(前回からの続き)
四芯化の準備が出来たので、ネット上を探して配線材を取り寄せた。
四芯をシールドで包む形になった線材である。被覆を剥いてみると、四芯とシールド線が出てくる。
剥いた被覆の表面だけを切り取ってみると、内側にアルミ箔が巻かれている。
このアルミ箔が裸のシールド線と接触してシールドとなる構造だ。
各コイルから出る線を四芯シールド線にハンダ付けする。ショートしないように、ハンダ付けした箇所は熱収縮チューブを被せておく。
フロント・リア共に配線すればOKだ。
次はTAPできるようにスイッチ付ボリュームポットに配線する。
使ったポットはBOUNS(バーンズ)社製の500kΩポットである。一般的にハムバッカーには500kΩを使うし、元々付いていたポットも500kΩだったので、同じ値にした。なお、拙者はトーンを使わないので配線しない。ただ、取り付けないと穴が二つ開いたままになっちゃうので配線せずに取り付ける事にする。
ピックアップ切替スイッチに配線する。必要なのは三本、スイッチ本体のアース配線は省略した。
欠品だったスイッチプレートとスイッチのツマミもネットで取り寄せて取り付ける。
ブリッジとテールピースは、取り付ける前に一応NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いてみるが、メッキの劣化で奇麗にはならない。
ブリッジは当時の国産物らしい。
本家ギブソンと違ってミリ単位で製造されているので、互換性はないらしい。拡大すると、メッキが劣化してプツプツと浮いているのが判る。
こうなってしまうと磨いても元のようにはならない。弦を載せるコマも錆びて歪な形になっている。
まだ使えるので、今回はそのまま再利用する。
テールピースは刻印が無いので、どこで製造されたのか判らない。
こちらもメッキが劣化しているので奇麗にはならなかった。まぁ、仕方あるまいな。
ピックアップを取り付ける。まずはフロントから。
このモデルはスイッチへの配線がフロントピックアップ用の穴と共用になっている。ちなみに、本家ギブソンだとコントロールキャビティから一直線にスイッチへと穴が通っている。
次にリアを取り付ける。
一通り配線したら、アウトプットジャックも配線する。
これで電装系はOKだ。
作業はまだまだ続く・・・。
(続く)
この記事へのコメント
ぼんぼちぼちぼち
まだまだ作業は続くのでやすね!
頑張ってくださいでやす!
Rifle
細かい物を見るのが徐々に難しくなってきていますけど、この程度の線の細さならまだ何とかなりそうです。