二ヶ月前にスクランブラーアイコンのバッテリーを交換したのだけれど、「ソーラーパネルで充電していたのにどうしてバッテリー上がっちゃったんだろう?」と、どうも合点がいかなかった。
常時充電しているとはいえ、一応チャージコントローラーを取り付けてあるので、過充電は考え難い。そうなると、ソーラーパネルかチャージコントローラーかのどちらかが怪しい。
初めはチャージコントローラーを疑った。
しかし、機械的に壊れるような部分は無いし、手元にある0.1A程度の出力しかないソーラーパネルで試してみると普通に動く。
動作確認した時の電流はかなり少ないけれど、それで動くなら多分大丈夫。となると、ソーラーパネルが怪しい事になる。
駐車場の屋根上に置いてあったソーラーパネルを外して持ってきた。
よく見ると、ソーラーセルが茶色く変色していて、とても怪しい。
何も繋がない状態で電圧を計ると20V以上ある。
これだけ見ると正常だが、短絡電流を測ったら・・・ゼロ?!
電流が流れないなら、バッテリーを充電できる訳がない。原因はこのソーラーパネルだったようだ。
ところが、30分ほど放置してから改めて短絡電流を測ると、ほぼ規定通りの0.7A出ているではないか!
「一体どうなってんの(?_?;)」
このソーラーパネルは2005年9月購入したもの。12Vバッテリー用で、最大出力は13.5Wとなっている。
使い始めてから19年が経過しているけれど、耐用年数は通常40年以上ある筈だから、未だ劣化するには早過ぎる。
ただ、理由は何であれ出力がゼロになった事がある以上は、このまま常用するのは一寸嫌なので、新たにソーラーパネルを仕入れた。
仕様では最大10Wだけど、バイク用バッテリーの充電なら十分な性能である。
因みに、購入価格は送料込みで3400円。古い方のパネルは1万6千円弱だったから、随分と値段が下がったねぇ。
# 今回もチャイナ製だからどこまで持つのか分からんが・・・。
パネル裏側に端子ボックスがある。
端子ボックスは蓋をスライドさせたら開いた。
設置する前に、とりあえず仮配線でバッテリーを充電してみる事に。
まず、ソーラーパネルの開放電圧を測ると、22V以上ある。
短絡電流は0.6Aほど。
スクランブラーアイコンで上がってしまったバッテリーの電圧は8V一寸しかない。
逆流防止用の整流ダイオードを挟んでバッテリーにソーラーパネルを直結する。すると、サルフェーション除去装置が稼働中を示す緑LEDが点灯した。
完全に上がってしまったバッテリーなので、どの程度戻るのかは未知数。殆ど復活しないんでは?とは思うのだけれど、まぁ念の為に数日放置して置こうと思う。
これでソーラーパネルに問題が出なければ、駐車場の屋根に載せて使う積もり。とりあえずは仮運用でお手並み拝見!って感じだな。
この記事へのコメント
ぼんぼちぼちぼち
そして、調子よく稼働し続けてくれると、嬉しいでやすね!
Rifle
ソーラーパネルを新調したので、一寸安心です。
ただ、尾張地方は地形上の問題から冬の天候が日本海側と似ている為、晴天の割合が低いのが難点ですねぇ。