ロッソコルサ新年会(その3)

(前回からの続き)  朝7時半過ぎに目を覚ます。外は既に明るくて、障子に日光が当たっている。窓を開けて外を見たら、タイ家庭料理屋さんが出来ていた。 PCでメールをチェックしたらバッグへ仕舞い、洗顔用具なども片付けて荷造りする。  9時過ぎに一階へ降りて宿代を支払う。しばし宿のご主人と雑談し、10時過ぎに出発する。  ジュリエッタに乗り込んで国道153を進む。今回、あえて県道18を走らなかったのは、路面凍結の恐れがあったから。写真を撮影するなら県道18の方が良い。けれど、谷間の道で路面に太陽光が当たらない区間が多いし、気温が低くて危ないと考えたのである。  急ぐ必要は無いのでのんびり走るが、先頭を走る軽トラは制限速度50km/hの道を35km/h弱で走ってて「いくら何でも一寸のんびり過ぎんか?」幸い、3分ほどで右折して行った。周囲は大半が雪で真っ白、陽が当たると一寸眩しいほどだ。  しばらく進んで、脇道に入ってジュリエッタを停め、フィルムで撮影する。 ここは以前にもモノクロフィルムで撮影しているけれど、カラーでは一度も撮影していないので、今回撮影の為に立ち寄ったのである。どうという事はない景色だが、何となく撮影したくなるんだよなー。  数枚撮影したら、再び走り出す。  駒ケ根市街に入ると交通量が増えるけれど、片側二車線の区間が結構長いので渋滞する事は無い。市街地を抜けると交通量は大幅に減って車数台が一列に走るような状態となる。  中川村を抜ける頃になると残雪は…

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やっちまった・・・(ライカR6)

 実は、昨年11月下旬、たまたまネット上を彷徨っていたら某オークションにLeica(ライカ)・Summilux(ズミルックス)R35mmが異常なほどの安値で出品されているのを見てしまった。  「おわっ、こりゃ安過ぎ!」と一瞬頭の中が沸騰したものの、数秒後には冷静になって「そうは言ってもオークションだから、思いっ切り値が上がって拙者とは縁の無い世界に行ってしまうんだろうなー」と。  「でも入札前から負け犬になるのも癪だしなー・・・絶対落札出来んだろうけど、念の為に一寸入れとくか」と、テキトーな金額で入札しておいた。  一週間後、拙者の所に見慣れないメールが届く。「(。´・ω・)ん?何じゃこのメール??」と思いながら中身を見ると・・・「えぇぇーっ、落札!?そんなバカな(@@;)。」お店で売られている金額の1/3以下で「こんなに安いお値段じゃ絶対落札できんでしょ!」という額で入札してあったのだけれど、その金額にすら到達せずに落札してしまったのであーる。(滝汗)  落札するなんて全く予想もしていなかったら、慌てて色んな手持ちの機材を売却処分してお金を用意せざるを得なかった。(冷や汗)  こうなると、さーぁ大変!レンズだけあっても何もできないからカメラボディが絶対に必要だ。「うーん、一体全体どうすっべ?」と頭を抱えてしまった。 # 行き当たりばったりだと、こーなるんだよねー。<(^^;)  Leicaの一眼レフRシリーズは色々あるのだけれど、故障の確率が格段に低いモデルとなると新しい…

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カメラザック購入

 一寸前の10月の話になるのだけれど、プリンター用インクを買いに近くのキタムラへ立ち寄った際に何気なくカメラバッグの棚を見ていて「これなら(ハッセルブラッドの)CF500mmが入る!」と直感したリュックがあった。しかも、三割引きである。 なので、思い切って購入してきた。ハクバGW-PROのリアゲート バックパック02M(SGWPR-RGBP2M)というバッグである。 GW-PROシリーズはハクバの最上位ランクで、造りもしっかりしている。 このバッグは背中側が開く構造になっている。 今時のカメラバッグだけあって、ノートPCを入れるスペースもある。 拙者の場合、PCじゃなくてブローニーなどのフィルムを入れる場所となる。 上側の取っ手の所に小さなポケットがある。 フィルターやケーブルレリーズを入れるのに良さそうだ。 前面上側にも薄いポケットがある。 背負って歩くと背中側は眼が行き届かないので、ここにフィルター類を入れるとぶつけた時に割れてしまいそう。今使っている露出計がギリギリ入るかどうかという薄さなので、一寸使い難いかもね。 前面には三脚を固定できるように固定用のストラップと脚を入れるポケットも付いている。 このサイズだと割り箸三脚が精一杯だろうから、拙者が使う事は無いなー。 背面下側に雨避けカバーも入っている。 確りした作りなのに何で安売りしていたんだろうと少々不思議だったが、購入した翌月ハクバのサイトを見に行ったら無くなっていた。廃番予定なので安く売られていたみたいだ。 …

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帰って来たハッセルブラッド

 10月下旬に修理に出したハッセルブラッド503CWとCF135mmF5.6マクロ&オートマチックベローズエクステンションが「修理が出来上がりました」という連絡がヒロミカメラさんから入ったので、16日に引き取って来た。 フィルムカメラの修理はいつもこのお店にお願いしている。カメラのキタムラでも良いのかも知れないが、今一つ利用する気にはなれないのだ。  戻って来たのを改めてよく見ると、全体的にとても奇麗になっている。 因みに、撮影会中に動かなくなったので、撮影会で掛けてあった保険に念の為申請してみた。すると、レンズ側は全額、ボディ側も修理費用の半額弱が保険で降りて本当に助かった。  修理伝票を見ると、ボディ側はやっぱりオーバーホールしているけれど、レンズ側は調整のみだ。 因みに、「キー」とはボディ側の巻き上げクランクレバーと連動する部分の事。 キーの隣には本体側シャッターボタンに連動する部分がある。  一通り動かして確認してみる。  まず巻き上げクランクレバーを動かすと、動きが実に滑らか。それに「えっ、こんなに静かなんだ!?」今までは回す度に「ギィイィイィ・ガシャコンッ」という音がしていたのだけれど、今は「スーーー・スコン」と音がとても小さくなっている。中古で手に入れているので新品の状態を知らないんだけれど、この状態が本来の状態なんだろうね。  ファインダーを覗くと、ピント合わせがとても楽にできる。ずれていたのを今まで知らないまま使っていたようだ。  修理後の注意点として…

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再びスポットメーターの修理(その2)

(前回からの続き)  さて、次はデジタルスポットメーターだ。動作を確認すると何も問題無い。温度変化が原因の可能性もあるので、わざと夜にベランダに1時間ほど置いて冷やしてから動かしてみたが、やはり問題無く動く。「あれ?普通に動くじゃん。」  温度が動作に影響するとなると、考えられるのは電池の劣化か、回路内の半導体の問題か、或いは配線の問題か、のどれかが原因と考えられる。  電池の劣化なら話は簡単だが、半導体となると正直言ってお手上げである。回路図が無い上にチップ部品ばかりだし、内部の動作を解析するとなると凄まじく骨が折れる。特に、マイコン内部に書き込まれたプログラムの動作を解析しようとすると、最低でもマイコン開発環境が必要だし、開発出来るだけの知識も必要だ。今から手を付けるのは現実的ではない。  拙者が以前使っていた前期モデルの様に汎用デジタルICを使った回路であれば直せるだろうが、マイコン部分が故障してしまうと正直言って手の施しようが無い。  配線の問題も発見は非常に難しい。配線材に使われているのは金属なので、小さいとはいえ温度による伸縮は避けられない。微妙な状態で繋がっている部分は、温度が低くなって金属が収縮すると接続していた部分が離れて動作しなくなるという事は十分に考えられる。  基板上の部品のハンダ不良も考えられない事は無いが、肉眼で見る限りどのハンダ箇所も奇麗で問題無さそうだった。  先ず、電池を確認する。見た事の無い「Vinnic」と言うメーカだが、ネット上…

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