ドゥカティで飯高へ(その2)

前回からの続き)

 既に150km走っているので「そろそろ給油する方が良いなぁ」と思ったら、直ぐ近くにapollostation 飯高 SS (久保石油店)があったので、そこで給油する。山間部に入り込んでて運送費が掛かるからだろうが、地元のスタンドよりもガソリン単価が11円も高い。
 リザーブ警告灯が点灯するまで2Lと少々というところだった。ここまでの燃費は22.0km/L。満タンにしたら走り出す。

 相変わらず天気は良く、走っていると少し暑く感じるほどになって来た。気温が上がってきたようだ。
 片道一車線だった国道は、センターラインが無くなって細くなる。途中でバス停らしきものが見えて来るが、数字しか書かれていない。
数字だけのバス停
どうやらコミュニティバスの停留所らしい。
 国道はセンターラインがあったり無かったりで、道幅が細い区間は少々気を遣う。左を流れる櫛田川はそこそこ奇麗な水だ。
左が櫛田川、前方は蓮ダム管理事務所七日市ライブカメラ
前方のポールは、帰宅してから調べたら蓮ダム管理事務所七日市ライブカメラだった。
 少し進むと、前方を走る車やバイクは県道589へと左折して行く。拙者は何の疑問も持たずにそのまま直進。すると、道幅がグッと狭くなった。
道幅が更に狭くなる
前方からの交通量はゼロ。帰宅してから調べたら、県道589が国道狭路区間のバイパスルートになっていた。
# 事前に分かっていれば、そっちを通ったんだけど。(汗)

 更に進むと、陶芸空間虹の泉が見えてきた。その存在は知っていたけれど、立ち寄る積りにはしてなかったので、そのまま通過。
 前方にループ橋らしきものが見えて来る。そのまま前進すると、道が大きくうねって上り坂となり、ループ橋の上に出る。対向車線側に高見峠展望台があったけれど、前方から対向車が繋がって来てるし、拙者の後ろにも車が繋がっているので、そのまま通過。
# まーぁ、行きたきゃまた行けば良いんだし。
一寸長い高見トンネルを抜けると奈良県に入る。

 道幅はともかく、三重県側よりも人家が多いので、少し開けた感じがする。人家が多くなると交通量が僅かに増えるけれど、大した事は無い。そのまま進んで、国道370とのT字路の真ん前に道の駅宇陀路大宇陀があるので、そこに入って少し休憩する。
道の駅宇陀路大宇陀
ここには2019年12月に撮影会で立ち寄った事がある。市営バスの停留所がある。
市営優勝バスのバス停
本数は少ないが、路線が運営されているだけマシだよね。
 売店に入って、家族用(と自分用・・・)のお土産を買う。
購入したお土産
売り場に並んでいる菓子類の殆どにマーガリンや乳化剤(一部にはpH調整剤も)が使われている。だから、そういった添加物の無い品を毎回探すんだけど、それが結構大変なのだ。

 直ぐ近くに又兵衛桜(本郷の瀧桜)があるけれど、フィルムカメラは持ってこなかったのでパスする事に。
 「さて、こっからどうやって走ろう?」再びスマホの地図を見ながら考える。国道369・国道368を通って松阪方向へ戻るか、国道165名張経由で久居で出るか、国道369で針町に出るか、大雑把に3方向の選択肢がある。
 25年以上前だけど国道368と県道15は北畠神社へ行った時に走っているし、名張方向も2019年の撮影会の時に走っている。針町方向も、2015年7月にクシタニ・コーヒーブレイクミーティングで針テラスへ行っている。
 11時前だけど、ここから松阪方向へ戻ると帰宅の距離が長くなるし、名張の市街を抜けるとなると交差点が多くて時間が掛かるだろう。「じゃぁ、針へ向かう事にしよう!」
 お土産をトップケースにしまい込んだら走り出す。

 国道370を北上する。田舎の国道なので交通量は少ないが、やたらと大型ダンプが目立つ。国道369を「そういえば、龍王ヶ渕ってこの近くだったよね」と思い出しながら走る。周囲は国道166よりも低い山々に囲まれていて、人家も多い。
国道369の風景
進むに連れて人家が多くなり、交差点も少し増える。針インターから国道25・名阪国道に進む。

 高規格幹線道路だけど高速道ではないので、制限速度は70km/h(区間によっては60km/h)。でも、走行車線でも制限速度以上で流れている事が多い。何処にも寄らず帰るだけなので、遅い車が居ない限りは流れに沿って進む。
 交通量がとても多くてICの数も多いから、田舎の高速道路のようなのんびりした感じにはならない。人家の多い地域にあるICだと出入りも多く、前方割り込みを嫌って追越車線に出て来るトラックも多いので気が抜けない。
 そのまま道なりに進んで亀山ICから東名阪道に入る。こちらも交通量は多いものの、名阪国道のような混雑と言うほどにはならない。
 四日市JCTでかなりの量の車が流出していくので少し走り易くなる。そのまま進んで桑名東ICで降りて国道258へと進む。

 昼の時間帯だからか、交通量はかなり少なく、スムーズに流れている。気温が高くなっているみたいで、信号で停まった時に背中に陽の光を受けると少し暑い。
 県道23で揖斐川を渡り、長良川の堤防上を進む。朝来た時と同様に東海大橋を使って愛知県側に渡って県道512に進むと、こちらは交通量がゼロ。木曽川大堰で岐阜県側に渡り県道166を走っていると県道184と名前が変わる。東海道新幹線の下をくぐり、更に進む。
 ところが、前方を遅い軽トラックが走っていて巡航速度は制限速度から10km/hほど低く、一寸イライラ。そのうちに軽トラックが堤防を降りて行ったので、巡航速度も制限速度前後に復帰してホッとする。木曽川橋を渡り県道182を進んで自宅近くのスタンドで給油。燃費は25.8km/L。
 そのまま自宅へと向かい、14時過ぎに無事自宅に到着。本日の走行距離は367.2km、平均燃費は24.1km/L。

 久し振りに三重・奈良方面をバイクで走った。奈良県側は以前と変わらないが、三重県側は国道が狭路区間が多いものの整備は以前よりも少し進んでいるように感じた。
 スクランブラーアイコンで高速道を結構走ったが、感触としては「一般道とあまり変わらないナ。」遅い車を抜くなら右手のスロットルを少し多めに捻るだけで十分な加速が得られるから、走っていてもストレスは無い。
 ただ、後付けでウインドシールドを取り付けているとは言えそれなりの風圧を受けるので、R1100RTのようなツアラーには敵わない部分はある。
 淡々と走っていると、段々とお尻が痛くなってくる。スクランブラーという車種の性格上仕方ないのだろうし、シートがややヘタっているのかも知れないが、今の所はこまめに休憩を取れば問題無さそう。

 日帰りだけど久し振りにバイクで300km以上走って楽しかった。ツーリングは何度行っても良いねぇ。

(完)

この記事へのコメント

  • 歳三君

    高規格幹線道路って高速じゃないけど結構みんな飛ばしますから
    高速道路以上に注意が必要な気がしますよね。
    2024年05月18日 14:11
  • Rifle

    歳三君さん
    そう!なんですよ。
    拙者が追越車線に出る時に加速した時は、法定速度をかなり上回る速度でしたから。
    でも、速度を出せる道に、あえて妙に低い速度を設定する警察組織も頭がどうかしていると思います。
    2024年05月18日 22:15