先日、PCをいつものように点けっ放しのまま、一寸買い物で短時間出掛けてから帰宅したら、何故かPCの電源ランプが消えている。「へっ?何で??」と思いながら、いつものようにPCの電源を押し...ん(--?)...(PCは沈黙中)...再度電源を押し...(やっぱりPCは沈黙中)...んんっ?(@@?)...もう一回電源を押し...エーッ\(^^;)/また電源が入らへん!
「んっもう、このPCちゃんったら、また駄々こねるんだからぁ~、困るわぁ~んっ!」なんて言ってる場合ではない。PCが動かないと何もできないのである。
妻曰く「出掛けてしばらくしたら、ファンのブォーンという凄い音がしたと思ったらパタッと止まって、しばらくしたらまたブォーンという凄い音がしたと思ったらパタッと止まって、というのを繰り返して、そのうちに何も音がしなくなった」と。
こんな時の為に、LenovoのノートPC・X280には必要なソフトの設定はしてあるので、そっちに切り替えて作業を続けて事なきを得たが、「またPCの故障かよ。参ったなー(--;)。」
今回も突然電源が入らなくなったけれど、そういえば「何だか一寸変だなぁ」と感じる事はあった。
平日は複数のソフトを動かしっ放しにしている関係で、PCの電源を切る時には「シャットダウン」ではなく「休止状態」にしている。休止状態にすると、電源内蔵ファンが数秒間少し強めに回ってから電源が消える。
ところが、数日前から電源内蔵ファンが、数秒間だけ「ブォ~ンっ!」と激しく回ってから電源が「プツン」と消えていた。今から思えば、それが壊れる前兆だったのだろうと思う。
このPCに限らずパソコン全般に言える事だけど、電源のオンオフは全体に強い負荷を掛けるので、頻繁に電源を入れたり切ったりするのはあまり好ましくない。特に、シャットダウン後の電源オンは、極めて短時間ではあるけれど回路全体に突貫電流が流れるので、回路にかかる負担はかなり大きい。
勿論、まともな製品なら突貫電流も含めて設計されているので問題無いのだけれど、だからと言って短時間で頻繁にオンオフを繰り替えずと回路内素子の疲弊を早めてしまう可能性もゼロではないのである。
休止状態もシャットダウンと同様に電源オンオフを伴うのだけれど、休止状態にする直前の動作内容をそのまま記憶媒体に残しておき、次の電源オンの時にその内容をそっくりそのままメモリに載せるだけなので、起動にかかる時間が短くて済むし、必要なソフトをいちいち起動しなくてよい。だから、平日電源を切る時は「休止状態」を使っている。
但し、Windowsは個人向け用途の単純なOS「MS-DOS」が元で、後付けで無理矢理マルチタスク・マルチユーザーにしている関係で内部構造は継接ぎだらけ、しかも継接ぎの部分が完璧でなかったりする為、長時間シャットダウンをしないまま使い続けているとストールする(全体がまともに動かない状態になる)事が良くある。
だから、最低でも週一回はシャットダウンして、メモリ上に残る情報などを全部消したりソフトを一度終了させたりして、全体をリセットする必要がある。また、定期的に行われるソフトウェア更新の直後も、一旦シャットダウンする方が良い。
何故電源が入らなくなったのか分からないが、とにかく本体のカバーを開けて中を見る。
だいぶ埃っぽいが、埃で動作不良を起こす程でもない。マザーボードは交換したので、故障するとは考え難い。グラフィックカード・ハードディスクディスクやDVDドライブも電源には関係しない筈。「となると...電源ユニット!?」外して見回しても外観に問題は無い。この電源は、やや古いけれどOwltech(オウルテック)社の物。日本の会社だけど、製造は台湾らしい。国産コンデンサを使って高信頼性を売りにしているが、壊れる時は壊れるんだねぇ。(溜息)
電源を抜いたPCはぽっかりと口を開けたような状態になっている。
とりあえずノートPCで賄えているけれど、長時間作業していると段々と画面の狭さが気になってくる。
そこで、子供が時々使っているタワーPCから一時的に電源ユニットだけを借りる事に。早速借りた電源ユニットを入れて配線する。
配線し終えたら電源を入れてみる...おぉ、動いたぞ。(^^)v
タワーPCはしばらく電源の無い状態になるが、仕方あるまい。
一時的には復旧したが、借りパクという訳にも行かないので、新たに電源ユニットを手配しなければならない。うーん、痛い出費だぁ。(--;)
この記事へのコメント
みうさぎ
Rifle
暑さも無縁じゃないと思いまっせー。
人間だってダウンしちゃいそうだから。(笑)
そこそこ長い間使ったから寿命?という気もするんだけど、覗き込んで見ても電解コンデンサの頭は膨らんでないし液漏れも無いようだし・・・何だか分からんですわ。(--;)