一応普通に動作するのだけれど、訳アリの理由は「フットスイッチを強く踏み込まないと切り替わらない」から。そのお陰で市販の四分の一ほどの価格だった。
先日、久し振りに取り出して一寸動かそうと思・・・ありゃ(・・;)?フットスイッチ踏んでも切り替わらんじゃん!(汗)
全体重を掛けて思いっ切り踏み込んでも「カチッ」と言わない。だから、エフェクトが掛かった状態からオフに切り替わらず、スイッチが入りっ放しの状態になっている。
「いよいよ動かなくなっちゃったか。じゃぁ分解しよ。」
MXRのエフェクターはどれでもネジを外せば裏蓋が簡単に外せる構造になっている。
フットスイッチ・ジャック・ボリュームポットのナットを外すと基板を取り外せる。
ボリュームポットの下に心臓部LM3080Nが隠れている。
フットスイッチは基板に直接ハンダ付けされている。

外すと、全体的にグリスなような物が付着していてメトついている。

このスイッチはリベット止めだ。分解に苦労しそうだな・・・。

スイッチが切り替わらないので、片方は導通が無い。

リベットを外すのは専用工具を使うか、或いはドリルなどで破壊して外すかのどちらか。専用工具なんて持ってないので、ドリルや鑢でカシメられた部分を削り取って外す。
鑢だと部品に瑕が入ってしまうのは避けられないのだけれど、見えない部分だから気にしない。(汗)

ガリガリガシガシ削って何とか分解できた。

スイッチの可動部はグリスまみれで何がどうなってるのかが分からない。

グリスを拭き取ったら、軽く動くようになった。
スイッチ部もグリスまみれで中身が分からない状態。

金属の蓋のような物を外すと、バネが見えて来る。

グリスを拭き取ったら、スイッチの接点が出て来た。

接点を取り出すと、電極が見えて来る。
丸い電極は常時下側の電極と接していて、丸い電極を左右に動かすと接点に繋がってスイッチとして機能する構造である。

左右の接点は引っこ抜いたら外れた。

丸い接点をNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。
スイッチ部の接点も磨く。
動作確認の為に組み立てる。丸い接点の上に小さな樹脂部品を載せ、その上にバネを載せる。
バネの上に金属キャップのような物を載せる。
スペーサーを挟まない状態で測ってみると1cmだった。
使われていたリベットは細い中空アルミ製。
太さは1.5mm。
リベットの入っていた穴には精密ドライバーの軸が辛うじて入る太さがある。
軸の太さは2mm。
「という事は、2mmのネジで固定すれば良いじゃん」と考えて、ホームセンターで仕入れて来た。
仮で通してみたが、下にネジの頭があると端子が基板に入らない。
ネジの頭は3.3mmある。
穴のサイズは2mmしかない。
「じゃぁ、ネジの頭を削れば入るじゃん!」
削ったらスッポリ入った。
しかし、フットスイッチの部分との隙間が狭過ぎて、ナットを回せない。
改めてネジの頭をフットスイッチ側にしてみたが、やはりナットが邪魔になりそうだ。
ウーム、どうしてくれうようぞ・・・。
(続く)
この記事へのコメント
kame
Rifle
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
みうさぎ
ムムムムッですね
なんとかするのがRifleさまじゃん
さぁ頭の引き出しを開けて~
どうなるのかな?
溺愛猫的女人
ma2ma2
Take-Zee
相変わらず色んなことにチャレンジですね!
Rifle
うーん、どうしましょうねぇ?
頭の引き出しかぁ...手当たり次第開けるとするか。(笑)
溺愛猫的女人さん
サイズが小さくて老眼には厳しいですが、頑張ります。(笑)
ma2ma2さん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
Take-Zeeさん
安くあげる為にジャンク品拾って、修理で困るという、毎度お馴染みの風景ですねぇ。(笑)
いっぷく
グリスまみれのスイッチの分解から、接点の磨き、そしてネジの加工… まるで精密機器の修理のようですね。
てんてん
Rifle
リベット締結は強固に固定出来るのは良いのですけど、分解の後始末をどうするかが非常に悩ましいんですよねー。 今回は思いっ切り悩みそうです。(汗)
てんてんさん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
lamer-88
robotic-person
Rifle
移行ご苦労様です&お知らせ有難う御座います。
早速訪問させて頂きます。m(_"_)m
Rifle
ご来場有難う御座います。m(_"_)m