmで、Insanityの半分ほどである。
Insanityと同様、弦に平行でないとまともな音は出せないけれど、Insanityほど厳密な平行度は要求されない感じ。勿論、普通のピックに比べて圧倒的にシビアなのは間違いないけれど、Insanityよりは多少融通が利くような気がする。
こちらのお値段も2千円弱と「半狂乱」だ。(笑)
最後のPykmaxは見た目が何とも変わっている。ピックと、それを支える樹脂製のスペーサーが繋がっているのだ。実際に握ってみると、こんな感じ。
見た目は異様だが、握ってみるとそうでもない。拙者は指が短いので、普通のピックだとぐらついて結構困るんだけど、ピック以外に支えとなる部分が掌でガッチリ固定できるというのは有難い。ただ、慣れるのに一寸時間がかかりそう。ピックの部分は一般的な物と同じで、出てくる音に違いは感じられなかった。
こちらもお値段が2千円弱と、結構な金額である。
今回は、たかがピック3枚で1万円近く飛んで行ってしまった。普通のピックなら一生分が買える計算だ。(滝汗)でも、どれも実際に使ってみると「なるほどォ!」と納得させられる部分は多い。
決して万人向けではないけれど、「普通のじゃどうもシックリ来ない」「ピックが滑ってばかりで困る」といった不満を抱えているのなら試してみる価値はあると思う。
なお、どれも高額なので、置いているお店に足を運んで実際に手に取ってみて自分に合うかどうかを確かめてからでないと高くつきますゾ。(笑)
この記事へのコメント
MINERVA
私なんて、数百円のピックで悩んでしまっております。
一回位は使用してみたい物です。
U3
もしかしたら小説の題名に使えるかも。
Rifle
この高額ピックは国内発売当初から知っていたんですが、あまりに高いので今まで踏ん切りがつきませんでした。今回、ついに清水の舞台を飛び降りました...で、財布が思いっ切り骨を折りました...。(滝汗)
U3さん
まるでピンクフロイドですよねー。(笑)