入手したTLM220Rは気になる部分があちこちにあるので、できる事から作業を始める。
前所有者は、フロント・スプロケットを純正の13Tから14Tに替えてロードバイクとして使っていた。2ストだから飛ばせば面白いんだろうけれど、そういう使い方をする積りは無いので、まず純正の13Tに戻す。
スプロケットを外したら、内側やシャフトに汚れが溜まっていたので、ワイヤーブラシで清掃する。
13Tは書類と一緒に受け取っていた。画像左が純正の13T、右が付いていた14Tだ。
14Tはギアが一寸減ってるように感じる。13Tの方は減りが殆ど無いようだ。そのまま取り付ければOK。
次は、オイルポンプの調整である。
ガソリンと一緒に2ストオイルもエンジン内で燃焼する為、排ガスは多少白いのはごく普通。しかし、このTLMの排ガスはやたらと白いのだ。
新車時の状態を知らないし、マフラーがHRC製で純正ではないから何とも言えないのだけれど、以前乗っていたリード80SSや当時の知り合い達が乗っていた2スト・バイクの排ガスの記憶と比べると、かなり白いのである。「2ストオイルの吐出量が多過ぎるんでは?」念の為に、オイルポンプを確認する。オイルポンプはエンジン右側のカバーの中にある。
カバーを外すと、オイルポンプが見える。
サービスマニュアルによると、「スロットル全開時に、オイルポンプに刻まれた線が一致する」とある。で、実際にスロットルをフルオープンにしたら...ありゃりゃ、ずれてるじゃん。
全開時に一致するように、ワイヤーを調整。
前所有者がどういうメンテナンスをしていたのかが分からないので、ミッションオイルを交換する。サービスマニュアルの手順に沿って、ミッションオイルを抜く。
結構汚れているけれど、酷い状態ではない。それなりの頻度で交換されていたみたいだ。使うオイルはホンダ純正オイルのG1。
缶のデザインが、以前の銀色主体から白に変わったな。長く乗ると思うので、添加剤ZOILも注入する。
ZOILは以前から知っていたけれど、今回初めて使う。既定の量をエンジンに中郵すればOK。
何となくスロットルの動きが渋いので、ワイヤー・インジェクターを使ってケーブル内にオイルを注入する。
注入後に動かしてみたら、スルスルと軽く動くようになった。
一通り作業したので、エンジンを掛けて空き地で走らせてみた。
まず、排ガスの煙は多少薄くなったように思う。エンジン音もだいぶ静かになったが、それでもまだかなり喧しい。2ストのエンジンだから五月蠅いのではなく、どうもクラッチ周辺から音がしているようだ。
とりあえず軽く整備したけれど、やるべき事はまだまだ出てきそうだなー。(汗)
この記事へのコメント
みうさぎ
悪い買い物でもなかったということですね。
Rifle
お心遣い有難う御座います。m(_"_)m
お値段の割に状態は悪くないけれど、長く乗る為には手入れが必要なんで、ぼちぼち作業していこうと思います。