23日、道の駅加子母(岐阜県中津川市)でクシタニコーヒーブレイクミーティングがあるので、オフロードバイク2台で出掛けた。昼までに戻る積りなので、朝早めに出発する事に。
朝8時過ぎ、拙者はTLR200、子供はスーパーシェルパに乗って自宅を出発。近くのスタンドで給油してから県道183を少し走る。各務原大橋を渡って伊木山通りを抜け、国道21に入ると、流石に交通量は多い。
有料道路でないのに何故か「鵜沼IC」という名前の交差点を過ぎると、交通量は激減。ちなみに、国道21はこの交差点から更に先へと進むと木曽川沿いの道になっていた。けれど、そちらの道は現在は県道207となっていて、木曽川から離れてトンネルの多い新しい道の方が国道21となっている。
そのまま進むと国道248にぶつかるので、右折して国道248へと進む。新しく整備されたこの道は道幅が広く、片側2車線な為か交通量が多い。
# というより、国道以外は道が細いんだよね。
少し走ると国道41にぶつかるので、左折して国道41へ。
JR中川辺駅を過ぎて国道418が分岐する交差点を過ぎると交通量はグッと減り、交差点も少なくなって快適に進むようになる。交差点は殆ど無いし、交通の流れも良いので、走っていて気持ち良い。
だけど、TLR200はしゃがんだ状態でシートに座るようなライディング・ポジションだし、シートは必要最低限の厚さしかない為、時間が経つに連れてお尻が痛くなってくる。快適に進むのは嬉しいけれど、お尻が痛いと気持ち良さが大幅に目減りしてしまう。(汗)
# Airhawk(バイク用クッション)持ってるんだから取り付ければ良かったなぁ。
白川町で県道62へと進むと、更に交通量が減る。目的地が同じと思しきバイクを多く見かける。この道は通常の交差点が無いので、信号で停められる事が無い。白川に沿って進む道で景色も良く、ツーリングの為にあるような感じ。所によってはまだ桜の花が残っていたり、そうかと思えば既に山ツツジが咲いている所もあったりで、何度走っても飽きる事が無い。「フィルムカメラ持ってくれば良かったなー?」と思ったが、「待てよ、カメラ持ってきたら丸一日かかっちゃうかもな。(笑)」
お尻の痛みが徐々に強くなって来るが、目的地は近いのでそのまま走り続ける。
国道256にぶつかったら左折して国道256を進む。すると数分で目的地の道の駅加子母に到着。既に沢山のバイクが来ていた。
コーヒーを頂きながら、集まったバイクを見て回る。和歌山ナンバーや大阪ナンバーなど、遠方のバイクが思いの他多い。リッターバイクが多く、R1250GSなどはかなりの数が居る。
# 高額なバイクなんですけどねぇ。
FANTICのバイクが展示されていたけれど、今回も試乗会等は無くて見るだけ。Scrambler500がとっても気になってはいるのだけれど、新車だと百万円オーバーで手が出ない。だから「見てるだけ。」
# 10年後位に安い中古が出るのを待つかな。
あちこち見たけれど、TLR200は拙者の一台だけ。以前は沢山いたスーパーシェルパも見かけなかった。
コーヒーを飲み終わる頃にはお尻の痛みも消えたので、道の駅を出て自宅へと向かう。
来た道を戻るが、途中にある道の駅茶の里・東白川に立ち寄ってお土産を買う。子供は、ここで売られている「クリーム大福」が大好き。勿論拙者も大好きなので、ここを通る時には必ず寄って買う。他にも、この地域のローカルフード「けいちゃん」等も仕入れた。
パニアケースにお土産を入れて再び走り出す。
国道256(途中から県道62)は相変わらず交通量が少ない。快適に進むのは良いが、再びお尻が痛くなって来る。
# やっぱAirHawkを...(以下、略)。
しばらく走って国道41へと進むと、こちらも交通量は少な目。そこそこの巡航速度を維持できるし、景色も良い。
快走区間を過ぎて川辺町に入った途端、あちこちの信号で停められる。
# まぁ、仕方ないですな。
この辺りから「左の脛が何だか変だな」と感じ始めた。ゴーストップを繰り返すうちに、その違和感は動かす度に痛みに変わっていく。交差点が多い為、左足でシフトペダルを操作する回数も劇的に増えたから、知らず知らずのうちに左足を酷使していたみたい。
信号で止まる度にシートから立ち上がると、お尻の痛みはある程度和らぐ。けれど、脛の痛みは変わらない。幸い、今回は渋滞するような場所が無かったから助かった。
そのまま朝来た道を通って自宅まであと僅か...と思ったら、急にエンジンが止まってスローダウン。既に150㎞以上走っているから、ガソリンが無いのだ。「ありゃぁ、リザーブに切り替えなきゃ。」子供はそのまま先へと進んでいった。
道の端にバイクを寄せ、タンク左下にあるガソリンコックをリザーブ側に切り替える。車体を軽く揺すってガソリンをキャブレターに流してから、改めてキックでエンジンを掛け...あれ?どーして直ぐ止まっちゃうん???
キックすればエンジンは掛かるのだけれど、アイドリングした...と思ったら直ぐ「プスン」と止まってしまう。そこで、エンジンが掛かったら直ぐにスロットルを煽ってレーシングする(よーするにブイブイ言わせる)と安定したアイドリングになる。「これで良し」と思いながらシートに跨る頃には「プスン」と止まってしまう。
症状からすると、タンクからキャブレターへガソリンが上手く流れ込んでいないみたいだ。レーシングすると安定するのは、キャブレターのガソリンを吸い込もうとする負圧で、ある程度ガソリンがキャブレターに流れて来るからだろう。
工具類は持って来なかったし、自宅まであと数kmなので、車体を軽く揺すってガソリンがキャブレターに流れるようにしながら、注意深く進む。信号で停められると一緒にエンジンも止まってしまうのでその度にエンジンを掛け直し、信号が青になるまでレーシングし続ける。
木曽川を渡って愛知県に入ったら、県道から外れて住宅街へと進む。ここなら信号で停められる事は無いし、一時停止の標識は事前に見えるから軽くレーシングしながら停車すればエンジンが止まる事も無い。
子供より5分ほど遅れて13時少し前に無事自宅に到着。昼食後、改めてガソリンスタンドへ行って満タンにした。本日の走行距離は171.6㎞、燃費は40.7km/L。信号の殆ど無い区間が多いからなのか、想像以上に良い燃費となった。
スタンドから帰って来てから、新たに仕入れたバイクの整備などをする。
# 仕入れたバイクは、公道走行可能な状態になったら記事にしますネ。A(^^;)
その後、仕入れたバイクで子供が空き地で8の字の練習をし始めた。拙者もやってみたが、左脛の痛みがあるのと、エンジン特性が未だ掴めてない事もあって、なかなか8の字を描けない。夕暮れまで空き地で遊んだら、バイクを自宅へと引き上げた。
その後、左脛の痛みについて考えてみた。
トライアル車は、その性格上シートはオマケみたいな物だから、長距離をノンストップで走るなんて事は恐らく考慮されていない。走行中に足を載せるステップの上面は水平だけれど、乗車姿勢がしゃがんだような形なので足の裏がまんべんなくステップに乗る状態にはならず、踵側が持ち上がったような感じとなる。そうなると、体重はステップの前側が足に当たる位置で支えている事になるので、ステップ全体で支えるのとは違って部分的に負荷がかかる。
右足はリア・ブレーキだから踏むだけだし、減速時しか操作しないから、使用頻度はシフト・ペダルよりも大幅に少ない。
左足はギア・チェンジで、シフト・アップなら爪先の上面側でシフトペダルを上へ押し上げ、シフト・ダウンなら爪先足の裏側でペダルを下へ押し下げるから、脛周辺の筋肉を良く使う。だから、右足は痛くならないけれど、左足は痛くなるのでは?
長距離ツーリングの後、左手を握ると左前腕が痛む事があるけれど、右手(フロント・ブレーキ)よりも左手(クラッチ)の方がレバーを握る回数は圧倒的に多いから、筋肉に疲労が溜まり易い。それと同じような事が左足にも起きているのだと思う。
以上が拙者の結論である。
# 結論が出ても何かある訳じゃないんだけどね。(^^;)
シフトペダルの位置をもっと下げて、軽い操作でシフト・アップできれば、脛の痛みは防げるかも知れない。しかし、下げるとシフトペダルの地上最低高が低くなってしまい、林道や練習場所では岩や枯れ木等に当たって破損の可能性もある。
でも、位置が高いとシフト・アップ時の左足の負担は大きいので、ペダル位置に関しては一寸研究の余地がありそうだ。
ここ数か月は「一台のTLR200でトライアル練習からツーリングまで、何でも出来るんでは?」なんて考えていたのだけれど、距離を稼ぐツーリングには少々苦しい面もあるという事が今回良く分かった。スーパーシェルパがあるから無理してTLR200で全てを賄わなくても良いんだけど、仮にTLR200で長距離走るのであれば休み休み走る事になりそうだ。
今回はAirHawk無しだったけれど、以前AirHawk有りの状態で走った時にはお尻も左足も痛みを感じなかったから、もう一度同じコースで検証してみたいという気もしている。
そうは言いつつも、TLR200のエンジンをぶん回して何とか走っている拙者の横を軽~く抜いて行くリッター・バイクを見ると「あー、大型バイクって良いなぁ」と感じてしまったりする。ウーム...今後の検討課題の一つ、になりそう...かな?(笑)
この記事へのコメント
Take-Zee
この時期のツーリングは気持ちのいいもんですね!
でも、お尻が痛くなるのが最大の欠点。
いい解決策はないんでしょうか?
Rifle
気持ち良くツーリングできる時期は今の短い時期だけで、直ぐに灼熱の夏になりますねー。
医療用シートを応用したAirHawkがあるので、それを使えば大幅に軽減されると思いますけど、一寸面倒なのが玉に瑕かも。(^^;)
みうさぎ
だったようですね
お土産も買ったしまる~
tama
シートもタンクも交換式で、ライディングポジションは走行中でも自在に変えられる・・・。
技術の進歩は目覚ましいので、あながち夢で終わらない気がします。
しかし、BMWのGSってよく売れてますねー。ツーリングに出てハーレーを見ないときはあっても、GSとは必ず何台かすれ違います。あんなデカくて重くて高いバイクのどこがいいんだろうと、独り静かに思っています。
Rifle
久し振りのツーリングで、お尻の痛みも含めて(?)思いっ切り満喫しました。(笑)
家族から「またお土産ヨロシクねっ」と言われてます。(^^;)
tamaさん
バイクに対する世間の視線は「イジメ」みたいに冷たく、技術が幾ら進んでも商売的には難しそうに思います。
通産省がバイクを工業製品として全世界に売り込もうとしているのに、公安組織はバイク敵視を止めず、政府内ですら整合性が無い状態ですから、バイクの未来は相変わらず不透明なままですねぇ。
高速道の頼りなさに目を瞑れば、クォーターサイズのデュアルパーパス辺りが「ほぼ」万能でしょう。車検も無いし。(^^;)
GSはだいぶ前に試乗した事があって、乗り易さに驚いたんですよ。
但し、価格はオドロキ!の領域を超えちゃってますけど。(--;)