以前使っていたマウスは妻がそのまま使っていたのだけれど、遂にボタンの調子が悪くなった。
妻は、電池式のマウスは「いつ電池が無くなるか分からないから嫌」だそうで、電源の心配が要らないこの有線式を使っている。10年以上前の製品だから、マイクロスイッチの接点が傷んでもおかしくはない。早速修理することに。
本体裏側にネジ穴があり、それをテフロン樹脂で隠してあった。けれど、劣化して樹脂部が剥がれてしまってて、残っているのは1ヶ所のみ。(笑)
ネジ穴が見えてるから苦労する部分は何もない。
ネジを外せばバラバラになる。
中の基板を取り出す。
中央の黒いICみたいなのが光学モジュールで、ここで移動量を検出している。左端の黒い長方形の部品がマイクロスイッチだ。
基板の裏側に部品は無い。
頻繁に使う左ボタンのマイクロスイッチを基板から取り外す。
このスイッチは樹脂の爪で引っ掛けて組み立てるタイプなので、爪を精密ドライバーで抉れば分解できる。
内部の銅板は酸化してだいぶ赤くなっている。割らぬよう注意しながらピンセットで外す。
案の定接点の部分が黒く変色している。こんな状態では電流が流れ難くなっても当然である。
受ける側の接点も酸化して汚れている。
NeverDull(ネバーダル:金属磨き)でしっかり磨く。
銅板を元通りに組み立てる。
あとは樹脂の蓋を被せてお終いである。
マイクロスイッチは他にも2ヶ所あるので、そちらも外して分解した。
案の定、こちらも接点が酸化している。
同じように磨いて奇麗にする。
そして、元通りに組み立てればOKだ。
3つ共元の位置に半田付けして、基板側は完了である。
ついでに、上蓋の部分も分解して奇麗にした。
元通りに組み立てて修理は全て完了である。
実際に使って貰ったら「きちんと動くようになった」と。めでたしメデタシ。(笑)
この記事へのコメント
みうさぎ
楽勝のメンテナンスです
高らかに笑う?お鼻が膨らんだお顔が浮かびます
middrinn
何でも直せて有難がられていることかと(^^)
Take-Zee
コロコロ回転部が空回りするようになって
しまいます。 回してもスクロールしない・・
これは直りませんよね??
Rifle
言われてみれば、妻に手渡す時ドヤ顔になっていたかも。(笑)
middrinnさん
まーぁ自宅警備員兼雑役夫ですから、
これ位のことは出来ないと。(^^;)
Take-Zeeさん
コロコロ?ということはボール入りのタイプなんですね。
ボールを押さえている蓋は手で外せますので、外してボールを取り出し、中にあるコロ(2つか3つある筈です)に付着している汚れをマイナスドライバーなどで取り除けば動くようになりますよ。
Take-Zee
言葉が足らなかったようです。。
コロコロ回転は右クリック、左クリックボタンの
間にあるスクロール・ボタンなんです。
Rifle
おっと、そちらでしたか。
回転を検出するエンコーダーに埃が溜まって検出できなくなっているのだと思います。本体を分解できれば、埃を取るだけで恐らくOKです。
Take-Zee
でも、素人のこと思うようにできるかな??
Rifle
大丈夫、ネジを外して埃を取ったら、元通りにするだけですから。
分解した時点で、既に「プロ」ですよ。(笑)