RGX用ハムバッカーを取り付ける。

配線の長さが足りないので、分解して配線を入れ替える事に。
布テープを剥がし、コイルを固定しているネジも外す。

ピックアップ・ベースにアース線がハンダ付けされている。これは20Wクラスのハンダゴテでは外せないので、60Wのコテを使って外す。

配線を切り離して引っ張り出してみると、各コイルからの線によって色分けされていた。

新たに四芯シールド線と繋ぐ。

シールド線は元の通りにベースにハンダ付けしておく。配線を隙間に押し込んで邪魔にならないようにしてから、元通り布テープを巻いて作業は完了である。

こうやって書くとスンナリ作業は終わったように見えるかも知れない。
けれど、実際には布テープを剥がす時に「ビリッ」と部分的に破れてしまったり、コイル側の線が短くてハンダ付けに難儀したりで、随分と時間が掛かってしまった。(汗)
「さーぁ、これで取付だーぁ」と思いながらも、念の為にピックアップをテスターでチェックする。
リアピックアップは正常、フロントピックアップは・・・「(。´・ω・)ん?」
もう一度フロントピックアップを分解してコイルを分離させ、配線に異常が無いか確かめる。

この状態でテスターを当てても無限大のまま。要するにコイルとして機能していない。(滝汗)

髪の毛よりも細いコイル線を辿っても切れているようなヶ所は無い。という事は、コイル内部のどこかで断線している事になる。
そう言えば、配線を入れ替える作業の前に各コイルの抵抗値を測ったら、一つだけ妙に測定値がふらつくので「何か変だな」とは感じていた。
コイル内の断線はいきなり切れる場合もあれば、ある程度時間を掛けて切れる場合とがあり、今回は後者だ。
恐らくはコイル線絶縁体のどこかに瑕があって、そこから徐々に酸化が進んで切れてしまったのだと思う。
古い物だし、何しろ2つで2千円と言う「保証無しジャンク扱い」の格安ピックアップだから、こういった落とし穴があっても仕方がないなぁ。(溜息)
フロントピックアップの片方がダメになっているので、ハムバッカーとしては使えない。
しかし、レスポールタイプはハムバッカーが前提なのだから、片側のシングルコイルだけと言うのは何だか間抜けな気がする。
仕方ないので、次なるピックアップが入手できるまでピックアップ無しの状態で保管する。

フロントピックアップだけ新品にするという手もあるのだけれど、メーカーが違うと配線の仕方も違ってくるので厄介だ。
下手すると、両方のピックアップをONにした時にフェイズアウトの状態(双方のプラス・マイナスが逆になって音を打ち消しあってしまう事)になってしまう事もある。まぁ、片方の配線を逆にすれば良いのだけれどねー。
また、マグネットがALNICOかセラミックかでも音は違ってくるし、コイルのターン数(巻き数)によって出力の大きさも変わるので、フロントとリアは同じモデル群で揃える方が良いのである。
因みに、現在のヤマハはピックアップ単体では販売していない。
ピックアップはメーカー品新品を単体で購入すると安くても一個1万円前後は掛かる。2つ購入すると本体価格の2/3になってしまうので、そこまで費用を掛けて直すんかぃ?という気もする。
新たなピックアップが見つかるまで、作業は中断せざるを得んなぁ・・・。
(多分、続く)
この記事へのコメント
溺愛猫的女人
横 濱男
ma2ma2
いっぷく
てんてん
今日も来ましたよ♪
kame
kame
tochi
ピックアップのコイルの故障ですか
銅線の巻替えも大変ですし
新品も高いですし
ちょっと難儀ですね
ふるたによしひさ
Rifle
古い物にトラブルは付き物ですねー。(汗)
いっぷくさん
古いから仕方ないんですが、何もこのタイミングで断線しなくても・・・とは思います。(--;)
トラブルはこれで最後にして欲しいなぁ。(^^;)
tochiさん
髪の毛より細い同線を6千回も手巻きするのは現実的ではないので、良さそうな中古が出てくるまで待つほかないようです。
横 濱男さん
ma2ma2さん
てんてんさん
kameさん
ふるたによしひささん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
みうさぎ
Rifle
何でこのタイミング?って思いっ切り脱力感に襲われましたが、何分古い物なので仕方ないかなーと。
お陰で次なる作業は目途が立たんですわ。
lamer-88
Rifle
そうですねぇ。しかも古いので、まぁ仕方ないか、と。