LEDが点かないのは何故か・・・の前に、改めて回路図を見る。
前回も書いたけど、この部分はミレニアムスイッチ(ミレニアムバイパス)になっている。
ミレニアムスイッチとは、本来なら入出力とLEDのオンオフには3PDT(9ピン)フットスイッチが必要になるところを、DPDT(6ピン)で全てを賄うように考えられた回路を指す。
# DPDT:double-pole/double-throw(2極双投又は2回路2接点/ON-ON)、
# 3PDT:3-pole/double-throw(3極双投又は3回路2接点/ON-ON)の略。
9ピンのフットスイッチは価格が高い為、6ピンで済ませようとして考案された回路である。
因みに、「ミレニアム」の語源は2000年頃に発売されたRAT2に使われていた回路だから、という事らしい。
よく見かけるこの手の回路は、回路図のR14がダイオードになっている。勿論、この22MΩのままでも問題無く動作する筈。
だけど、動かない・・・「じゃぁダイオードに置き換えて見るか。」
R14はこの位置(赤丸で囲んだ所)にある。
用意したダイオードは他の基板から外してあった物なので、品番は不明。
念の為に順方向の電圧降下を見ておく。
一般的なシリコンダイオードの範囲に収まっているから大丈夫だろう。
R14を抜いてダイオードをハンダ付けする。
これでテストしてみ・・・ありゃ?やっぱ点かんじゃん。(汗)
という事は、Q2の故障としか思えない。
基板からQ2を外す。オーディオやスイッチング用のJFET・2N5458である。
先ずはマルチテスターLCR-T4でテストする。
「ありゃりゃっりゃっりゃっ?Vgsが1.2Vもある???」念の為に、もう一つのマルチテスターLCR-TC1でテストする。
「え?バイポーラトランジスタだって???JFETなのに・・・。」どうやらゲート端子から電流が漏れているようだ。これでは使い物にならない。
# 流石「ジャンク品」だけの事はあるなー。(^^;)
部品箱から中古のJFET・2SK43を出して、基板にハンダ付けした。足の着き方が違うので、取付には要注意だ。
これで大丈夫な筈。ケースに収めた。
改めて動作を確認する。
まず、エフェクト・オフの時はLEDは点灯せず、普通のギターの音が出る。
フットスイッチを一回踏んでエフェクト・オンにすると、LEDが点灯して、歪んだギターの音になる。
何度もフットスイッチを踏んで確かめたけど、動作は正常。これで回路側の修理完了だ。
ネジ穴2ヶ所がナメてしまっているのは、素人では一寸やそっとでは直せない。
そこで、ダメになったネジ穴をホットメルト(グルーガン)で埋めて、ネジが引っかかるようにした。
少々緩いけれど、何とかネジ止めできた。ただ、グルーの強度はかなり弱いので、ネジを外すと取れちゃうだろうなー。(汗)
剥がれないようにそーっとネジを捩じ込んで作業は完了である。
序に、後付け引き出しの仕切り板もホットメルトで固定した。
これで仕切りが外れて中身がグチャグチャにならずに済む。(笑)
RAT2は軽く直せる積もりだったのがかなり梃子摺ったけれど、ようやく正常に使えるようになった。メデタシ、である。
(完)
この記事へのコメント
溺愛猫的女人
Rifle
電子回路は小さな部品が多いですけど、大きさ数ミリのチップ部品に比べれば大幅に楽です。
ただ、老眼のお陰でルーペは欠かせませんけど。(汗)
ma2ma2
lamer-88
てんてん
おぉ!次郎
Rifle
lamer-88さん
てんてんさん
おぉ!次郎さん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
Kame
Rifle
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
ぼん
lamer-88
Rifle
lamer-88さん
ご来場有難う御座います。m(_"_)m
Take-zee
回路図をみてもチンプンカンプン・・・
すごいな~ ( ゚Д゚)!
歳三君
普段明けないなら問題無いですかね?
Rifle
普通の人は回路図を見ても分からないのが普通だと思います。でないと、電子工学科の存在意義が無くなっちゃいますから。(^^;)
歳三君さん
実際に試しましたけど、ネジを緩めない限りは大丈夫です。(^^;)