TLR200のワイヤー類をメンテナンス

 手に入れたTLR200は、先月ちょこっと整備したけれど、暑さにめげて作業が止まっていた。
 ようやく気温が下がって最高でも30度前後になって来たので、作業再開である。

 まずはタンクを外す。
ガソリンタンクを外したところ
外さなくても作業できるけれど、今までタンクを外した事が無いので、内部を確認する意味も含めて外した。問題になりそうな所は見当たらないので一安心だ。
 今回は動きが渋い感じのするワイヤー類をメンテナンスするので、数年に一度しか使わないワイヤー・インジェクターが久々の登場となる。
作業に使うワイヤー・インジェクター
まずはスロットルから外してゆく。
スロットルを外すところ
グリスや潤滑剤を頻繁に使う為、作業中の画像が取り辛いので、殆ど画像が無い。A(^^;)moushiwakenai.
 次はフロントブレーキをばらす。
フロントブレーキを分解
作業は同じだけど、組付け時はポンチマークを合わせるのを忘れないよーに。
ポンチマークを合わせる
最後はクラッチケーブルだ。
クラッチケーブル部
アジャストナットとロックナットの2個が並んでるんだけど、内側も錆びているのか固着して全く動かない。(汗)
ナットが固着
仕方ないので潤滑剤スプレーを吹きかけて放置し、調整は後日行う事に。
 クラッチレバーからワイヤーを外し、
クラッチレバーからワイヤーを外したところ
ワイヤー・インジェクターに固定して潤滑剤スプレーを噴射、もう片方の口から油分が出てくるまで数回に分けて噴射する。
ワイヤー・インジェクターでオイル注入中
一気に噴射するとオイルを無駄に消費してしまうので、一寸噴射したら少し間をおいてオイルが浸透するのを待つ。6回ほど繰り返したらもう一方の口からオイルが垂れてきたので、噴射はそれで終了となる。後は元通り組み立てれば作業は完了である。

 ワイヤー類に油分を注入しただけだが、各部の操作の感触は大幅に良くなった。特に、クラッチの動きは劇的に良くなった。
 クラッチワイヤーだけエンジン側が少し錆びていたけれど、恐らく走行中に水分が入ってしまったんだろうと思う。ワイヤーが細る程の錆ではないので、交換はせず様子を見る事にした。
 前回発生していたオイル漏れは、何故か今は止まっている。案外、オイルの量が減って止まったのかも知れない。(汗)後日改めて確認が必要だな。
 後はブレーキ類の効き具合を確認すれば一応は公道を走行できる状態になる。
 前後ホイールのシャフトやベアリング・ブレーキシューの状態なども気になるので、そのうちにチェックしようとは思っているけれど、とりあえず短距離なら走行できそうな状態になって来たので、近いうちにナンバーを取得しようと思う。

この記事へのコメント

  • みうさぎ

    オッハーメンテナンスお疲れ様
    いよいよだぁ
    それにしても急に朝晩冷え込んで来ました
    今朝は寒っ!ですっ
    (*´Д`)
    2021年09月14日 06:54
  • Rifle

    みうさぎさん
    ようやくここまで出来ましたよん。(^^)v
    こちらは今朝雨で24度、思わず長袖を引っ張り出しました。
    でも、週末は30度!の予報が。しばらくは毎日服に悩みそうです。
    2021年09月14日 09:43
  • tama

    ワイヤーインジェクターは私も1つ持っています。安物ですが・・・。
    V7のときハンドルを替えたらクラッチが少し重くなったんです。それでインジェクターを使ってグリス補給。あれ、気持ちいいですよね。
    それまでは5-56のようなサラッとしたオイルを1滴2滴、レバー側から気長に垂らすだけでしたが、粘度のあるグリスがまんべんなく行きわたるのは見ていて痛快です。
    2021年09月14日 09:58
  • Rifle

    tamaさん
    クラッチもブレーキもワイヤー引っ張ってる感触はあっても、「重い」と感じる事はまずないんですが、油分を補うと「スカスカじゃん!」っていう位に軽くなって感動しますよねー。(笑)
    2021年09月14日 11:25