ドゥカティで御岳山へ(その1)

 6日、クシタニコーヒーブレイクミーティングが御嶽エクスプローラーパーク(長野)であったので、ドゥカティ・スクランブラーアイコンで出掛けた。

 6日朝5時に起床。出発の準備をしてからスクランブラーアイコンのスポイラーに、更に小さなウィンドスクリーン・エクステンションを取り付ける。取り付けにかかった時間は5分弱。
取り付けたウインドスクリーン・エクステンション
エクステンションの幅は指一本程度しかない。
エクステンションの幅は指一本程度
取り付けた時は「効果はどんなもんでしょ?」と半信半疑だったが、後々その威力を知る事になる。

 6時前に自宅を出発。県道183を進むが、交通量は少ない。犬山市街に入ると多少車の数は増えるが絶対数はとても少なく、すんなりと走り抜ける。県道64・県道461・県道49と進んで小牧東ICから中央道へ。
 中央道は案外交通量が多い。トラックなどの大型車両が半数以上を占めている。あちこちで工事による車線規制があるけれど、渋滞するほどの車の量ではない・・・と思ったら渋滞になってしまった。(滝汗)ノロノロと進んだと思ったら停まり、また少し進んだと思ったら停まり、を何度も繰り返す。規制区間を抜けたらようやく普通に流れるようになった。
 進むに連れて標高が上がるからなのか、一寸寒くなってきた。「今日は暑いだろう」とメッシュジャケットを着てきたんだけど、インナージャケットを着てくるべきだったかなぁ?と思っても後も祭り。(汗)

 エクステンションを付けたのは良いのだけれど、しばらくバイクに乗っていなかった事もあって効果のほどが良く分からない。一般道を走っている分には恩恵があるのかないのかすら分からないという感じ。高速道に入っても「本当に効いてるんかなー?」なのである。「ふーん、エクステンションってこんな感じなん?」と。
 ところが、山影を通り過ぎた時に突然強烈な風が吹いてエクステンションが倒れた。その直後から「ゴォーー」という凄まじい轟音と共にヘルメットが左右に激しく揺すられる。「ウギャー、こりゃたまらん!」ちょうど見えてきた屏風山PAに滑り込む。
屏風山PA
エクステンションは留め金が緩んだみたいで、水平になっていた。
エクステンションが倒れた
倒れたお陰で、エクステンションの威力が良く分かった。
 エクステンションの固定ネジを改めて締め込み直したけれど、何となく強度が足りない感じ。何かしら補強する方が良いのかも知れないなぁ。
 取り付け具合を確認したら走り出す。

 車の流れに沿って走る。時折強い風が吹く事もあるけれど、シールド+エクステンションのお陰で実に平和。「こりゃー快適だわ。」R1100RTと同等とまでは言わないけれど、それに近い位快適だ。ヘルメットに直接風が当たらないというだけでこんなに違うのかと改めて感心してしまった。
 逆に「今までよくもまぁ風切り音の凄い中を走っていたもんだなー」と。

 バイクに乗らない方には分からないと思うけど、高速道ではヘルメットに当たる風の音はかなりの大きさである。
 即座に難聴になるほど大きい訳ではないのだけれど、走っている間は常時「ゴォーーーー」という轟音を聞き続けている。高速道で車の窓を全開にすると大きな風切り音がするけれど、それをそのままヘルメットの中で聞いている感じ、と言えば分かって貰えるだろうか。
 自宅から新潟までバイクで往復した時、現地についてヘルメットを脱いだら「ボーッ」という耳鳴りがしてて「あれ?」と思った事がある。これが何度も続けば難聴に繋がる危険性も十分にある。
 実際、モータースポーツ用耳栓というのが売られているし、レビューを見ると効果は結構高いらしい。
# その代わり、お値段も高いけれどね・・・。
 しかし、エクステンションがあるとヘルメットを通して聞こえてくる風の音はかなり小さくなる。これなら難聴を心配しなくても良さそうだ。

 中津川ICで降りて国道19へと進む。まだ7時過ぎだが、中津川市街は渋滞するほどではないけれど結構な交通量がある。落合川を渡って上り坂になる頃には交通量は激減、数台の乗用車が走っているだけの状態となる。
 寝覚ノ床を過ぎるとネズミ捕りの定番箇所となっているトンネル三つが連続する区間に差し掛かるが、今日は警官の姿は見られない。8時前だからまだお出ましになっていないのかも知れない。
 喉が渇いてきたので道の駅木曽福島に入って持参したペットボトルの水を飲み、一寸休憩する。
道の駅木曽福島
相変わらず燕が飛び交っていた。それだけ昆虫も沢山飛び交ってるんだろうなぁ。
 少し歩いて体をほぐしたら走り出す。

 少し進んだら県道20へと左折、大滝川に沿って進む。この道は2018年にわの会東海支部撮影会で通った事がある。けれど、どんな道だったか覚えてないし、太い道ではないので法定速度前後で走る。すると、オーバーリッタークラスのレーサーレプリカやスーパースポーツのバイクにどんどん抜かれる。皆さん細い道を走り慣れているみたい。
 三岳黒沢の交差点で県道256へと進む。分岐には看板も何もないので注意が必要だ。御岳湖沿岸を進む。片側一車線だが狭い道なので気を遣う。小さな集落が時折現れるけれど、基本的には人家の無い所を走っている。
 道なりに進むと御岳湖から離れて御岳山方向への上り坂となる。

 どんどん上がって行くと、2018年に利用した宿「たかの湯」が見えてきた。が、柵で囲われていて営業している気配が無い。「あれれっ、廃業?」と思いながら通り過ぎる。
 帰宅してから調べてみたら2022年11月8日で営業を終了していた。この辺りでは規模のかなり大きな旅館だったから、恐らくは家族経営ではなくて従業員も居たんだろう。そうなると経費もそれなりに出ていくだろうから、中国武漢ウィルスと物価高騰には耐えられなかったんだろうなぁ。

 更に進むと清滝と新滝の駐車場がある。二つとも撮影会で足を運んだ所だが、こんな位置だったっけ?滝の姿は覚えているが、道順は全然覚えていない。ここなら日帰りで十分撮影に行けるよねぇ。
 上り坂を延々と進むと宿がいくつかあり、そこを過ぎて更に進むと「KUSHITANI」の文字が入った建物が見える。ここが目的地の御嶽エクスプローラーパークらしい。前方を走るバイクに付いて行くと、広い駐車場へと入っていく。9時過ぎだというのに既に数多くのバイクが並んでいた。
バイクが沢山
早速コーヒーを頂く。
頂いたコーヒー
近くでMOTUL(モチュール)のテントが出ていたので近寄ってみたら、ケミカル製品のデモンストレーションを行っていた。MOTULというとオイル屋さんというイメージしか無かったけれど、ケミカル類も結構充実してるのねー。説明を受けた後にパンフレットとステッカーを頂いた。
頂いたステッカーとパンフレット
コーヒーを飲みながら並んでいるバイクを見て回ると、同じようにエクステンションを取り付けているオフロード(ホンダCRF250RALLY)が居た。
エクステンション付きのCRF250RALLY
北東方向の空は雲が出てきて一寸怪しい。
北東方向から雲が出てきた
北西方向は晴れている。
北西方向は晴れている
御嶽方向が奇麗に見えている。
御岳方向の眺め
今日は午後から天気が崩れる予報なので、そろそろ帰る事に。
そろそろ帰宅の準備
9時40分過ぎに出発、来た道を戻る。

続く

この記事へのコメント

  • tama

    クシタニコーヒーブレークミーティングは九州でも開かれました。でも時期が悪すぎました。6月29日の九州は梅雨の末期。雨が降りやすく、過去に水害もよく起きている時期なんです。
    案の定、午前中は雨で、会場を屋内に移したようです。私も行きたかったけれど、朝から雨でどうしようもありませんでした。
    後編が楽しみです。
    2024年07月13日 11:59
  • 歳三君

    シールドってちょっとでも結構効果ありますけど
    走行中に倒れちゃうと困りますね(^^;
    2024年07月13日 12:10
  • Rifle

    tamaさん
    一応「雨ルールがある」と本家サイトに書かれているけれど、拙者の知る範囲では雨天でも強行開催で中止になった事は無いです。
    地域の天候を考えてる様子は無さそうだし、遠方だと前日に移動だろうから、中止したくないんでしょう。

    歳三君さん
    倒れた時にはマジで焦りましたよ。凄い風圧だもん。(^^;)
    近くにPAが在って本当に良かったです。
    2024年07月13日 18:33