自宅の台所で使っていた掛け時計が動かなくなってしまった。
この時計は20年ほど前に家電を購入した際のプレゼント品で、一応防水になっている。家族から「電池が無くなったみたい」と言われて電池を交換したのだけれど、一週間経たないうちに再び止まってしまった。
分解して中を見たら、樹脂製の歯車が劣化して歯が上手く噛み合わず、モーターの部分だけが空転している状態だった。こうなると修理不能、お役御免だ。
「じゃぁ、時計を買わないといけないかな?と思ったが、「そういえば、洗面台の時計は今使ってないんだっけ?」子供に頼まれて洗面台に設置したのだけれど「時間が狂うから」と使わなくなっていた。
何故時間が狂うのか不思議だったが、「とりあえず分解しよ。」
分解してあちこち調べてみたものの、問題のありそうな箇所は見つからない。「うーん...どうなってんの?」と思いながら組み立てたその時、原因が分かった。ほんの少しボタンに触っただけで動くのだ。
スイッチの接点と接点の隙間が非常に狭く、僅かに押されただけで通電してしまうので、一寸触っただけで反応してしまう。だから時間がどんどん狂ってしまうのだ。「じゃぁボタンを押せなくすりゃ良いじゃん。」スイッチを押す樹脂部品を外して組み立てた。
時刻合わせするのが少々不便になるけれど、頻繁に触る部分じゃないので一向に構わない。
台所で油などがはねる事も考えて、時計の部分は透明テープで覆った。
背の低い母でも見えるように、台所の壁のやや低い位置に磁石で貼り付ければ作業完了である。
念の為に数日間様子を見たけれど、時間が狂う事も無く順調だ。
これで、メデタシ目出度し、である。
この記事へのコメント
みうさぎ
洗面台からキッチンへお引っ越し万歳
Take-Zee
行き詰っても次の一手、天晴れです!
Rifle
Take-Zeeさん
有難う御座います。m(_"_)m
買わずに何とか済ませる事が出来ました。