先月、突然子供に頼まれて自宅から名古屋市内までの往復をTLR200で先導する事になった。
その理由は、子供がオークションで「入札したら本当に落札しちゃった」一人乗り小型電気自動車COMSを自宅まで移送する為である。
ネット上の情報では「満充電で50kmほど走行可能」となっているけれど、お店から自宅までは約40km。子供は「自宅まで問題無く辿り着ける」と思っていたようだ。
先月23日、国道22や国道153を使って引き取りに行った。
出品者はバイク店で事前に充電してくれていたので、自賠責保険などの手続きを済ませて子供がキーを受け取り、先導する拙者のTLR200、続いてCOMS、すぐ後ろにステップワゴンという順に並んで早速走り出した。
初めの5分は良かったのだが、徐々に加速も最高速度も遅くなっていった。
国道153を走る頃には最高でも30km/hが精一杯、矢田川の堤防上の県道を走る頃には15km/h前後まで速度が落ちていた為、後続車が数珠つなぎになってしまったが、この辺りは逃げ道がないのでどうしようもない。(滝汗)
交通量の多い道路を走り続けるのは一寸難しそうだったので、一旦国道41で矢田川・庄内川を渡り、渡ったら直ぐ住宅街に入って遅い速度でも問題無い道を選んで走る。
# この辺はスーパーローカルジモティの強みだね。
五条川を渡って岩倉市に入る頃には更に速度が落ちて10km/hも出ない。こうなってしまうと県道を走るのも難しいので、田舎道を走り繋いで進む。
一宮市に入る頃には5km/h前後が精一杯、自宅まで後7kmと言う所で3km/h前後になってしまった。これだけ遅いと信号を渡り切れないので、一旦バイクを先に進めておいて慌てて拙者だけ戻り、COMSを押して信号を何とか渡ったらしばらく押し続けて進めておき、ある程度進んだら慌ててTLR200に戻って追いかけて、というのを子供と交互に繰り返した。
# お蔭さんで、どえりゃー草臥れたがな。(=o=;)
予定よりも2時間半オーバーしてなんとか自宅まで辿り着いたのであった。
充電されていたのにまともに走らないのは「バッテリーがサルフェーションで電流を取り出せない状態なんじゃない?」と考え、シート下にあるバッテリー7個全部にサルフェーション除去装置を取り付けて充放電を今も繰り返している最中である。
初めの頃は20kmも走ると電圧降下のピーピーというけたたましい警告音が鳴り続けていたのだけれど、半月ほど経過した現在では平地なら30km程度は普通に走行できるようになってきた。
先日所用でCOMSに乗って犬山市へ行く事になり、序に各務原市の書店カルコスに寄るかどうか迷ったのだが、子供は「距離は大した事無いから行けるって」と言うので、半信半疑ながらもカルコスへ。
カルコスで来年用の手帳などを買って帰途に就いたのだが、各務原大橋手前の渋滞で何となく挙動が怪しくなってきた。電圧降下を警告するピーピーという音だけでなく、メーターの電気残量が突然ゼロになったりするようになったのである。
「こりゃぁ怪しいなー。でも残量はまだ3コマあるんだけど???」そう思いながら橋へと繋がる上り坂を走っていたら、突然メーターパネルが真っ黒になり「ガクッ」と停まってしまった。(滝汗)
幸い、坂を上り切るまであと少しという位置だったのと、モーターが止まってもまだ少し動いていたので、咄嗟に路肩に寄せた。
# 完全には寄せ切れんかったけどな。
これまた自宅まで後7km一寸という所の県道、渋滞のど真ん中で、しかも堤防を越える上り坂の途中では人力で押すのは難しいので、ハザードを焚いて停まる以外に方法が無かった。
スマホで子供を呼び出したら「今工具屋さんに向かってる最中だから、牽引ロープ買ったら直ぐそっちへ行くわ。」
小一時間ほど待って子供がステップワゴンで到着。買ってきた牽引ロープでCOMSとステップワゴンを繋ぎ、20km/hで自宅まで牽引した。
まだ一寸走っただけの状態だけど、乗った感じは将に「走るオモチャ!」と言う感じ。鈴鹿サーキットにある乗り物「EVカー」やゴーカート等と挙動がそっくりだ。
もっと走ってある程度分かってきたら、細かな部分も含めて改めて紹介しようと思う。
この記事へのコメント
ぼんぼちぼちぼち
「走るおもちゃ」まさにそういう感じでやすね!
電動なのでやすね。
Rifle
椅子の前後にタイヤが付いているような車体なので、見た目も走りも本当にオモチャ感覚ですよ。
鉛バッテリーで動くんですが、それがとっても重いんですよねぇ。(笑)
歳三君
なんとか回復して近所の買い物位使えると良いですね
Rifle
そう、鉛バッテリーです。
とりあえずサルフェーション除去装置のお手並み拝見!って感じですね。(^^;)
tama
もしかしたらサルフェーションを起こして「置物」状態?
Rifle
自宅周辺では少し前にヤクルト配達で沢山走ってましたが、ここ数年は全く見かけなくなりました。
現在サルフェーション除去装置を付けてテスト中です。(^^;)