1か月ほど作業が中断していたけれど、ようやくピックアップを入手できた。
ヤマハSLシリーズで使われていた純正ピックアップ「L-II」である。
お値段は4千円弱。中古にしてはかなり高かったのだけれど、背に腹は代えられない。(汗)
裏側を見ると、何故かボンドでネジの部分を固定している。調整して欲しくなかったのだろうか?
ネット上を彷徨って色々調べたら、このStudio Lordシリーズのハムバッキング・ピックアップは4種類あるらしい。
具体的には以下の通りである。
- フィンガーボードがエボニーの機種には「L-I」
- フィンガーボードがローズの機種には「L-II」
- フィンガーボードの材質とは無関係に、ピックアップカバー無しなら「L-III」
- フィンガーボードがストライプドエボニーの機種には「L-IV」
後継のLPシリーズには違う型番の物が使われているので、このピックアップはSLシリーズ専用だったようだ。
念の為にテスターで抵抗値を測ったが、勿論正常の範囲内。早速改造に取り掛かる。
コイル部に巻き付けてあるビニルテープを剥がすのだが、劣化していて途中で千切れたりするので、予想以上に梃子摺った。
しかも、コイル一つ一つにもテープが巻かれている。手間暇かけて作られているのが分かる。
コイルを外すと、高さ調整には薄い木片が使われていた。
古いシールド線を外して4芯シールド線に付け替える。線が細い上に、ハンダ付けされた部分は経年劣化が激しかった為、劣化した部分を切り詰めてからハンダ付けした。
ビニルテープの千切れていない部分を使って元通りに巻いておく。
ギターに取り付けると、こんな感じ。
なお、ピックアップカバーは本来ピックアップのベースプレートにハンダ付けして固定するのが一般的なのだけれど、今は単に被せてあるだけ。
ピックアップカバーを取り付けると高音域が少し減衰する為、実際に音を聞いてからハンダ付けするかどうかを決める積もりである。
さて、残すは配線のみとなったが・・・ありゃ?リアピックアップの配線が一寸短いかも???(汗)
ボリュームポットに配線できれば問題無いが、一寸ギリギリかなー?
今回はコイルタップ可能とする為、スイッチ付ポットを使う。フェイズアウトにならないよう、ちゃんと配線を考えなきゃいかんよなぁ・・・。
(続く)
この記事へのコメント
Take-Zee
ギターも趣味の一つですか、多才ですね!!
ふるたによしひさ
溺愛猫的女人
ma2ma2
Rifle
弾ける訳ではないんですけど、何故か複数持ってます。(笑)
ふるたによしひささん
ma2ma2さん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
溺愛猫的女人さん
拙者も路線図はルーペが無いと辛いです。
まぁ今時紙媒体を使ってる方が珍しいのかも?ですが。(笑)
kame
てんてん
いっぷく
robotic-person
私のVesta GrahamのVGD1000、近年、セミアコ用ケースSA-EHD ( PLAYTECH )に入ったままで、強く反省 (^_^;
Rifle
VGD1000は当時プロの方が皆持っていたと言われた名機ですね。
時々音を出すだけでもドンドン良くなりますよ。(^^ )
lamer-88
今後とも、よろしくお願いします。
楽器が弾けるなんて尊敬してます。
robotic-person
年度末の書類作成のため、「我慢、我慢・・」となっています。
ぼん
Rifle
こちらこそ宜しく御願い致します。
なにせ練習嫌いなので、ギター類はまだ弾けるほどには至っていないです。(汗)
robotic-personさん
ケースは時々開けて換気する方が良いみたいです。
ぼんさん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m